校長先生からの手紙とプレゼント

ニュージーランドに住む10歳のキャム・ウーデン君は自閉症と診断されています。

集団生活が苦手なキャム君は現在通う学校に受け入れられるまで四つの学校へ通っては挫折した過去があるのです。

そんな彼がある日、校長先生からの手紙とプレゼントを持ち帰りました。

キャム、君が我が校に入学して以来私は君の前向きな態度と進歩には驚かされっぱなしです。
君はまるで我が校の世界的なスター選手の様な存在です。君は人とは違う方法で我が校に大いに貢献してくれています。

これは未来の君に向けた小さな贈り物です。今の君には大きすぎるだろうけれど、いつか君が成長して丁度良いサイズになったら、是非私を訪ねて来てください。

そして君がどんな職業を選んだのかを教えてください。

私の予想では、プログラマーやゲームデザイナーといったIT関連かもしれませんね!!

ひょっとしたら、君自身が新しい職業を作り出すかも知れませんね。

マック先生より

出典 https://twitter.com

校長先生直筆の手紙と共にキャム君に贈られたのはクリケット選手ベン・ローリンのユニフォームでした。

やっと居場所を見つけた少年

手紙を読んだキャム君の両親は校長先生の気遣いと息子の成長に大きく心を動かされ、思わず涙を流しました。

当本人のキャム君は最初きょとんとしていたのですが、両親の姿にやっと何が素晴らしいことが起こったのだと気付いたそうです。

翌日、コンピューターとポケモンが大好きなキャム君は両手の親指を上げて校長先生に感謝の気持ちを表現しました。

今の学校はキャムのエキセントリックなところも大らかに受け入れてくれて、他の子供達もキャムと仲良くしてくれています。

キャムが生まれる前、自分の息子が友達を作るのは当たり前のことだと思っていました。それが彼にとって困難であると気付いた時は心が痛みました。

けれど今やっとキャムは居場所を見つけられたのです。

校長先生と学校のおかげでキャムが皆と同じ様に充実した生活を送っていることを知ることができました。

校長先生がキャムとの個人的な繋がりを持ってくれたことは私たちにとって大変意味のあることなのです。

出典 http://www.stuff.co.nz

キャム君の父親ジェイソンさんは感謝の気持ちと共に校長先生からの手紙をSNSでシェアしました。

今日の教育制度はキャムの様な生徒にとって居心地の良いものではないでしょう。自閉症の子供達はいずれ社会で自分の居場所を見つけることができますが、他の人よりもほんの少し長い時間がかかります。

私は著しいキャムの態度の改善と進歩を目にしてきました。彼は我が校の一員です。ただ、ちょっと他の人よりも違った考え方をするだけなのです。

出典 http://www.stuff.co.nz

そう話す校長先生の母親は養護学校で働いていたそうで、そのためハンディキャップを持つ子供達の抱える問題について理解のある先生だったのです。

えいこひいき?それとも一歩踏み込んだアプローチ?

キャム君の通う学校の他の生徒達も同じ様に頑張っているはず。この校長先生の行動を、えこひいきだと感じる子がいても驚くことではありません。しかしながら、人と比べず、その子一人一人の頑張りを見てくれる学校や先生だからこそ、キャム君は伸び伸び過ごすことができているのかもしれません。

『他の子と公平にする為』に、校長先生が手紙を書かなかったら?それでもきっとキャム君は立派な大人になっていくでしょう。

この校長先生の行動はキャム君とその家族に大いなる幸せとポジティブな未来への架け橋を与えてくれました。

日本ではとにかく皆と平等に!と考えがちですが、こんな風にハッピーな結果をもたらすアイディアなら許されてもいいのではないでしょうか。

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