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島国・日本。とても狭い国ってイメージありませんか?領土面積は約38万km²で、世界第61位。日本列島だけ考えれば狭く感じるのかもしれませんが、実は、排他的経済水域(EEZ)と領海を合わせると世界第6位の面積を誇ってるんです。

皆さんは、日本の広大な領海・排他的経済水域をつくってたのが、実はアホウドリだったとご存知ですか?ちょっと意味分からないですよね。なんでアホウドリ?今回は「今の日本、陸と海を合わせると世界第6位まで昇り詰めた原因がアホウドリ」をご紹介させて頂きます。

排他的経済水域(EEZ)とは?

漁業をしたり,石油などの天然資源を掘ったり,科学的な調査を行ったりという活動を,他の国に邪魔されずに自由に行うことができる水域です。

出典 http://www.mofa.go.jp

この水域をとてつもない広さを保有している日本。このメリットは物凄いと思いませんか?日本は島国、離島がとても多く点在しています。沖ノ鳥島(おきのとりしま)、与那国島(よなぐにじま)、南鳥島(みなみとりしま)等々…だからと言ってなぜ、そこまで広大な水域を保有することができたのか?ここに関係するのがアホウドリなんです。

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アホウドリってなぜ絶滅危惧種になってしまったかご存知ですか?写真の通り、アホウドリって名前は…ちょっとどうかと思うのですが、とても綺麗な鳥ですね。そして、翼を広げると2メートルにもなる大型の海鳥。絶滅危惧種であると共に、日本の特別天然記念物にも認定されています。

遡ること明治時代、早い話、この美しい鳥は乱獲されたのです。真っ白い羽は高値で取り引きされ、羽毛を採取、鳥体からは油を絞り肥料にしたりと…ちょっと残酷なのですが、この時代にアホウドリバブルが到来したのです。

アホウドリバブル。アホウドリさえ捕まえれば、大富豪になれる!そう信じた人達が乱獲した末…数え切れないくらい居たアホウドリ、一時は30~50羽まで減って絶滅の淵に立たされました。そこから、絶滅危惧種に認定、天然記念物から特別天然記念物へ。保護活動が行われ、現在、地球上に存在するアホウドリの数は500〜600羽にまで増えることができました。けれど、まだまだ先は長く予断は許されない状態です。

江戸後期の書物には、アホウドリが飛ぶ姿は、まるで鳥の柱のように見えたと記されています。その数、推定500万羽とも言われています。空をも覆い尽くさんばかりに居たアホウドリが、なぜ、急激にその数を減らしたのか?なぜ、いとも簡単に捕獲されてしまったのか…

それは…名前の通りアホというか…いったん陸に下りると身体が大きい為、飛び立つのに助走が必要だったのです。パッと飛び立つことができない…しかも、離島や孤島に暮らしていた為、人間を知らないので恐れるということを知らなかったのです。集団で営巣しているアホウドリ、多くの個体を簡単に捕まえることができました。アホじゃないですね。書いてて悲しくなりました。

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過熱するアホウドリバブル。多くの日本人がアホウドリのロマンを、千載一遇のチャンスを逃すまいと島から島へアホウドリを追い求めたのです。それこそ、みんな必死です。徐々に組織的になったアホウドリ捕獲軍団。企業化し、小さな島国の島民を全員雇いアホウドリを運ぶ軽便鉄道が敷設したとのこと。

皆さんもうっすら分かってきたと思うのですが、日本は、最東端の南鳥島から西へ、小笠原諸島、大東諸島、尖閣諸島などが点在しているが、これらの島々のおかげで、経済的主権のおよぶ排他的経済水域は大きく広がったのです。この広がった原因が、アホウドリバブル。

鎖国から解放された明治以降、人々はアホウドリを追い求め、船に乗り込み島から島へ。危険を冒してまで手に入れたいのはアホウドリから得られる巨万の富

アホウドリへ対するモチベーションの高さは尋常ではない。アメリカがアメリカンドリームなら、この時代の日本は、まさにアホウドリドリーム…

日本最東端となる南鳥島もアホウドリ捕獲で日本ものものになりました。尖閣諸島も…東は北西ハワイ諸島へ、西は南シナ海の島々へ…大海原を越えて、広く太平洋の島々にまで進出したそうです。

「〇〇の方向には島があるかもしれない。アホウドリがいるかもしれない」こんな噂だけで危険を試みず行動を起こした日本人。こうした大規模な捕獲によってアホウドリは遂に絶滅危惧種に…その命と引き換えに日本は、EEZと領海を合わせ世界第6位の面積を誇るようになったのです。皆さん、アホウドリにはアホじゃないですよ。むしろ、感謝してもしきれないのかもしれません。

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