雄大な海を泳ぐクジラ。その姿に魅せられる人は多く、筆者もその一人。クジラをまだこの目で実際に見たことがない筆者ですが、テレビや動画、また写真を見ているだけでもその神々しい野生の美しさに感動さえ覚えるほど。間近で見ることができる人というのは本当にラッキーだなと思います。

クジラに魅せられている一人に、ドイツ出身の一人の女性写真家がいます。リタ・クルークさんは、現在オーストラリア、シドニーのノーザンビーチに住んでおり、ザトウクジラに一目惚れしてからというもの、その撮影に情熱をかけています。

「クジラの目を見ていると人生観が変わる気がする」

「クジラの目を見ていると、誰でも謙虚な気持ちになると思う」とリタさんは話します。

「イルカやクジラって、人をそういう気持ちにさせるんだけど、イルカは海の中を速く泳くでしょ。クジラはゆったりと泳ぐから、クジラの目を見ているとまるで人間の目のように感じるの。そしてなんだか心を見透かされたような気分にもなるのよ。」

海を愛し、サーフィンを愛するリタさん。そんなリタさんは去年、ザトウクジラが出産時期を迎えたトンガに出向き、美しいクジラを写真に収めることに成功しました。

自然を保護するチャリティ活動にも励んでいる

リタさんは、初めてザトウクジラを見た時から恋に落ち、魅せられました。その情熱で写真を撮り続ける意外に、大好きな自然や野生動物の保護をすべく非営利団体でのチャリティー活動も積極的に行っています。

「感情的で幸福で…言葉にはできないほど」

ある日、リタさんの前にザトウクジラの子供が立つようにしてポーズ。「ねぇ、一緒に遊ばない?って言われているようでなんだか非現実的な光景だった」とその時の写真もInstagramに公開しています。

本当にちょっとお茶目なザトウクジラの子供って感じが伝わってきますね。リタさんによると、生後2,3か月ぐらいの子供だったのだそう。リタさんのことを「傷つけない人間」だと知っているかのようでほっこりします。

リタさんは「クジラも個性がいろいろあるわ。ずっと写真を撮っていると、彼らが何を考えているのかわかるようになってくるの。泳ぎ方やヒレの動かし方といったボディランゲージでクジラの心を読むこともできるようになるわ」と話しています。

リタさんは、去年、このクジラの写真でナショナルジオグラフィックの銀賞を受賞しました。ダイナミックに泳ぐザトウクジラの横で、まるで気持ちを寄り添わせるようにシャッターを切り続けたリタさんを評価する声が高かったのでしょう。彼女のどの写真を見ても野生の美という神々しさが伝わってきます。

スケールも圧巻ですが、この目にひき込まれそうになりますね。

「ザトウクジラに恋しているの。」

リタさんのクジラへの情熱が素晴らしい写真となり、また自然界で生きる野生の生き物全てを保護しようという気持ちへと変わるのでしょう。こんなに間近でクジラを見ることができたら、きっと感動的で言葉もでないでしょうね。一瞬で恋に落ちてしまったリタさんの気持ち、理解できます。

「またね、ありがとう」

心でコミュニケーションを図るリタさんとザトウクジラ。

「写真撮影を終えたら、ありがとうって手を振るの。そんな私の仕草を知っているかのように彼らはゆっくりと泳いで去っていくわ。」

自然や野生の生き物をリスペクトし共存したいと願う多くの人は、今絶滅の危機に瀕している野生動物を必死で保護することに努めています。リタさんもそんな活動家の一人。

リタさんの神々しいまでのザトウクジラの写真を見ることで、私たちはこの自然で生きているもの全てが美しくかけがえのないものなのだと再認識できるのではないでしょうか。そんな自然界の神秘をいつまでも守りたいと多くの人が思ってくれることを、リタさんもきっと望んでいるはず。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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