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2016年10月31日(土)日本の大学の共同研究チームが、妊娠中に大豆製品をたくさん食べる妊婦さんほど、妊娠うつの有症率が低くなる研究内容を発表しました。

大豆に含まれる栄養素と、女性ホルモンに密接な関係があるようですが、いったいどのようなメカニズムとなっているのでしょうか。

今回は「妊婦さんの心に優しい5つの食事方法」について、医師に解説していただきました。

妊娠うつとは?

妊娠中にかかるうつ病のことを言います。 以前は妊娠中はうつにかかりにくいなどといわれていましたが、実際には妊娠中もうつにかかられる方が多くいらっしゃることが分かってきています。

妊娠中のホルモン変化や体の変化に対する戸惑いや、出産、出産後の生活の不安など様々なことが原因となりうることが分かっています。

大豆が妊娠うつのリスクを減らすメカニズム

大豆が妊娠うつのリスクを減らす可能性があると、発表されたばかりであり、そのメカニズムに関してはまだはっきりはしていないようです。
しかし、女性ホルモンのエストロゲンと、大豆に含まれるエストロゲンの構造が似ていることなどが原因として考えられているようです。

妊娠うつで必要な5つの栄養素

1.カロリー
妊娠中の体重増加を気にするあまり、エネルギー不足になっている妊婦さんがいらっしゃいます。

2.鉄分
妊娠中は血液量が増え、貧血傾向になることが多いです。

3.タンパク質
こちらも妊娠中は必要量が増えますので、きちんと意識して摂ることが必要です。

4.亜鉛
亜鉛の欠乏も影響することがあります。

5.ビタミンB群
眠れなくなったり、物事に集中できなくなったりすることがあります。

妊娠うつに気をつけたい、5つの食事方法

1:1日3食、規則的に食べる
気分の安定や生活リズムの改善にも役立ちます。

2:甘いものを控えめにする
糖質の多いものは血糖の変動を激しくさせ、気分が乱れることがあります。

3:ファーストフードやスナック菓子を控える
可能な限り、添加物の少ない食品をとりましょう。

4:睡眠時間を十分摂る
不眠は精神状態が不安定になる原因になります。

5:タンパク質をしっかりとる
脳内ホルモンのセロトニンの材料にもなります。

医師からのアドバイス

妊娠うつは、ホルモンバランスの関係などもあり、非常につらい症状を呈します。

妊娠うつについてよく理解し、おかしいなと思ったら自分を責めたり我慢したりせず、専門医にすぐ相談するようにしましょう。

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