肌の色で差別するという時代はいつになったら終わるのでしょうか。アメリカでの黒人射殺事件は今年は特に著しく、世間に暗い影を落としました。また、小学校でも「パパがダメだっていうから」と白人の女の子が黒人の男の子の友達をやめるなど、残酷な差別社会は子供の間にも広がっています。

こうした差別は、筆者の息子が行っている学校でも起こっています。イギリスに住む筆者の息子が通う学校は、60%がイギリス人、40%が多国籍で占められています。いろんな国から来て、イギリスに住んでいるという子供たちは当然肌の色も母国語も異なります。

先日、息子のクラスメートであるカザフスタン共和国から来た女の子が、イギリス人の白人の女の子に「あなたの肌は茶色いから一緒に遊ばない」と言われたそうです。これはカザフスタンの女の子の母親から聞いたことですが、あからさまな差別発言を6歳の子供が平気でしているという事実にショックを隠せません。

白人の女の子は息子と同じクラスなので両親の顔も筆者は知っていますが、人種差別をするような人たちには思えませんでした。しかし、事実として彼らの子供がこうした差別発言をしているということは、親か子供の周りがそうした言葉を発しているからとしか思えません。

度々、差別問題に関してこちらで記事を書かせて頂いていますが、身近なところでもやはり肌の色への差別があるのかと思うと、失望を隠せずにはいられません。せめて親が聞き咎めて、その白人の女の子の発言が改まることを願うばかりです。

肌の色で差別されていた少女がモデルに

西アフリカに位置する共和制国家セネガル出身のコーディア・ディオップさんは、肌の色がとても濃いために苛められた経験もあると言います。そんなコーディアさんは現在、インターネットを中心に人気が急上昇中。

というのも、彼女の美しい肌はモデル業界でも有名になり17歳でモデルデビュー。現在19歳になりましたが、巷ではコーディアさんを「メラニンの女神」という別名で呼んでいます。

パリとNYに拠点を置いて活動中

コーディアさんは子供の時アフリカからフランスへ移住。その時に漆黒の肌の色をからかわれた経験を持っています。今でもコーディアさんのことをネット上で中傷してくる人もいるのだそう。「でも大人になるにつれて、ネガティブな意見を気にしないようになった」というコーディアさんは話します。

今は、自分のことを毎日ますます好きになっていくというコーディアさん。23万人以上いる自身のInstagramのフォロワーも、コーディアさんがどれだけ美しいか知っています。

「人と違うということはとても幸運なことだと思う。だから決して自分を変えようとしないで」というコーディアさん。彼女のこうしたポジティブさが、内面からの美しさと相まって美しい容姿の輝きを放っているのでしょう。

ある調査では、75%のナイジェリアの女性は「肌のトーンを明るくする」化粧品を使っているのだそう。トーゴの女性は59%、南アフリカでは35%の女性も同様に肌を明るくしたいという女性がいるという結果が出ています。

黒人の女性が「肌のトーンを変えたい」と思っている人が意外に多いことがわかり少し衝撃を受けた筆者。やはり社会的な差別が彼女たちの思考にここまで影響しているのかと考えてしまいます。

しかし、「美しい」という以外の形容詞はない

Facebookには心無い人からの差別発言も寄せられるというコーディアさんですが、彼女の唯一無二ともいえる神々しいまでのこの肌の色を見て、美しいという以外の形容は見つからないと筆者は思います。

人と違うからこそ美しい

肌の色、言葉、国、それがいったい何なのでしょう。そうしたことのために私たちは憎しみ合い、傷つけあってきました。人をリスペクトをする時に必要なのは内面の判断だけ。10年後、20年後には肌の色で差別をするという人達が少しでも減っている世界になって欲しいと願うばかりです。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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