皆さんは、海に浮かぶごみについて真剣に考えたことがありますか?ごみが、与える影響は計り知れません。そんな中、海に浮かんでいるペットボトルのリサイクルユニフォームを着るサッカーチームがあるんです。

■ドイツのバイエルン・ミュンヘンがユニフォームからサポーターにメッセージを

ドイツのサッカー・ブンデスリーガで現在首位のバイエルン・ミュンヘンが、今月6日の現在3位のホッフェンハイム戦でなんとモルディブ沿岸で収拾されたペットボトルのリサイクルユニフォームを着て試合に臨みました。

すべてを超えて、ひとつの良いイニシアチブに見えます。どう思いますか?

環境の友:“リサイクル”ユニフォームでフィールドに

バイエルンとレアルは環境の友: リサイクルのユニフォーム(Fox Sports)でフィールドに

深刻な海洋問題

海洋のごみは、日本の海浜上だけでも推定約15万トン、世界レベルだと5.35兆とも言われています。桁が大きすぎて漠然としてしまうごみの量ですよね。

そして、そのごみをリサイクルすることが困難とも言われている中で、今回のバイエルン・ミュンヘンのユニフォームが作られたということは、すごいことではないでしょうか。

ごみによる環境汚染が与える影響

浮遊している海洋ゴミの多くがプラスチックとも言われています。プラスチックには、海水中に含まれる毒性の汚染物質を吸収して濃縮する性質があるため、鳥や海洋動物のための致命的な影響があります。

そして、鳥や海洋動物だけではなく、徐々に私たちの体にも影響を与えることになります。つまり、プラスチックが汚染物質を吸着(最大100万倍)し、排せつされずに、一部は私たちの脂肪に溶け込んできて体内に入ってしまうということです。

海洋には無数のごみが漂流していると考えられており、それらは海洋浮遊ごみと言われ,一部は海岸に漂着して沿岸地域への被害をもたらしている。

環日本海環境協力センターの調査によれば,日本の海浜上に堆積している漂流・漂着ごみの堆積している総量は約15万トンと推定されている。

基本的に海ゴミについては、(1)塩分・水分・付着物が多い、(2)そのため炉を傷める可能性があり、焼却処理にも不向き、(3)汚れが激しく絡まった状態の場合が多い、といった理由により、分別・リサイクルは困難とされる。

出典 https://ja.wikipedia.org

adidasがParleyと提携して製作されたユニフォーム

supporting the cause and sporting dedicated kits made from Parley Ocean Plastic.

出典 https://www.instagram.com

原因を追究し、パーリーオーシャンプラスチックから作られたキットをスポーツに捧げます。

すでに、回収された海洋廃棄物から製作された世界で最初の靴が発表されています。そして今回のユニフォームもこの2社のコラボです。

アディダスはドイツのスポーツウエア会社でほとんどの方がご存知だと思われますが、Parleyは、海洋環境保護団体で、パーリー・フォー・ジ・オーシャン(Parley for the Oceans)。

クリエーターや、思想家やリーダーたちが海洋の美しさと 脆さのための意識を高めることを目標にしながらプロジェクトを共同制作する団体です。

一体どうやってペットボトルからユニフォームができるの?

回収されたペットボトルは、リサイクル工場で細かくくだかれ、やがて原材料の糸になります。その糸を専門業者が紡ぐことでペットボトルがユニフォームとなって再利用されることになるんです。それでは、詳しいリサイクルの流れをご紹介いたします。

①ベー
集められたペットボトルは運びやすいように、1m四方ぐらいの大きさの固まりにされます。

②フレーク
その後、ベールは、ペットボトルのリサイクル工場に集められます。工場では洗浄しながら、機械でペットボトルを細かくくだいて異物を取り除き、小さな破片にします。

③糸状の繊維
原材料のフレークを高い温度で熱したりしながら、溶かします。そうすることで、粘り気のある液体になります。これを小さい穴から押し出すとできあがります。

④原綿
糸状の繊維をさらに伸ばしていくと、伸ばされた糸状の繊維が集まって、ふわふわした綿になります。

⑤ユニフォーム製作
原綿が完成したら、紡いで糸にしていきます。そして、その糸を使って専門業者によってユニフォームとなり再利用されます。

その他のリサイクル製品

すでにリサイクル製品を利用されている方もいると思いますが、主に3つの分類に分かれて市場に出回っています。

ESパック、クリアファイル、パッケージ、たまごパックなどのシート、スーツ、トートバック、ランドセル、ふろしき、マットなどの繊維、バスケット、洗剤ボトル、排水溝ふた、ボールペン、回収容器などの成形品が主なリサイクル製品です。

気づかずに利用されている方もいるかもしれないほど、日常的な製品にリサイクルされています。

ロゴマークも目安に

たまにこのようなロゴマークを目にしたことはありませんか?ペットボトルをリサイクルして作った製品だということが一目でわかるようなロゴマーク。ロゴマーク付きの新たな商品に出会うチャンスにもなりませんか。

海に浮かんだペットボトルを回収して製作されたユニフォーム。海洋保全問題に何らかのメッセージを伝えることができるはずです。

今月、11月26日には、スペインリーグのレアル・マドリードがスポルティン戦でリサイクルユニフォームを着て試合に臨むようです。どんなユニフォームを着ることになるのか見所です。

今後、リサイクルユニフォームが新たなプロジェクトとして世界から注目されることになること間違いなしではないでしょうか。

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