習い事をやりすぎるのはあまりオススメしない

自分の大切な子どもが、どれだけの能力を持っているのか、そしてそれがどこで発揮されるのか。
私達親にもわからない、けれどとても知りたい問題ですよね。

外国語?
体操?
水泳?
スケート?
ダンス?
ピアノ?

どの習い事で能力を発揮するのかわからないから、とりあえず子どもが興味があったものを全部やらせてみよう!
そして、あまり出来が良くなかったり、子どもが嫌になってきたらお金も勿体無いし辞めよう。

子どもがやりたがる習い事を全てやらせてあげるのは、一見とても子ども想いに見えます。
手広く習わせるのは、知識も広がるのでとてもいい事だと思います。
しかし、手広く習わせすぎる事で生じる弱点があるのをご存知ですか?

習い事につきものの試験

習い事にはつきものと言っていい試験。
今は検定試験なども含めて、たくさんの試験がありますよね。
有名なものだと英検、漢検。着付けや漢方などの試験もあるようです。
習い事をはじめると、もちろん講師から試験のお誘いがあります。私ももちろん試験を受けないかと、ほぼ全ての生徒に打診しています。
そこで、複数の習い事をしていると一つ問題が生じます。

試験って、基本的に日曜日なんですよね。

月に日曜日は四回、多くて五回です。
習い事を複数やっていたら、試験が重なってしまうことが出てくるかもしれません。
試験があった翌週にまた試験、などだとどの勉強をすればいいのかわからず忙しすぎて勉強にも身が入りませんしね。
教える側としても、「前の週にほかの試験があって……」と言われると「じゃあその試験を優先させて」と言いたいところですが、一応講師としての責任もあるので試験に落とすわけにもいかず、頑張って両立させてくださいとしか言いようがありません。
ただ、それだけのハードスケジュールについていける子は、実際なかなかいません。

もし、そこできちんとスケジュール管理ができていたとしても、二つ目の問題が出てきてしまいます。
それは、前に受けた習い事の試験の結果が思ったような結果にならなかった場合です。
自信があったのに結果が伴わないとなると、大人でも落ち込みますよね。子どもなら一層です。
それを次の他の試験まで落ち込みを引きずって負のスパイラルに陥ってしまうこともあります。

それなら数を減らす?

それなら能力が開花しない、子どもが嫌になってきたものは辞めて数を減らす、というのもちょっと待って欲しいです。
やりたい習い事をやって、嫌になったらやめて次の習い事、と繰り返していくと、お子さんが飽きやすい、諦めやすい性格になってしまう可能性があります。

私が見ていて感じる年齢は、だいたい小学校高学年くらいでしょうか。
その頃から学校の勉強も難しくなるのと比例して、習い事もレベルが上がって難しいものになっていくのがほとんどです。
バレエやフィギュアスケート、音楽系などの習い事だと低学年では求められなかった感性や情緒というものを求められてくるのもこの時期だと思います。
今まで色々な習い事をして辞めて、を繰り返している子だったら、そこで難しくなって辞めてしまうかもしれません。
たとえ辞めなくても、習い事の時間だけやればいいや、と流してしまう子もいるかもしれません。

それは勿体なさすぎる!

正直に言って、どんなに才能溢れる人でも一度は壁にぶち当たります。
昔の根性論ではないですが、その壁を乗り越えないと絶対に習い事は上達しません。
講師の立場から見ると、上達するのはやはりどんなに厳しくしてもついてくる根性がある子なのです。
もし一度壁に当たって辞めてしまったものに才能があったら本当に勿体ないです。

また、過言かもしれませんが習い事を諦めやすい子どもは勉強も諦めやすくなる可能性があります。
難しくなったからもう嫌だ。もういいや。という考えはなかなか抜けません。

では、どうすればいいの?

複数の習い事をやってもダメ、辞めてもダメ。
言っていることが矛盾しています。
では、どうすればいいのか?
習い事を始めるときに、元から数を絞っておくのが一番だと思います。
せめて三つくらいに絞っておくといいと思います。
それ以上習ってしまうとお子さんがキャパシティオーバーになってしまう可能性があります。

もうそれ以上習ってしまっているという方は、できる限り辞めずに続ける努力をしてください。
相談してくだされば隔週や月一回のペースにしてくれる習い事もあります。
細く長くでいいので、できる限り続けてください。続けることが何より大切です。
また、試験は余裕を持たせるようにしてください。
慌てて詰め込んで受ける試験に良いことは何一つとしてありません。
講師とよく相談して受けていただけるとありがたいです。

最後に

色々と書き綴りましたが、お子さんの才能を見極めるためにたくさんの習い事をさせたいという気持ちはよくわかります。
ただ、自分に合わないなら次へ行くのではなく、難しくても、自分に合わなくても続けていくという『諦めない』という才能を伸ばすために習い事をするのも大切なのではないかと思います。

この記事を書いたユーザー

つゆ このユーザーの他の記事を見る

母親兼講師業をしています。
不妊治療や妊娠生活、講師側から見た習い事などを書いていきたいです。
時々、辛口なことも書くかもしれません。

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