南米ブラジルとアルゼンチンに挟まれた小さくて、とっても平和な国『ウルグアイ』。
南米でも最高レベルの生活水準。政治、労働の状態においては大陸で最高度の自由をもち、この国の大統領も「世界一貧しい大統領」と呼ばれ、給料のほとんどを社会活動に投資するホセ・ムヒカ大統領。この国は、安全で穏やかで、楽園みたいな国でした。

話題になったムヒカ大統領のスピーチ(日本語訳付)

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80%がヨーロッパからの移民

出典 http://www.surexperience.net

元々平野でパンパが広がる土地、様々な国に占領される歴史を持ち、今ではイタリア系をはじめとするヨーロッパの血を引く人達が暮らしています。
とにかく、人なつこくて穏やかな人達。ヨーロッパの技術をこの地でも活かして特に農業においては、最高の物を産み出そうと制限のない追求が、ユニークで世界でも高水準のものを清算している興味深い国なのです。

『南米のトスカーナ』と呼ばれるオリーブ農園

出典 http://www.colinasdegarzon.com

ウルグアイのリゾート地、プンタデルエステから北に約1時間の場所に、巨大な農園があると聞いて、足を運んでみました。
イタリアのグルメの精神を受け継いだAgroland SA(アグロランド株式会社)が、高品質と健康をテーマに4200ヘクタール以上のこの高原一帯の開発。そこに暮らしていた600人の住民と一緒に!

贅沢なのにどこか落ち着くのどかな雰囲気

出典 http://www.colinasdegarzon.com

農園の門から広い農地を進み、受付にたどり着いてまず驚くのは、赤石で作られたモダンで洗練されたデザインの大きな建物のオリーブオイル工場。不思議と自然と調和し、敷地内の池や畑、そして動物達と一体化して農園全体が素敵な風景になっています。

カピバラや鳥などの小動物ものびのび

出典SUR Experience

南アメリカ東部アマゾン川流域を中心とした、温暖な水辺に生息するカピバラや、ウルグアイの鳥、セアカカマドドリ(Fumaridos)やその巣などにも出会います。
農園の中は本当にリラックスムードです。

出典SUR Experience

青々としたオリーブの実をつけたオリーブ畑が延々と続くのですが、ある一部分、よく見ると継ぎ木された木の一帯がありました。この土地では育たないとされたアーモンドの木です。農園のオーナーの奥様がアーモンドが大好き。そこで、品種改良を重ね、桃の木に継ぎ木して作ってみせたんだそう。

ディズニーランドの様なエンターテイメント

出典SUR Experience

オリーブオイルの歴史や、作り方の説明をする施設には、映像で説明する映画館や、大きな暗い部屋に移動させられたと思ったら、突然両サイドの引き戸が開き、一面大きなガラス張りの窓、そこからオリーブオイル精製所を眺められる仕掛けになっています。

OLIVE JAPAN 2014 国際オリーブオイルコンテスト金賞受賞

オリーブオイルは、オリーブを採ったらいかに早く搾油するかがキーポイント。ここの製品はすべてエキストラバージンオイルで酸度0.2%未満。 酸度とは、オリーブオイルの酸化の度合いを示す言葉で、この数値が低いほどそのオリーブオイルは新鮮だということ。
新鮮なオリーブの深い黄金色と、強烈なフルーティーでクリーンな香り。苦みと、喉を通るときのスパイシーさ。この絶妙なバランスが、世界最高品質の称号を受賞し続けるに値するウルグアイに住みついたヨーロッパ人の努力の結晶なんだと感心します。

ワインテイスティングのようにオリーブオイルもティスティング

出典SUR Experience

そして、クライマックスはいよいよオリーブオイル・テイスティング。まずは品種の異なるオリーブオイルをテイスティング。
手順は以下の様な感じで…。

1. 香りをかぎ、口に含む。
→フルーティーさ(かおり)を判断します。
2. 口の両端からたくさんの空気を含ませる(大きな音をたてて)。
→ビターネス(味)を感じます。
3. 飲み込む。
→スパイスネス(喉越し)、喉をさすような辛い感覚を覚えます。
この感覚が強いほどポリフェノール含有量が多いとのこと。

新鮮すぎる香りや味の苦みもそうですが、飲み込んだ時の感覚は驚きです。

オリーブオイルの他にも、ワインや、ホテルなど、贅沢でありながらユニークで愛らしいウルグアイの最高品質を今後もお届けしていきます!

この記事を書いたユーザー

市川 芽久美 このユーザーの他の記事を見る

『旅行』に関係する仕事をやれるだけやってみようと思い、日本とヨーロッパの旅行会社、航空会社、旅行業界誌、旅行展示会と経験してきました。その中で、日本人にとって、潜在的な魅力がまだまだあると感じた中南米。仕事でのご縁があり、エクアドルへ。
生活、文化遺産、自然など南米の魅力を自分の目で再確認した今、より多くの人に、南米の魅力を実体感してもらいたい、伝えていきたいと思っています。
また、日本への興味が高いラテンアメリカの人たちに“美しい日本”を案内し、双方向の旅の紹介をしています。
『SUR スール』代表 Facebookページ: surexperience

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