名優と呼ばれる祖父と父を持つ20歳の青年が映画デビューすることになりました。

俳優・佐藤浩市(55歳)の長男である佐藤寛一郎(20歳)が、来年公開の映画「菊とギロチン」で俳優デビューすることになりました。

「三國さんの葬儀に参列した際、寛一郎さんの醸し出す雰囲気に魅了された映画関係者が声をかけたことがきっかけだったそうです。もともと寛一郎さんは音楽に興味があったそうですが、スカウトされて演技について考えるようになり、佐藤さんや三國さんの出演した映画を役者になる立場で改めて見直したそうです。そこで祖父と父の偉大さを感じて、人の心を動かすことができる俳優という仕事を志すようになったそうです」

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お祖父さんの葬儀でスカウトされるとは不思議な縁を感じます。

父・佐藤浩市

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1960年12月10日生まれ


1980年、NHKドラマ「続・続 事件 月の景色」で、デビュー。
1981年、多摩芸術学園映画学科在籍中の21歳の時に、
      映画「青春の門」で「ブル-リボン賞新人賞」を受賞。

祖父・三國連太郎

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1923年1月20日生まれ 
2013年4月14日逝去

日本の名優と称され、
「ビルマの竪琴」(1956年)、「飢餓海峡」(1965年)、「はだしのゲン」(1976年)など社会派の作品に出演。後には主演・助演を問わず幅広い作品に出演。晩年の「釣りバカ日誌」のハマちゃんは当たり役になりました。映画出演の本数は180本余りに及び、役作りの徹底は高い評価を得ています。

父と息子の確執

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三國連太郎は4度の結婚をしています。長男である佐藤浩市は、三國の3番目の結婚のときにできた子ども。佐藤浩市が小学六年生の時に三國は他に女性と関係を持ち、家を出て行ったのです。

その後、佐藤浩市は母と二人で生きていきます。浩市の母はスナック経営で生計を立てます。そして後に、浩市の母には内縁の夫ができるのです。高校生になった浩市は自分の置かれている環境が辛くなり、家を出ます。ひとりアルバイトをしながら、役者の道を志ます。

三國連太郎が、佐藤浩市の元を去る時に「今後お前とは一切関係を絶つ。自立して一生懸命生きて行ってくれ」と言われたそうだ。

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小学六年生の少年に絶縁ともとれる言葉を残した父の心境はどんなものだったのでしょうか?

たった一度の共演

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1996年「美味しんぼ」で親子役で共演しました。互いに「佐藤くん」「三國さん」と名字で呼び合う関係であったそうで、会見でもかなり気まずい雰囲気だったそうです。

「ひどい父親だった」

「それは今でも変わらない」

「それ以上に僕に残してもらったものがある。僕がここに立って、やりたいと思える芝居をやれるのは三國連太郎という人がいたから」

「彼から受け取ったものは父親としての人生より数倍濃厚なものだったかもしれない。自分がどこまで理解しているかわからないけど、それを自分の中で守って行きたい」

2013年に90歳で亡くなられた三國さんへの思いを聞かれ、こう答えた浩市さんです。父と子という間柄では縁の無かった二人ですが、同じ役者という仕事を通して父親の人間としての生き方を感じたのかもしれません。

三代続く役者の道を選んだ 佐藤寛一郎さん(20歳)

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お祖父さんの遺影を持つ寛一郎さんです。

「浩市さんの息子のデビュー作となれば注目されることは必至。しかし、今回の映画では親子関係は伏せることになりました。映画スタッフも配給、宣伝の関係者も徹底してその情報を隠しています。それは浩市さんと寛一郎さんからの強い希望だったそうです。“役者の子が役者を目指す”とはどういうことか、三國連太郎という名優を父に持った浩市さんには骨身に染みてわかっているからでしょう」

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徹底して親子であるという情報は隠したんだそうです。

「今回の抜擢には浩市さんは一切タッチしていません」と明かす。 「浩市さんは寛一郎さんが役者になるサポートを一切しませんでした。浩市さん自身、三國さんに突き放されたからこそ、ここまでこられたということを誰よりもわかっている。だからこそあえて寛一郎さんを突き放すことを選んだ。息子に対して、“自分の力で上ってこい”という気持ちなんです。

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自分も名優の子どもであることに苦しんだ時期があったという浩市さんだからこそ、あえてサポートをしないという姿勢だったのでしょう。

佐藤浩市さんの長男、佐藤寛一郎さん、20歳が、来年公開の映画『菊とギロチン』で俳優デビューするらしいが、口もとが、そっくりだね

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本当によく似ています。

先々週『菊とギロチン』に出演する新人俳優「佐藤寛一郎」、という情報が流れてきた時、一瞬何だか引っ掛かるものを感じたんだけど、さんま師匠に熟女モノのエロ雑誌を買ってもらったというあの子(浩市の息子)だったとはね。

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明石家さんまさんと佐藤浩市さんはプライベートでとても仲がいいのです。子どもの頃から寛一郎さんをとても可愛がっているんだそう。

名優の祖父と父を持ち、あえて同じ道を選んだ佐藤寛一郎さん。そのプレッシャーを理解する父である佐藤浩市さんだからこそ徹底したノータッチだったのでしょう。

寛一郎さんが出演する「菊とギロチン」は、大正時代末期の日本を舞台にして女相撲とアナーキストの物語です。公開がとても楽しみです。

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