「西湖堂」というパン屋が始まり。

西湖堂そだち。

出典 YouTube

30年以上前、サンテレビで流れていたもの。

西湖堂のチェーン店の名前が「バードチェーン」。

西湖堂パンとは神戸にも工場を持つ、京都が本社の老舗のパン屋。その頃、大阪で有名だった「城東パン」を買収するほどの勢いがあり、チェーン展開は当時66店舗にまで上ったという。そのチェーン名が「バードチェーン」でした。

そこで新しいスタイル「揚げパン」を売り出すことに決め、そのパンの名前が「ニューバード」。このニューバードは瞬く間にヒット商品となり、当時の子どもたちの間では定番のおやつだったのです。

大ヒットとなったニューバードは、バードチェーン以外のパン屋さんでも、こぞって作られました。お店独自のアレンジを加えたところもあれば、ほぼ西湖堂と変わらないものも存在。その後、ニューバード考案元であった西湖堂が倒産、バードチェーンも消滅。ただ時代を席巻した「ニューバード」という名前とそのパンは、今でも老舗のパン屋さんで見かけることができます。

今でも飛ぶように売れる「まるき製パン」のニューバード。

では、ニューバードって一体どんなパンなのよ?というわけで。
基本的には・揚げてある・カレー味である・ソーセージ入り、これが揃って初めてニューバードと言えるのです。

京都でもその代表格が「まるき製パン所」のニューバードでしょう。

まるきのニューバード

出典 http://ameblo.jp

四角く細長く切られたソーセージ、パン生地にカレー粉がまぜられている。カレーパンよりも刺激が少ないので、お子様にも安心。

「たまきベーカリー」は今、「モグモグベーカリー」に。

「宇治橋通り商店街」の中にある「ベーカリータマキ」は今「モグモグベーカリー」と名を変えています。そして、しっかりニューバードは健在!実はこちら、京都で一番人気のパン屋さん「たま木亭」のお父様のお店なのです。

通称:たまきのニューバード。

出典 http://blogs.yahoo.co.jp

こちらはパン生地に、カレーが練り込まれていない模様。でもソーセージの周囲にほんのり黄色が。

田井弥製パン所のニューバード。

こちらも大正時代(大正9年)に創業された老舗のパン屋さんです。安井金毘羅宮の斜め向かい。ニューバードから一時は「ウィンナーフライ」へ改名しました。今またニューバードがじわじわブームになりつつあるため、やっぱり「ニューバード」へ。魚肉ソーセージが一本入った揚げパンは、シンプルで懐かしい味。

ウィンナーフライ改ニューバード。

出典 http://tabelog.com

ニューバード→ウィンナーフライ→ニューバードと、名前は変われど、当時の赴きはそのままに。こちらでは、ゆで卵入りカレーパンも人気です。

モノポールのニューバード。

1985年創業、ご夫婦でひっそりと営まれているお店で、ニューバードを発見です。西小路七条交差点角にある小さなパン屋さん。こちらはソーセージをカレー粉でまぶし、生地で包んで揚げたものです。

カレーがほんのり見えていますね。

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西院のクリークにもニューバードが。

嵐電西院駅へ向かう途中のアーケードの中にある、昔から地元で愛されているパン屋さんです。こちらはパン生地にカレー粉が練り込み型のようですね。

クリークのニューバード。

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まだまだあります、ニューバード。

伊勢田のコムギコ

コムギコのニューバード。

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夕方には売り切れますが、一応毎日提供しています。

幸せの100円パン職人 丸太町御前店

100円+消費税でニューバード。

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ラ モワッソン

お洒落な雰囲気の今風パン屋さんに、ニューバードも顔をのぞかせています。そこに並ぶと昔の菓子パンだったようには見えません。

お洒落っぽいパンに。

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松尾大社のポシェット。

カフェレストラン併設のパン屋さんです。

松尾大社へ行くなら。

出典 http://tabelog.com

お総菜パンがいっぱい並んでいますね。ニューバードは他よりも多めに作られているのでしょうか。トレイの2/3を席巻しています。

大正製パンはロングバード。

大正8年(1919年)創業の「大正製パン所」は、西陣にあります。こちらは「ロングバード」という名で売られ、粗挽きウィンナーを使用されているのが特徴です。さらにケチャップで味がつけられていて、揚げパンでありながら、アメリカンドッグをほうふつとさせるものでもありました。……が残念なことに今では販売停止。代わりにカレーパンが大人気です。

大正製パンのロングバード。

出典 http://blogs.yahoo.co.jp

バードにケチャップは斬新でした。カレー味ではないので名前を買えたようです。現在売られていないのは、残念ですね。復活を熱望します。

京都のご当地パン「ニューバード」をぜひお試しあれ

探してみるとまだまだたくさんのニューバードが、売られていました。お店によって食感や味、カレーだって変わるはずです。これらを食べ比べてみるのも面白いでしょう。もちろん根っからのニューバードファン、ニューバードコレクター、ニューバードマニアでも、今一度口にしてみると、また違った感覚が芽生えるかもしれません。京都のパンの歴史の一幕。お越しの際はその歴史ごと、味わってみるのも面白いのではないでしょうか。

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