みなさんは『ベリーペイント』という名前を聞いたことがありますか?
聞いたことはなくても、見たことはあるかもしれません。
今回は、富山県で唯一『ベリーペイント』が出来るお店『へそ窓』の
店主・野尻あゆみさんに取材してきました。

『ベリーペイント』とは?

その名前の通り、『ベリー(おなか)ペイント(描く)』は、
妊婦さんのおなかに描く『アート』のひとつです。
欧米では大きな大会があるほど有名なものらしいですが、
まだまだ日本では、あまり知られていないようです。

『ベリーペイント』のルーツには、『ヘナ』という植物の葉を
乾燥させ、粉にして染料として使う『メヘンディアート』というものがあり、
その『ヘナ』はアラビアで
祝い事や、幸せになるため、美しくなるため、自分を守るために
使われているようです。
妊婦さんや胎児を邪悪なものから守る魔除けのアートだと言われています。

『ベリーペイント』を始めたキッカケは?

野尻さん自身も、最初は『ベリーペイント』を見たことはあっても、
正式名称は知らなかったそうです。
2人目を妊娠中に、子供がいても働ける方法を模索して、
ベビーマッサージや妊婦さんへのマッサージの資格をとっていたときに、
インターネットで『ベリーペイント』のことを知り、習得できる場所を見つけて、
そこで描き方だけじゃなく、
妊婦さんに対しての注意するべきことなどを学ばれたそうです。
ほかの『ボディペイント』とは違って、妊婦さんを相手にするので、
ただ描き方を知っているだけではダメなんですね。

店名『へそ窓』の由来は?

出典 http://ameblo.jp

生まれた子供が言葉を喋れるころに、胎内にいたときのことを話し出すという
『胎内記憶』のエピソードで、
子供が「おへその窓から外を見ていた」とか、妊婦さんのおへそから
窓を覗き込むように「おなかの赤ちゃん、元気だよ」と言ったという
エピソードを知り、「おへその窓ってステキな表現だなぁ」と感じ、
それを店名にされたそうです。

『ベリーペイント』が出来るまで

ペイントは、お客さんの希望を聞いて、野尻さんが2~3パターンの下書きを作成し、
水性の特殊な染料を使って、妊婦さんのおなかに描いていきます。
それが1時間くらい。あとは、記念撮影。合計2時間ほどで終了するそうです。
(※ペイントの内容により時間がかかることも。)

時には、いっしょに来店した旦那さんに、週数を書いてもらったり。
初めは興味がなさそうな旦那さんも、そうすることで
楽しんで参加してもらえたりするそうです。
お子さんが生まれる前の、最後の夫婦二人だけの記念撮影になったり。

フォトブックがお客さんの元に届くのは、それから約1ヵ月後のようです。

芸能人である妊婦さんが『マタニティフォト』をネットで公開して話題になり、
それを検索してて、この『ベリーペイント』を知る人も少なくないとか。
『マタニティフォト』で、芸能人のようにヌードになるのに抵抗がある人たちが、
『ベリーペイント』では、『アート』という意識でやってみたいと
思う人が多いようです。

『ベリーペイント』をやっていてよかったこと。

初めての妊娠で不安や心配を抱えている妊婦さんがいらっしゃることもあるそうで、
3人出産した経験がある野尻さんがペイントしながらお話をしていて、
不安や悩みが解消されることもあるようです。

また、ペイントのデザインで要望が多いのが『赤ちゃんの絵』で、
ご夫婦で来店されて、妊婦さんのおなかに赤ちゃんの絵が出来上がると、
目に見えなかった胎児を感じることができて、
それまで父親として実感がなかった旦那さんも、
おなかに話しかけるようになったりするそうです。

撮影時に、お客さんご自身も携帯カメラで撮影して、
その画像を『お守り』のように、出産時に持っていたとか。

妊婦さんの付き添いで来られた母親が、
「私の頃は、こういうの無かった。私もやりたかった」と言っていただけて、
久しぶりに母と娘で記念撮影を楽しまれたり。

そのほかにも、様々なお客さんと出会って、
たくさんの心温まるお話や場面に出会い、
そこに野尻さんの『ベリーペイント』が関われたことが嬉しいんだとか。

妊婦さんだけですか?

『ベリーペイント』を産後に知ったという人も少なくなくて、
肩や胸元にペイントして『授乳フォト』を希望される人もいます。

『授乳フォト』というメニューがあります。

もう卒乳する直前に、
『卒乳記念』として『授乳フォト』の撮影にくるお客さんもおられるとか。

また、普段の生活で奥さんばかりが撮影者になってしまい、
なかなか子供と自分の、ステキなツーショット写真が少ないと
嘆いているお客さんも『授乳フォト』で撮ってもらって、
それがフォトブックになるのを、たいへん喜んでもらえるんだとか。
たしかに、旦那さんがすすんで写真を撮ってくれても、
子供ばかりの写真だったりしますからね。

ペイントはその日に消えます。

『ベリーペイント』も『授乳フォト』用のペイントも、水性なので、
その日にお風呂へ入れば消えてしまいます。

「せっかく描いてもらったのに、もったいない」という人もいて、
おなかのペイントを『布』に転写して、額に飾ることも出来るとか。
(※サービスではなく、オプションです。)

野尻さんの今後の希望

「自分の作品を通して、もっとたくさんの人たちと繋がっていきたいです。」
と語る、野尻あゆみさん。
ご自身も3人のお子さんを抱えるママなので、
『ベリーペイント』や『授乳フォト』で
多くのママさんたちと仲良くなっているそうです。
「ワークショップとかイベントとか開いてみたいです。
いっしょにアートを描いたり、
楽しい時間をみんなといっしょに過ごしたいです。」
と、笑顔で語ってくれました。

妊娠、出産、育児・・・女性の人生にとって
命がけの出来事になることですが、『ベリーペイント』によって
その安全・安心を祈り、
「生まれてくる子に会うのが楽しみになりました」という妊婦さんも
いらっしゃるぐらい、不安を払拭するには楽しい気持ちが一番なのかもしれません。

都会では、徐々に浸透しつつある『ベリーペイント』ですが、
ここ富山県では、まだまだ認知度が低いほうです。
ご相談によっては、県外出張もされることがある野尻さん。
ぜひ、全国のママさんたちに野尻さんの楽しいお人柄に触れていただきたいです。

ご興味ある方は、ぜひ野尻さんのブログへ

こんにちは^^
ベリーペイントと手描きTシャツのへそ窓*お絵描きフォトグラファーの野尻アユミです。
妊娠中、毎日少しずつ大きくなっていくお腹。
元気な赤ちゃんをたくさん感じることができて、本当に幸せですよね^^
ただ、すでに出産を経験したママさんからは、

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芸名ではなく本名「みちこじまだいごろう」。本業は『絵描き士』。屋号は『D56』。
今までに、ありえないタイミングで笑いの神様に愛されてしまい、世界一タイミング悪い男として、自他共に認められている。ブログに掲載している爆笑エピソードは100を超えている。
http://ameblo.jp/goromichi/

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