日本銀行のマイナス金利政策導入で、一般銀行の普通預金金利は0.001%となりました。なんとなく貯めた100万円をそのまま普通預金に預けておいても付く利息はわずか10円、そこからさらに税金が差し引かれると7円に。今の時代、ただ預貯金にお金を預けていてもお金を増やすのが大変。資産運用も必要不可欠な時代になってきています。

ところが「投資」「不動産投資」などと聞くと、「ギャンブル」「お金をたっぷり持っている初老の人がやるもの」と とらえる女性は多いようです。そこで、今回は投資の始めるタイミングはいつがベストなのか考えて見ましょう。

相談に来るのは「貯まる体質」の女性

「少しづつお金は貯まっていくけれど、思ったようには増えない。でも、どのようにしたらいいかわからない」というご相談が多くなってきました。

このような相談に来る方の多くが、毎月の収入からあらかじめ決めておいた金額を定期預金や財形で「先取り貯金」をしている、いわゆる「貯まる体質」の女性です。そのような女性に共通することは、「元本割れが怖い」ということ。増えていく通帳残高を見て安堵しているのですが、ついてくる利子をみてどうしたらよいか考えてしまうようです。

また、バブルを生き抜いてきた親世代からは、投資はするものではないからコツコツ貯めなさいと教えられていることも多いようです。

なぜ投資が必要なの?

しかし、バブルの頃と今は経済環境が全く異なります。バブル時代は、定期預金の金利が、8%もあり100万円の元本は9年で200万になりました。0.001%の今は、72000年かかってやっと元本が倍になるのです(72の法則で計算。72÷利率=元本が倍になる年数)。気が遠くなるような数字ですね。

アベノミクスの影響などで物価は上がっていますが、自分の資産が増えないという人が多いのが現状です。

例えば、1年で物価が1%上昇すると、単純に考えると100万円の車が年明けには101万円になっていることになります。しかし、普通預金に預けっぱなしの100万円につく利息はわずか7円ですから、実質的な自分のお金の価値は目減りしていることになります。通帳の残高が減っていなくてもお金の価値は下がっているのです。

このような時代だからこそ物価の上昇に負けない資産運用が必要になってくるのです。

「投資」は「賭博」ではない

投資と聞くと怖いもの、手を出してはいけないものというイメージが強いかもしれません。しかし、投資はイチかバチかの賭博ではありません。賭け事は、勝ち負けがありますが、投資は資産や投資タイミングを分散し時間を味方につければリスクは抑えることができます。

一つの会社の株を買うとその会社の経営状況によって、株価は上がったり下がったりします。そのリスクを軽減させるためには、たくさんの会社の株を買うことですが、予算には限界があります。そこで活用するのが「投資信託」です。「投資」を「信じて」「託す」のです。沢山の方から集めた資金で数十社から数百社の会社に投資し、その利益や損失を共有するのが投資信託です。

その投資信託も一度に多額の購入をすると、株価が高い時に買ってしまう可能性があります。ですから一定額を時間をかけて購入してリスクを分散します。割高な時には少し、割安な時には沢山買える「ドルコスト平均法」という手法を使うと「高値づかみ」しないですむのです。あくまでも投資はコツコツと資産も時間も分散して始めることが大切です。

投資は気づいたときが始め時

「投資を始めるにはアラサーが適している?」と書きましたが、実は投資を始めるのに適した年齢はありません。運用したいな、投資しなければいけないなと思った時が始め時です。何かしないといけないと思っているまま、数年たってしまうと買いどきを逃していることもあるかもしれません。時間を味方につけて、長期的な目標に向かって投資をはじめていきましょう。

また、知識がないまま金融機関にいわれるがまま購入すると、それが自分の求めているものなのかリスク許容度は自分にあっているのか、わからないこともあります。そこで現在注目されているのが「独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)」の存在です。内閣総理大臣の登録を受けて、金融機関と業務提携を結び、公平な視点で商品選びのアドバイスをしてくれるのです。中立の立場でポートフォリオを組み、投資信託の資産残高だけでは把握できないパフォーマンスのよい銘柄を推奨するなど、アドバイスは多岐にわたります。

ネット証券などでIFAコースを指定すると、少し手数料は割高になりますが、銘柄選びのサポートをプロに無料で受けることができます。投資の初心者には、そのような制度を活用することもオススメです。

ライフプランをふまえて、自分にあった「投資」を始めましょう。

稲村 優貴子
ファイナンシャル・プランナー(CFP)、心理カウンセラー。2002年にFP資格を取得し、独立。現在「FP For You」代表。テレビ・新聞・雑誌などのメディアでも活躍中。「FP Cafe」登録FP。

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