整理収納アドバイザーの筆者は仕事上、モノに占拠されている部屋を見ることが珍しくありません。

モノを大事にすることは良いことですが、モノが占拠している部屋の奥は、もはや未知の領域となってしまっていることも。このような状態では決して大事にしているとは言えません。

そこで、今回はモノが占拠している部屋の弊害ついて、書いていこうと思います。住居購入やお引越しをお考えの方は、ご参考になさってくださいね!

■モノ専用の部屋は、「お金のムダ」!?

家を購入するにしても、賃貸するにしても「広さ」は誰しもが重視するポイントですが、毎月のローンや賃貸料の一部を意味のない空間に支払っていると考えるとどうでしょう?

家計の出費の中で、最も大きな支出なのにもったいないですよね。筆者のお客様で、何年も前の引越しから開けていないダンボールが4箱あった方もいらっしゃいましたが、実に小さいクローゼット3/4程度を占めてしまう量です。

結果的にその方が手放した量は6畳の部屋1部屋分にもなりました。この方は新しい家が決まっていましたので、選び直すことはできませんでしたが、モノのためにローンや賃料を多く拠出することになってしまいました。

■たくさんのモノが、体や心に及ぼす弊害

いくらクローゼットや棚でも、使わない(移動しない)モノが隙間なく詰まっていると、その場所の空気が淀み、ホコリやカビの発生原因になったりします。換気される隙間がないからです。こうなるとホコリやカビが発生したりしますのでアレルギーの原因になることも。

また、このような状態だと探し物をするのは苦痛ですし、特に急いでいる時などは大きなストレスになります。時には夫婦ケンカの元になることもありますよね。

■広い家に引越すと、かえってモノが増える

家が狭いことが原因と考える方もいらっしゃいますが、残念ながら多くの場合、広い家に引越してもモノに悩まされることが解消することはありません。

郵便受けに入るダイレクトメールや各種クーポン券、お子様が学校で作ってくる工作など……お金を使わなくても毎日多くのモノが家に侵入してきます。

広さに余裕があれば、モノをとっておきたい欲求を満たせるので、それだけ「とっておく」だけなんです。

根本的な考えを直さないと、モノはどんどん増えていきます。

■理想の空間に住みたいのなら、「コンパクトな家」がオススメ!

もし筆者が新築や引越しのご相談を受けたら、基本的に広い家はオススメしません。ご依頼いただく方の理想を叶えられる「コンパクトな家」をオススメします。

モノが収まる空間を探すよりも、大事にしていることを叶えられる空間を探す方が楽しいですし、前向きになれます。

どんな暮らしをしたいか優先度が明確になっていれば、モノに対する優先度が低くなり、狭い収納に収まる量にコントロールするしかなくなるので、整理できるようになります。

これはモノの管理ができるようになるだけでなく、思考が整理されるようになるので、生活や仕事全般で良い影響が出ることも期待できますよ。

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