うるさい子供がいた、泣き止まない赤ちゃんに親切にしてくれた搭乗客がいた、双子の赤ちゃんの両親が搭乗客全員にスイーツを配って「お手柔らかに」というジェスチャーを示した…などなど飛行機内での様々なエピソードをみなさんも度々目にすることがあるでしょう。

しかし、これらのエピソードは当然ですが大人目線で伝えられたもの。飛行機に長時間い続ける子供たちの気持ちを果たして私たちはこれまで考慮したことがあったでしょうか。低年齢の子供にとって、搭乗時間が長ければ長いほど飛行機の中は退屈で苦痛でしかないでしょう。だから騒いだり泣いたりするのもある程度は仕方のないこと。

子供のために大きな取り組みが行われることに

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このほど、イギリス各紙で伝えられていることは将来日本でも是非取り入れてほしいと思わずにいられません。というのも、ある新型飛行機の名前を決めるイベントが先日行われたのですが、それに見事優勝した4歳の女の子が「飛行機の中にあったらいいな」をリクエスト。そしてそれは、もうすぐ実際に最新型機内の中で実施されることになったのです。

Thomson airways(トムソン航空)の新型機が発表された

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トムソン航空は、イギリスでは第3位を誇る大手の航空会社となっています。「チャーター便を運航する単独の航空会社では世界最大規模を誇る」と言われる航空会社が、このほど新型機を発表。それにちなんで一般から名前を公募しました。

最新型飛行機内に子供の夢を設置

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最新型機はボーイング787-9のDreamliner(ドリームライナー)で、妖精の魔法の粉を意味する「Pixy Dust (ピクシー・ダスト)」と名付けられました。この名前を付けたバーミンガム在住のアンバー・ウインターズちゃん(4歳)は、ドリームライナー大使として任命され子供たちのリクエストを航空会社側に伝えました。

「プレイエリアと読書コーナーを作って欲しい」

アンバーちゃんは機内にボールがいくつか置かれたプレイエリアと、後方部に読書コーナーを設置してほしいと依頼。そしてこのアイデアはトムソン航空の最新機にトライアルという形で設置されることになるそうです。

ファイナリストの9人の子供たちも一緒に記念撮影

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今回のイベントに参加したトムソン航空パイロットのスチュアート・グルーバー氏は「ファイナリストとなった9人の子供たちは素晴らしいアイデアを持っていました。だから優勝者を決めることは容易ではなかったのですが、今後アンバーちゃんのアイデアが採用されるのを楽しみにしています」と英紙のインタビューで語っています。

子供たちと一緒に工作にも参加したグルーバー氏

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今回、航空会社が子供に大使を任命したのは初めてということで、より身近に子供たちの意見やアイデアを知ることができた様子。これは全てに対して言えることだと思いますが、子供の目線で見た時には子供にしかわからないことがあるのだということに大人は気付かされることでしょう。

狭い機内は誰もが妥協と忍耐の時間を共有しなければなりません。大人以上に小さい子供にとっては、限られた狭い空間は苦痛。だからこそこうしたリクエストは是非実現化させてほしいと思う筆者。

子供たちへの配慮で優しい空間の旅を!

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現在でもほとんどの航空会社は子供を連れた家族はなるべく固まって座らせるなどの配慮をしているのは事実。それでも、同じシートに長時間座っているのと、ちょっとしたプレイエリアや絵本が読める読書コーナーなどがあるのとでは大違い。

じっと座っていなければならない苦痛やストレスから子供たちが解放されると、ひょっとしたら愚図る機会も少なくなるのではないでしょうか。子供たちから直接得たアイデアを実用化させることで、全ての乗客に優しいストレスフリーな空間ができあがると「飛行機での旅」はより理想的になると思いませんか?

今後、イギリスから世界にこうした取り組みが広がっていくといいですね!

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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