妊娠後半期に入っていたマーシー・カサネラスと英国生まれの夫リチャード・クシュワースは妻の母国のエルサルバドルで宣教活動をしていました。

そんなある日のこと、マーシーは産婦人科医から緊急帝王切開が必要であると告げられました。それは予定日の1か月前でのことでした。 彼女の夫リチャードは当時、国外にいましたが、彼女は医者の助言に従って手術を受けました。

彼女はジェイコブという名前の2,722gの男の子を産みましたが、すぐに彼女から離され、彼女には麻酔薬を多量に投与されました。 翌朝、看護師がジェイコブを彼女の元に連れて来たのですが、マーシーはすぐに何かが違うと感じました。

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予定日の1か月前に緊急帝王切開をして産んだジェイコブ

彼女が翌朝渡された赤ちゃんは、前日、彼女が産んだ時に見た赤ちゃんよりも、髪の毛の色が暗かったのです。

そのことを彼女は病院に告げましたが、病院側は「この子があなたの産んだお子さんです」と言ったため、彼女はその子を家に連れて帰りました。

しかし、時間とともに夫婦の疑惑は高まってきました。

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2人の赤ちゃんだと病院から渡された男の子と一緒に写った写真

最終的に、夫婦は、息子と言われた子供のDNA検査をしました。

結果、やはり家に連れて帰ったのは、自分たちの子供ではなかったことが判明しました。

夫婦は、自分たちの赤ちゃんが児童の人身売買のために意図的にすり替えられたのではないかと恐れ、裁判所に医師と病院を訴えました。

裁判所は、同病院に対して、ジェイコブが誕生した同じ日に生まれた男の子のすべてに足して、DNA検査をするようにと命令しました。

その結果、他の家族の赤ちゃんと入れ替わっていたことが判明しました。病院でそのような取違がどうして起きたのかは現在も調査中だということです。

こうして、ジェイコブは無事、夫婦の元へ戻ってくることができました。

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無事、ジェイコブを取り戻すことができた夫婦

母親のマーシーさんが出産翌日、手渡された我が子に対する違和感を感じた、あの時の直感は正しかったのです。

早いうちに両親が間違いに気づき、我が子を取り戻すことができたことは、不幸中の幸いでした。

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日本でも赤ちゃん取り違え事件は起きていた!

赤ちゃんの取り違えは、過去、日本でも起きていました。その中でも、本や映画にもなった日本の赤ちゃん取り違え事件を1つ記しておきます。

60年前に生まれた男性の赤ちゃんの取り違えで、東京地方裁判所は病院側に3800万円を賠償するよう命じる判決を言い渡した。赤ちゃんの取り違えは、2013年秋にヒットした映画「そして父になる」の題材にもなった。この映画も、実話をもとにした「ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年」(奥野修司著)を参考にしたものだった。(中略)
東京地裁の宮坂昌利裁判長は2013年11月26日の判決で、DNA鑑定の結果から男性が赤ちゃんだったときに別の赤ちゃんと取り違えられたと認めたうえで、「出生とほぼ同時に生き別れた両親はすでに死亡していて、本当の両親との交流を永遠に絶たれてしまった男性の無念の思いは大きい。本来、経済的に恵まれた環境で育てられるはずだったのに、取り違えで電化製品もない貧しい家庭に育ち、働きながら定時制高校を卒業するなど苦労を重ねた」と指摘し、賛育会病院に3800万円を支払うよう命じた。
判決によると、男性は同じ病院で自分の13分後に出生した別の赤ちゃんと何らかの理由で取り違えられたという。男性は「幼いころから母親や近所の人から『両親に似ていない』といわれ、自分自身も違和感をもっていた」と話していたそうだ。

出典 http://www.j-cast.com

「赤ちゃん取り違えの悲劇」なぜ起きた 出産ラッシュで病院の手が行き届かなかった?

日本では、このような赤ちゃんの取り違えの多くは、1965年から70年代に起こっていたそうです。1971~74年には第2次ベビーブーム(団塊ジュニア世代)とも呼ばれていた時期が含まれていることから、出産ラッシュで病院側の手が行き届かったのではと言われています。

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さくらまい (Mai Sakura) このユーザーの他の記事を見る

最後まで読んでいただきありがとうございました。
日本生まれですが、米国に30年間住んでいた米国籍のライターです。2014年に家族で日本に移住してきました。どうぞよろしくお願いします。
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