オーストラリアのブリスベンで美容室を経営していたナーディア・ミラーさん(25歳)は嚢胞性線維症(のうほうせいせんいしょうーCF)を患い、両方の肺移植をうけました。ですが、2年以上経ってからそれらが拒否反応を起こし、命を脅かされています。

そしてとうとう先週の水曜日、医師は彼女の余命は後1週間だと宣告しました。そして先週の日曜日には、彼女は緩和ケアに移されました。

ナーディアさんのインスタグラムより

ナーディアさんの婚約者ライアンさんは、「彼女を殺そうといるのはCFではなく、3ヶ月前に診断された”肺移植による慢性的な拒絶反応である”と医師は言いました。

CFは23年間の彼女の人生の一部であり、両側の肺移植を必要としたが、手術後の最初の11ヶ月後には完璧だったのですが、その後は拒絶反応が出続け、彼女は何度も治療を受けて来ました。」と語りました。

婚約者のライアンさんと一緒に

「ドナー特異抗体を停止させるために、血漿交換を繰り返したが、何も機能しなかった」とライアンさん。

ナーディアさんは、死を目の前にして、臓器提供の重要性を皆に知ってもらうことを望んでいると言います。

「人々が人生で2度目のチャンスを持つ唯一の方法は、臓器提供者の存在です。」

ナーディアさんのいとこであるTachaeさんは、「彼女はけして終わらない病気と闘うために、そして呼吸するために、2014年に肺移植を受けました。」と語りました。

「新しい肺が人々の生活をどのように変えたかについての話を聞いても、ナーディヤはそれほど幸運な方ではありませんでした。肺移植を受けた後、彼女は自分が病気(拒否反応を起こしている)とは気付かなかったのです。」

肺移植を受けた後、彼女は美容室を始め、婚約者のライアンさんと一緒に家を買い、3匹の犬を飼い始めました。

「彼女は自分の夢であった美容院を開きました。なぜなら、彼女は彼女の婚約者に負債を負わせたくないので、仕事をやめたくなかったからです。しかし、残念ながら、ナーディヤは既に闘いに敗れています。彼女はもう戻っては来ないでしょう。」といとこは語りました。

いとことその妹Ainsleyさんは、ナーディアさんの意思である”婚約者に負債を抱えさせたくはない”という気持ちを尊重するために、”gofundme”にて寄付を呼びかけました。

目標額は$10,000(約868,950円)でした。するとわずか6日間で約400人以上の人たちから寄付が集まり目標額を超える$15,000(約1,303,350円)が集まり、開始9日目の現時点では1,169人からの寄付があり目標額の3倍以上の$32,887(約2,857,617円)が集まっています。

「自分の人生は病院に入ったり出たりの繰り返しで、誕生日、クリスマス、そしてマイルストーン(物事の節目)を欠いている」と彼女はSNSに書いています。

現在のナーディアさんは、緩和ケアにて24時間酸素マスクが必要な状態となっています。

一週間前に投稿されたナーディアさんの写真 現時点ではこれが一番新しい投稿となっています。

ナーディアさんはインスタグラムにこう書いて上記の写真と一緒に投稿しています。

恐らく私の人生の中であなたのことを知っていたかもしれません、恐らく私はあなたのことを10年間、知っていたかもしれません、恐らく私はあなたのことを短い間だけ知っていたかもしれません、しかし、1週間後には私は二度とあなたと顔を合わせることはなくなることでしょう、二度と話すことも、触ることも、抱くこともないでしょう。

しかし、私はいつもあなたのことを愛しています、私たちが築いた友情を、私たちが作った思い出を愛しています。

出典 https://www.instagram.com

ナーディアさんのインスタグラムより

3週間前にナーディアさんが2017年の目標として書いたこと

もっと笑う、強く愛する、旅行をもっとする、楽しいことをたくさん行う、嫌なことは少なく

私の人生において関わってきたすべての人たちには何がしかの理由があります、そして私は自分が最も恵まれた人間であったと思います。なのでこのクレイジーな世界で私に関わってくれたすべての人たちに対して、感謝します。

私にとっていい影響を与えてくれた人も、そうでなかった人も、私という女性ができあがるために必要だった人たちです。

出典 https://www.instagram.com

ナーディアさんのインスタグラムの投稿(続き)より

先月のナーディアさんの誕生日に母親が作ってくれたバースデーケーキ

物事は常に思い通りに行くとは限りません、私がけして持てなかった巨大な物、私がけして行くことができなかった場所、私がけして見ることができなかった物。

しかし、私はいつもそれらを見ています。いつも。笑いながら。何故なら私はここにいるからです。私は絶対に諦めません。

私はけして諦めません。私が持っていない物に対して。でも、今は静かにそれを見送りましょう。

出典 https://www.instagram.com

ナーディアさんのインスタグラムの投稿(続き)より

出典 https://www.facebook.com

昨年8月のナーディアさんの写真

私の葬儀についての詳細は、すべてが整理されたら投稿されます。

どうか私のために悲しまないでください。私が望むことは、”一度でもあなたの日々を明るくした少女であったとして私のことを記憶にとどめてくれること”。そしてどうかあなたの人生を最大限に生かすようにと、私は願っています。 N x

出典 https://www.instagram.com

ナーディアさんのインスタグラムの投稿(続き)より

出典 https://www.facebook.com

「心配しないで」この言葉がナーディアさんのフェイスブックのカバー写真になっています。

ナーディアさんのフェイスブックページは、上記カバー写真を今年1月15日に変更されて以来、更新されていませんが、そこには63件のコメントが投稿されています。


あなたは天使よ!

あなたは本当に美しい女性です。

地球上の天使

あなたはいつも正しいことを言っているわ

愛しています

あなたは素晴らしい女性。愛しています。

と殆どのコメントにハートマークがたくさん入っています。

また、上記ナーディアさんの(最後と思われる)メッセージが投稿されたインスタグラムには、13,466件のイイねという反応があり、世界中からのコメントが2,570件入っています。

鉄の強さと希望…(スペイン語)

あなたは特別な人です(イタリア語)

私はあなたが良くなることを願っています(スペイン語)

お大事に(スペイン語)

神よ、美しいナーディヤ。 あなたは本当に多くの人々のインスピレーションであり、力強さは見事です。 天使のあなたにノルウェーからすべての愛を送ります。(ノルウェーより)

微笑むことをやめないで!(英語)

神の祝福あれ(英語)

すべての愛を捧ぐ(英語)

インスタグラムのコメントにも、ハートマークがたくさん入っています。

世界各国のメディアも彼女のことを取り上げています。

オーストラリアのニュース

ニュージーランドのニュース

イギリスのニュース

スペイン語のニュース

ナーディアさんは、臓器移植を受け、その拒否反応が原因で命を失おうとしているにも関わらず、「人生で2度目のチャンスを持つ唯一の方法は、臓器提供者の存在」と臓器移植の重要性をみんなに知ってもらいたいとしています。

確かに、移植していなければ、ナーディアさんはこの2年間を生きることはできなかったのかもしれません。彼女にとって臓器移植を受けてから得た2年間は、フィアンセと一緒に暮らすための家を購入したり、夢だった美容室を始めたり、犬も3匹飼ったりと、とても充実した日々だったことが想像できます。2年という限られた時間でしたが、その日々を持てたのは、臓器移植のおかげ、そして臓器提供者がいたからこそという思いが、きっとあったのでしょう。

ナーディアさんは、約1週間前にインスタグラムとフェイスブックを行進して以来、どちらも何も投稿されていませんので、今、どういう状況なのかわかりません。

奇跡が起きることを望みたい気持ちもありますが、それはもう望めないようなので、せめて彼女が苦しんでいないことを祈りたいと思います。

彼女はいつも微笑んでいました。その笑顔は、永遠に人々の記憶に残ることでしょう。

参考資料

最後に、日本での臓器提供については、下記リンク先に詳細がありますので、是非、一度目を通してくださればと思います。

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