もし、あなたの目の前で子犬が捨てられたら、どうしますか?

これは、米国ノースカロライナ州在住のタニヤ・スリットさんが、今年6月、実際に体験したお話です。

タニヤさんは、同州にある非営利の動物愛護団体の管理責任者として働いています。

今年6月のある日のこと、タニヤさんが公園で、子供たち2人と愛犬のチワワを遊ばせていた時に、1台の車が停まり、可愛らしい子犬と1人の女性が出てきました。子犬には、ちゃんとリードがついていました。

その女性は、子犬に対して、公園にいたガチョウを追いかけるように指示しました。子犬は言われた通り、ガチョウの方に嬉しそうに走って行きました。

その微笑ましい光景を見て、タニヤさんは幸せな気持ちになったそうです。

でも突然、女性は信じられない行動をとったのです。

女性は、ガチョウを追いかけて走って行った子犬を置き去りにして、自分の車に戻り、あろうことかそのまま走り去って行ったのです。

そのことに気がついた子犬は、女性の車の後を必死で追いかけ始めました。そして、子犬は危険な道路に飛び出してしまったのです。

タニヤさんは、目の前で起きた信じられない光景に愕然としました。

次の瞬間、彼女は走り出しました。道路に飛び出てしまった子犬の後を無我夢中で追いかけたのです。

そしてなんとか無事、子犬を保護することができました。その後、タニヤさんは、子犬を自宅に連れて帰りました。

自分を置き去りにして走り去った女性のことを、必死で追いかけた純真な心を持った子犬に対して、この女性が取った誠に惨いとしか言いようのない行動に対して、タニヤさんはとてもショックを受けたと同時に、腹が立って仕方ありませんでした。

タニヤさんはその夜、ファイスブックに子犬の写真を載せて、目の前で起きたこの残酷な出来事を書きました。それは、その女性に対して宛てた手紙という形でした。

 今日、公園で子犬を置き去りにして車で走り去った心無いあなたへ。私はあの時、2人の子供と愛犬を連れて公園にいました。そして、あなたがしたことを一部始終目撃していました。(中略)あなたが走り去った後、子犬はあなたのことを必死で追いかけて危険な道路に飛び出しました。それを私が保護しました。
 すでに子犬はアニマルシェルターに連れて行き、マイクロチップをスキャンしています。私はまだ子犬に名前は与えていませんが、この子犬はもう安全です。夜寒くて震えることもないし、お腹を空かせることもありません。そして、あなたがまるでゴミを捨てるようにこの子犬に対して行った酷い体験は、この子犬は二度と味わうことはないでしょう。

出典 https://www.facebook.com

タニヤさんがフェイスブックに投稿した手紙の内容

タニヤさんのフェイスブックへのこの投稿に対して、現時点で、この投稿を読んで”いいね!または、超いいね!もしくは、悲しいね!”と60万人以上の人たちが反応しました。そして、この投稿に対するシェアは、137,100件、コメントは7万7千件も入っています。

「あなたのとった行動を尊敬します。(フランス語)」「素晴らしいです。(日本語)」「神の祝福を(英語)」「このかわいい子犬をよくぞ救ってくれました。あなたは天使です。(英語)」などなど、タニヤさんのとった行動を称賛する世界中の人たちからのコメントが寄せられています。

タニヤさんは、子犬に”レミー”という名前をつけ、自分が働く動物愛護団体で里親を探すのでなく、タニヤさん自身がレミーの里親になりました。あんなひどい捨てられ方をしたレミーを、自分の手で幸せにしてあげたかったのかもしれません。

タニヤさんは、今回のことでレミーのことをとても気にかけてくれている人たちが大勢いる事を知り、レミー専用のフェイスブックページを立ち上げ、その後のレミーの生活ぶりを現在も投稿し続けています。

タニヤさんは、レミーが目の前で捨てられた衝撃的な光景が忘れられず、あれ以来公園には行けないで過ごしていました。タニヤさんが子供たちとそしてレミーと先住犬のリリイを連れて再び公園を訪れたのは、約1ヵ月以上経ってからでした。

今日、レミーが捨てられたあの公園をあれ以来初めて訪れました。子供たちが公園のブランコで遊んでいる時、レミーとリリイは私と一緒に待っていました。私の今の気持ちをうまく表現できないのですが、私はレミーとここで出会えたことを感謝しています。(中略)あの日のことは悪夢のような出来事でしたが、レミーは私たち家族にとってとても純粋な恵みとなりました。私はもうレミーなしの生活は考えられません。神は私にレミーという天使を授けてくれたのだと感じています。(後略)

出典 https://www.facebook.com

レミーが捨てられた公園にあれ以来初めて訪れたタニヤさんの心境

タニヤさんは、レミーの物語を一人でも多くの人に伝え、動物たちの純粋な心と命の尊さを知ってもらいたいと考えられています。

そして「いつの日か、健康な動物たちが殺処分される日が来なくなることを願っています。」とのことでした。

タニヤさんとは、フェイスブックを通じて、このお話を日本語で紹介させていただくことに対して承諾をいただいています。「レミーのお話しをシェアしてくださりありがとうございます。」とお礼の言葉までいただいています。

このお話はメディアでも取り上げられました。

Tanya, thank you for sharing a your experience !

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