記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
2016年10月18日(火)国立感染症研究所から報告された患者数から、 「マイコプラズマ肺炎」の流行が懸念されていることがわかりました。

若年層への感染が多くみられ、2011年に大流行をみせた「マイコプラズマ肺炎」ですが、2016年も流行年になる可能性が高まってきているので、注意が必要です。

そこで今回は「2016年マイコプラズマ肺炎流行状況」を医師に解説をしていただきました。

2016年 マイコプラズマ肺炎流行状況

【患者数】
2016年10月9日までの一週間で、一医療機関当たり1.33人のマイコプラズマ肺炎が確認されています。

【流行している地域】
定点当たりの報告者数ですと、岐阜県、群馬県、香川県などで流行がみられております。

【感染しやすい対象者のタイプ】
マイコプラズマ感染は比較的若年層に感染が起こりやすく、患者さんのおよそ8割が14歳以下といわれます。子供さんには特に注意が必要です。

2011年のマイコプラズマ肺炎

2011年は、2000年以降最大の累計報告者数を上回る大流行がみられました。

マイコプラズマ肺炎の感染経路

【飛沫感染】
感染者がくしゃみをすることで病原体が飛び散り、それを吸い込んでしまうことにより感染します。

【接触感染】
感染者と直接皮膚や粘膜が接触したり、ドアノブや手すりなどを共用したりすることによって感染します。

マイコプラズマ肺炎と疑える症状


■乾いた咳が続く

■38度以上の発熱が続く

頭痛

■倦怠感

咽頭痛

マイコプラズマ肺炎の予防対策

飛沫感染および接触感染を防ぐために、できるだけ流行時期は人混みに近づかない、また、手洗い・うがいの励行やマスクの着用も大切なことです。

しっかり睡眠と栄養バランスの良い食事を摂って免疫力を維持することも重要です。

マイコプラズマ肺炎による重篤な合併症

◎閉塞性細気管支炎
マイコプラズマ肺炎の5%程度に合併するとされ、ステロイドによる治療を要します。

◎心筋炎
心筋炎はマイコプラズマの合併症で、心臓を構成する筋肉に炎症が起きるものです。

◎横断性脊髄炎
横断性脊髄炎は脊髄の一部が横方向に炎症を起こすもので、まひなどの原因となることがあります。

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医師から一言

マイコプラズマ肺炎は特に若年層に多く、うまく周囲に症状が伝えられない場合もあります。頑固な咳が続いていたら、ぜひ呼吸器内科を受診し、診断を受けるようにすることが大切です。

知らないうちに周囲に広げてしまわないこともとても重要です。

(監修:Doctors Me 医師)

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