普段、あまり表に出ることのないファイナンシャル・プランナー(FP)という職業の女性たちに、普段どんな相談を受けているのかリレー日誌形式でつづってもらう連載の第4弾。FP辻本さんのもとに訪れたのは、「夫婦共働きの家計を見直したい」というアラサー女性C美さんでした。この手の相談には、おふたり様が陥りがちな「落とし穴」が隠されている、と辻本さんは言います。

時間がないのは現代病?

2016年10月某日、テレビではノーベル賞の話題で持ち切りです。受賞をするとスウェーデンで行われるノーベル賞の晩餐会に夫婦で招待されるのですが、インタビューへの応対などで忙しく、ふたりでゆっくり話をする時間はないのだとか。

日常の生活でも、夫婦でゆっくり話をする時間ってなかなか取れないですよね。共働き世帯ならなおさらのこと。先日、家計相談に来たアラサー女性C香さんもそうでした……。

既婚、アラサー女性C香さんからのご相談

C香さん夫婦は共働きで、二人とも会社員。おおよそ夫婦で800万円の収入があり、貯蓄もふたりで管理している口座に500万円ありました。

お悩みは、「家計をもっとスリムにしたい」ということです。

家計を知るには、収入と支出の把握が必須です。毎月いくら収入があって、どれだけ使っているか……。

詳しく確認をしてみると、夫婦各自で支払っている家賃や車両関連費などは把握していましたが、あとは自由に使っているので、夫婦全体の家計の詳細は不明とのこと。

「おふたりさま家計によくある肥満家計かもしれない」。そんな不安がよぎりました。

夫に言えないライフプラン

C香さんから「いくら貯金をしていれば安心ですか?」という質問もありました。そこで、私はライフプランを確認してみることにしました。

いくら必要かは今後の予定によって変わってきます。家計管理には、「将来どんな夢があって、そのためにいくら費用がかかるか」を知っておくことも大切です。何歳で退職したい?車を買い替える予定は?他に希望や夢はある?そんな質問をしながらライフプランを聞いていきます。

C香さんが心に描いたライフプラン。それは子どもがほしいということでした。

結婚から10年たち、夫との関係は空気のようになっている。がむしゃらに頑張ってきた仕事もやっと落ち着いてきたので、子どもがいる生活もいいな。と考えるようになったのだとか。

おふたりさまの家計相談から、ママになるためのライフプランへ。話が進むにつれ、最初に伺ったテーマから相談内容が変わるケースはよくあります。妊活を始めたいC香さんには、お金だけではない悩みについてのアドバイスも必要なようです。(後編<11月10日公開予定>に続く)

【これまでの相談事例はこちらから】

#01 「悩みは保険」はウソ? マネー相談の本当の問題
「保険を見直したい」と相談に来た、アラサー独身の保育士さん。話しを伺っていると、本当の問題はもっと別のところ、多くの女性が悩み「あること」だと判明しました。

#03 独女が「家を買うと結婚できない」に惑わされる理由
独身高収入OLのA子さんは「家を購入したいけれど、結婚できなくなるのでは?」という悩みを抱えていました。それに対し、FPさんが優しくアドバイスをします。

#05 「夢のマイホーム」の落とし穴。夫の死亡保険金で住宅購入を希望するB美さん
B美さんは夫の死亡保険金を原資に、住宅購入を希望しています。本来ならば、なんとか購入を勧める案件でしたが、「購入しないことを強く勧めた」とFPさん。さて、その理由は?

辻本 ゆか
夫婦ふたりの暮らしとお金アドバイザー、CFP。大手金融機関にて個人向け営業に従事。その後、乳がんを発症した経験から、備えることの大切さを伝える活動を始める。FP Cafe 登録FP。

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