YouTuberとして人気者のネート・バートリングさんがこのほど、タイの有名塾に通う学生たちの英語力を試したいたずら動画をアップしたことで、大変な物議をかもしだしています。

先週金曜日にアップされた動画は、わずか3日で再生回数1億回を超えています。その内容に対して現在、大炎上しています。現時点でイイねの数は約2万近く、反対が4千以上、賛否両論のコメントはタイ語や英語で約4,300近く入っています。

出典 https://www.youtube.com

YouTuberとして人気者になっているネート

まず、ネートは男子学生たち2人にこう話しかけています。

"I'm on my period. Are you on your period too?" (僕、生理中なんだけど、君も生理中かい?)

すると、男子学生は”Yes."(はい)とにこやかに答えてしまいます。

そして今度は別の男子学生たちに対してネートはこう言います。

"You look absolutely terrible today" (君、今日、酷い恰好だよね。)そう言いながらネートはハグをしてきます。

男子学生たちはそんな失礼な言葉をかけたネートに対して”Thank you"(ありがとう)とお礼まで言いながら、ハグを素直に受け止めてしまいます。

そして、次も同じ言葉を今度は女子学生に投げかけます。

"You look terrible today" (今日、君の姿ひどいよ)

と言ってハイファイブまでネートは求めています。

女子学生は、ネートに丁寧にお辞儀までして、ハイファイブに応えながら、”Thank you"とお礼を言ってしまいます。

きっと褒められたのだと勘違いしてしまったのでしょう。

こういう風にネートは失礼な言葉をどんどん学生たちにフレンドリーなトーンで笑顔と共に投げかけ続けます。すると、殆どの学生たちがそれを素直に良い意味で受け止めてしまい、ネートが何を言っているのかわからないのに”Yes"や”Thank you"と答えてしまいます。なかには、正直に”I don`t know"(わかりません)と言ってくる学生もいました。

ネートが今回口にした英語は、けして複雑な言葉ではなく、ごく日常的な簡単なフレーズでした。初心者レベルの英会話です。それでも学生たちの殆どが理解できませんでした。有名塾に通っている学生たちでも、こんな簡単な英語が判っていないんだということをネートは言いたかったようです。

動画の中でネートは一人になった時に首を横に振りながら、苦虫を潰したような顔をしてみせています。

ネートのこの動画内容に対しては賛否両論の意見がたくさん飛び交っています。いえ、どちらかというと否的な意見が殆どでした。

「あなたのやっていることは恥ずかしいことです。あなたの国にさっさと帰りなさい!」「愚かすぎる」「彼ら(タイの学生?)がバカすぎる」「これは笑いごとではない」「もし私が彼を道でみかけたら、殴りつけているだろう。タイの人たちはいい人たちだ。」と英語のコメント。

タイ語のコメントでは(グーグル翻訳を使いました)
「彼らは混乱していました。」「これはタイ人の英語力を試すための適切なやり方ではないと思います。」「私も英語は得意ではありません。私はこの動画中の英語で彼がなんと言っているのかを理解できるように勉強しなければと思いました。」

出典 YouTube

大炎上中の実際の動画

ネートは動画の中で流暢なタイ語でいろいろ説明を述べていますが、残念ながら英語は理解できても、筆者にはタイ語で彼が何と言っているのかわかりません。

ですが、話の流れからするとたぶん、彼はタイでも英語をちゃんと教えているのに、学生たちの殆どがこんな簡単な日常会話すら理解できていない現状であることをなげいているのではないでしょうか?

タイも過去の日本と同じで、文法中心の英語の授業を行っているそうです。試験のための英語教育なのだと思います。それはけして現実的ではなく、ペーパーの上だけの英語になりがちです。

現在、日本は、英会話を学ぶことが一般的なってきました。英会話はできない日本人教師による文法まみれの英語教育から、英語を母国語としている外国人教師を積極的に採用しての英会話中心の英語教育に変わりつつある日本。タイではまだそこまではいっていないのかもしれません。

とは言え、まだまだ日本人の英語能力が向上しているとは言えないでしょう。外国人が(一部の地区を除いて)比較的少ない日本の日常生活の中では、英語を必要と感じることが少ないので、仕方ないのかもしれませんが、今回のような英語力を試すことをネートが日本で行ったとしたら、どうだったでしょうか?

これは、けして他人ごとではなく、きっと同じようなことが起きていたと思います。

この動画は今、SNSで大炎上しているのですが、ネートが本当に言いたかったことは、けして面白半分でタイの学生たちをからかったわけではなく、タイの英語教育について見直さなければならないのではないか?ということが言いたかった、伝えたかったのではないだろうかと筆者は個人的に思いました。

どんな思いでネートがこの動画を作ったかはネート本人にしかわかりません。いろんなニュースでも取り上げられていますが、それも記者の一方的な考え、想像が織り込まれています。

でも、ネットで炎上してしまうような事柄というものは、発信者の思いとはまったく別のことに火がついてしまい騒ぎが大きくなり、とかく批判になりがちではないでしょうか?

ただ、今回のネートのこのやり方はやはりタイの学生たちに恥をかかせていることは事実です。このネートのやり方は確かに間違っていたと個人的には感じます。

あなたは今回のこのネートの動画について、さてどう思われましたか?


最後に、とても納得できるツイッターでのある方のつぶやきがありましたので、ご紹介させていただきます。

ネート、何故、あんなことをしたの?あなたはこの国のゲストにすぎない。異国の人たちにこのような屈辱を与える必要はありません。もし、あなたが彼らに変化を求めているのであれば、もっと違う方法で例えば彼らの英語を教えるとかで行動するべきではなかったのでしょうか?

参考資料

この記事を書いたユーザー

さくらまい このユーザーの他の記事を見る

最後まで読んでいただきありがとうございました。

得意ジャンル
  • 話題
  • 動物
  • 社会問題
  • 美容、健康
  • コラム
  • 感動
  • ニュース

権利侵害申告はこちら