出典 https://www.facebook.com

片目の猫。彼のは尊敬を込めてサー・トーマスと呼ばれています。”Sir Thomas Trueheart” 

トーマスはカリフォルニア州の乾燥した砂漠にほど近い町で暮らして居ました。野良猫でしたが、とてもフレンドリーで町の住民たちは、彼に餌をあげて可愛がっていました。

しかし、そのフレンドリーさが仇になり、ある日何者かがトーマスに近づき、顔から酸を撒いたのです。

顔は焼きただれ、右の眼球も失いました。そのまま激痛に耐えながら、数日を過ごし、以前餌をもらっていた人の家にたどり着いたのです。その痛々しい姿に驚き、すぐさま獣医に駆け込みました。

しかし、手の施しようがなく、できることは抗生物質の投与くらいでした。その上猫免疫不全ウイルス(Feline immunodeficiency virus, FIV)に感染していることも発覚し、獣医は、安楽死しか道はないと告げました。

どうしても安楽死を選びたくないと思ったその家族は、カリフォルニア州バーバンクに本部を置く Milo's Sanctuary という病気や怪我をしている猫のレスキューを専門としているグループに連絡したのです。

「どうか助けてあげてください!」

Milo's Sancutaryのスタッフはすぐにトーマスを引き取り、そのままグループが所有しているクリニックで治療を始めました。治療といっても、最初の1か月以上は抗生物質と痛み止めなど、容態を安定させる方法が取られました。そして手術医の手に委ねられ、皮膚移植が施されたのです。

どんなときもトーマスは、自分をここまで傷つけた人間に背を向けることはなく、スタッフにみゃーおと鳴いて甘えていました。虐待を受け、傷つき激しい痛みを与えられたにも関わらず、人に対し攻撃的になることなど全くありませんでした。

今は優しい里親さんの家で人間の愛に包まれて暮らしているトーマス。

何よりも人間が大好き!


人は「目には目を歯には歯を」とやられたらやり返すべきとと考える人が多く、ともすれば仕返しを考えてしまいます。仕返しはしなくても、恨み憎んでしまいがちです。

しかしほとんどの動物は違います。許すということを知っています。そして、許すことは忘れることではないことも十分しっているはずです。なにより人間が好きだから、トーマスのようにひどい仕打ちを受けても、それでもそんな悪魔と同じ人間を信じ愛し愛されようとするのです。

私たちは動物から学ぶことが、本当にたくさんあります。

動物虐待は卑劣な行為です。動物を傷つけたり、殺したり、見殺しにしたりした罰は、人間に対するそれと同じ重刑に処すべきです。

動物虐待には以下の2つのタイプがあります。
1. 意図的(積極的)虐待=やってはいけない行為を行う・行わせる
殴る、蹴る、熱湯をかける、動物を闘わせる等、身体に外傷が生じる又は生じる恐れのある行為、暴力を加える心理的抑圧、恐怖を与える酷使 など2. ネグレクト=やらなければならない行為をやらない
健康管理をしない病気を放置必要な世話をしない劣悪な環境に動物を置くなど

出典 http://jaws.or.jp

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トーマスに早く永遠の家族が見つかりますように!

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公式プラチナライター。テキサス州在住。料理研究家でフリーランスのコラムニスト

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