大人気の戦国・歴史マンガ『キングダム』

紀元前の古代中国を舞台としたマンガ『キングダム』。戦国モノや歴史モノが好きな方は、きっとご存知でしょう。

作者は「原泰久」先生。『週刊ヤングジャンプ』誌上にて、2006年から連載中のマンガです。コミックスは既刊44巻で、累計発行部数2000万部以上。アニメやゲームにもなり、テレビ番組『アメトーーク』でも特集された、大人気作品です

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剣を握っている人物が、主人公の「信(しん)」。

『キングダム』をご存知無い方の為に、ザックリとあらすじを紹介しておきます。

●『キングダム』の舞台は、紀元前200年代の中国。当時の中国は「春秋戦国時代」と呼ばれる、500年に及ぶ大戦争時代。

●そんな時代に生きる少年・信(しん)は、天下の大将軍を目指し、剣術の腕を磨いていた。そんな中、成り行きで秦国の若き王・政(せい)を助ける事になる。

●国内外に多数の敵を抱え、大ピンチの信と政。どうやって危機を回避し、敵を倒していくのか?。壮大な歴史物語が始まる。

連載開始から10年経過し、単行本は44巻まで出ていますが、作者の原先生によると、「そろそろ、全体の半分くらいまで進んだかな?」とのこと。まだまだ話は続き、どんどん盛り上がる事でしょう。

元ネタは、実在する歴史書

『キングダム』は、100%のフィクションではありません。『史記』という歴史書を下敷きに描かれた作品です。

『史記』は、紀元前に記されたと思われる、歴史的価値の高い重要資料です。『キングダム』は、『史記』に書かれた歴史を辿って展開する作品なので、歴史的事実から離れた・突拍子も無い話には出来ません。(もしやれば、歴史モノではなく・ファンタジー作品になってしまうので)

他方、『史記』は結構ザックリした歴史書であり、ところどころに「記述不足」や「隙間」があります。『キングダム』では、その「不足や隙間」の中に想像を膨らませ、独自の要素を混ぜていく事で面白い作品に仕上げています。
また、本筋を大きく曲げない範囲で、『史記』とは違った設定を敷いている場合もあります。その為、「歴史書とは一味違う・先の読めない展開」になり、読者を楽しませています。

今後の見せ場を、大胆に予想してみる

上記の様に『史記』を紐解けば、『キングダム』の今後の流れが、ある程度は予想できます。そこで、今後の展開の中で、最大級の見せ場になるであろう「三つの戦い」について、予想してみました。

(注:あくまで『史記』を元にした筆者の予想なので、外れる場合があります。又、『史記』を読まずにマンガだけを楽しまれている方にとって、筆者の予想が「ネタバレ要素」になってしまうかも知れません。その点を了解頂いた上で、以下文章をお読み下さい。)

【予想その1】信・蒙恬(もうてん)連合軍 vs 項燕(こうえん)

主人公の信と、同じ秦国の武将である蒙恬(もうてん)が組み、数十万規模の大戦争を行うでしょう。
その相手は、秦国にとって最大のライバルである超大国・楚(そ)の将軍で、恐らくは最強レベルの強敵、項燕(こうえん)です。

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画像右側の青い鎧を着た青年は、成長した主人公・信。
画像左側の、紫色の服を着た茶髪の青年が、信と同世代の若き武将・蒙恬(もうてん)。

項燕は、作品内では「楚の大将軍」として名前が挙がっているだけで、ハッキリとした描写は未だされていません。謎の多い存在です。

『史記』には、彼らが大きな戦争を行ったと記されています。その結末は…あえて伏せておきましょう。言えるのは、「この戦いが、信の大きな転換点になる」という事くらいでしょうか。

【予想その2】河了貂(かりょうてん) vs 昌平君(しょうへいくん)

河了貂(かりょうてん)は、重要キャラの一人。主人公・信をサポートする天才軍師です。信が率いる部隊・飛信隊(ひしんたい)の頭脳となって、部隊を勝利へと導いてきました。

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河了貂は、山界の異民族という設定。その為、奇抜な民族衣装を身に着けている。

一方、昌平君(しょうへいくん)とは、秦国軍の最高司令官であり、秦王・政の片腕という大人物。河了貂を育てた師匠でもあります。

この昌平君の出身は秦ではなく、最大のライバル国・楚である事が、『キングダム』作中で語られています(これは、史実と同じ)。
加えて、「昌平君は楚の王家出身で、人質として秦に差し出された」「人質であったのだが、その有能さを買われ、秦の要職に就いた」という記述が『史記』に見られます。

また『史記』には、「昌平君が楚に戻って、秦と戦った」とも記されています。この戦いに、信が率いる飛信隊が参加したかどうかは定かではありませんが、もし参加する事になれば、展開として物凄く面白いものになるでしょう。

主人公の片腕・河了貂と、その師であり天才軍略家でもある昌平君。二人の対決が見られるかも知れません。

【予想その3】信 vs 桓騎(かんき)

桓騎(かんき)とは、秦の有力武将の一人で、戦争の天才。秦国の重要な人材です。作中でも、秦国軍の危機を救った事が何度かあります。

しかし、「武将にスカウトされるまでは、大盗賊集団のボスをやっていた」という設定の持ち主。その為、降伏した敵を捕らえて皆殺しにしたり、女子供の関係無く手足をバラバラにしたり…などの残虐行為をよく行います。

そういう残虐なやり方に、主人公の信は納得がいきません。信の不満が爆発し、危なく「秦軍同士での殺し合いに発展しそうになった」なんて事もあります。正に「犬猿の仲」です。

ただ、桓騎は信よりも地位が上であり、司令官としても桓騎の方が優れている模様です。意見が衝突する事はありますが、信は仕方なく従っています。

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画像左側の眉が太い男が、残虐で有名な将軍「桓騎(かんき)」。

この残虐将軍・桓騎ですが、どえらい大失敗をしてしまいます。その為、責任を問われる事を恐れて秦から逃げた…との記述が『史記』にあります。

その後の足取りは定かではありませんが、どうやら「他国に亡命した」との説がある様子。その説を取るとすれば、桓騎に怒りを覚えている主人公・信との戦いは避けられそうにありません。大いに盛り上がる展開でしょう。

まとめ

『キングダム』の世界において、神様は作者である「原先生」なので、今後の展開は先生次第ですが…。
とても面白い作品なので、歴史書を手掛かりに、あれやこれやと想像を膨らませてみたくなります。そこも魅力のひとつなのでしょう。

史実によれば、いよいよ「滅亡する国」が出てきて、歴史が大きく動きます。今後の展開がどう描かれるのか、いち読者として注目したいと思います。

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