雑誌『フォーブス』によるとビル・ゲイツの総資産は750億ドル(約8兆5680億円)で世界一だそうです。

なぜ個人で国家予算並のお金を持てたのでしょうか?

ここではゲイツの「金銭感覚」に注目して探ってみます。

◆幼い頃から「権利」や「契約」の意識が強かった

なんと小学生にして契約意識が強かったそうです。

姉と野球のミットの貸し借りをする際「5ドル払えば自由に使っていい」とわざわざ「契約書」を作ったそうです。


必要ないことに無駄遣いしない

「ゲイツに飛行機のファーストクラスを用意したら、無駄使いするなと激怒した」
との伝説がありますが、安い席で済ませていたのは本当のようです。「着く時間は変わらない」と。
(海外出張では仕事をするためにビジネスクラスも割合あったそうです)

「寝るところとネットがあれば十分」としてホテルも格安で済ませていたとか。

コピー用紙の無駄遣いに怒ったとか、マクドナルドではクーポン券を使っていたなど都市伝説じみた話があります。

好物もフィレオフィッシュやチェリーコーク、ドクターペッパーなどだそうです。

◆好き・嫌いで動くところがあった

嫌いだと金が得られると分かっても動かず、逆に興味をもてる分野だと自発的に異常な熱意を持つ人間でした。

ゲイツの両親が、幼いゲイツに「A」を取るごとに25セントあげると釣ろうとしましたが、心を動かされなかったそうです。

ハーバードに入学しても法律に興味がもてなくなるとドロップアウト寸前になりました。


逆に八歳の時には百科事典の面白さにハマり全巻読破を試みたそうです。

高校時代にパソコンに夢中になった時は、使用料金が安い深夜にわざわざ自宅を抜け出してまで触りに行ってたとか。

プログラミングでも熱中すると床に倒れて眠り込むまでひたすらやり続けたり、休みなしでも何ヶ月も働き続ける人間でした。


興味ある分野・好きなことには大金を惜しまない

価値があると認めた物には大金を惜しみません。

レオナルド・ダ・ビンチの『レスター手稿』に三十八万ドル、19世紀の画家ウィンスロー・ホーマーの油絵に三千万ドルを支払いました。
グーテンベルグ版の聖書も所持しているそうです。

他にもファンであるシアトルマリナーズの球場の年間指定席を購入しています。

自分で車を運転するのが好きで、若い時はスピード狂で違反切符の常連でした。そのせいかポルシェ、レクサスなどの高級車も所有しています。
専属の運転手は雇っていません。

また自宅にピンボールマシンやトランポリン室を作るなど子供っぽい趣味もあります。

見栄や自慢でなく、自分の好みが基準なわけですね。


◆親しい相手でも「お金」に関しては別

共同創立者で親友のポール・アレンとは「お金をめぐるいさかい」がありました。

ゲイツは自分がプログラミング言語「BASIC」開発に一番貢献してると「取り分」は6:4にさせていました。

ソフトが売れて会社が軌道にのると、さらに取り分を「64%と36%」に増額させます。

しかも契約書を作り「妥協不可能な相違が生じたらアレンに共同事業から手を引くように要求できる」との特別条項も飲ませました。

後にアレンが取り分の変更を交渉しようとしてもゲイツは拒否します。「絶対に比率は変えないし話す気もない」と。

公正対等な関係と思っていたアレンはゲイツの強欲ぶりにショックを受けたそうです。

ちなみにアレンは「ゲイツはコップが九割満たされても“まだ一割足りない”と思う性格」とも述べています。


自分が正しいと思ったら権利闘争も辞さない

今でもソフトの違法コピーの問題がありますが、初期のBASICはパソコン購入者の10%程度しか正規購入していなかったようです。

ここでゲイツは雑誌に相手を泥棒呼ばわりする「公開質問状」を発表します。
当時は海賊版は当たり前の慣習・文化だったので物議をかもしました。

IBMとの提携でロイヤリティ折半や費用の負担増額を求められた時も大喧嘩して会社の利益を守っています。


◆核にあるのはライセンス商法

「ライセンス商法」がメインのやり方です。

ソフトの全てを売り渡さず、権利を保持しながらライセンス供与など行います。

この契約形態がゲイツを大富豪にしました。

個人用コンピューター市場を過小評価していたIBMなどは、ゲイツの一台ごとに使用料を払わせる契約にも応じて痛い目にあいます。

「将来は一家に一台レベルで普及する」ゲイツのこの読みは大当たりしたのです。


◆戦略的に無料戦略も取れる

権利にうるさいゲイツも、必要とあらば無料にします。

ブラウザ戦争では「インターネットエクスプローラー」を無料で搭載させ、ライバルのネットスケープを市場から駆逐するのに成功しました。

小利をケチって大きな利益を見逃す愚は犯さなかったようです。


◆がめついが腐ってるわけではない

しかしゲイツは守銭奴ではありません。
アレンの会社を投資して助けようとしたり、母校へも莫大な寄付を行っています。
人口問題や飢餓対策に何百億も寄付しているのはよく知られています。

寄付や節税のためとか言う人もいますが、とことんまで腐りきっていたらこういう行為もやらないでしょう。


しっかりと自分の取り分は多めに確保するし、会社の経営に関してもシビア。しかし自分の趣味には大金を使うし慈善にも寛大で、腐ったタイプの金持ちではない。

それがゲイツの実像のようです。

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