記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。

秋から冬にかけて気をつけたいのがインフルエンザなどの感染症の流行ですが、現在首都圏を中心にRSウイルス感染症の患者数が増加しております。

2015年にも猛威をふるったRSウイルスですが、2016年の流行状況はどのようになっているのでしょうか。

そこで今回は「2016年のRSウイルス感染症流行速報」を医師に解説していただきました。

2016年 RSウイルス感染症流行状況

1. 現在の患者数

2016年9月19日~28日の統計で、全国で5463件のRSウイルス感染症が報告されており、これはその直前の週より1200件以上も増加しています。

2. 流行している地域

東京都、埼玉県など関東で報告数が多く、大阪府などでも発症が多くみられています。 また、大分県や和歌山県、石川県などで報告数が非常に増えています。

3. 都市部で流行しやすい理由

RSウイルスの感染経路は飛沫感染および接触感染といわれていますので、通勤電車やデパートなどの大型商業施設での買い物など人ごみに行く機会が多い都市部は、感染者との接触の機会が多くなるものと考えられます。

4. 感染しやすい対象者のタイプ

RSウイルスは感染力が強く、多くの子供が2歳までに感染を経験するといわれています。ただ、1歳前だと特に症状が重篤になりやすいので十分な注意が必要です。

RSウイルス感染症の感染経路

飛沫感染

感染者の咳やくしゃみなどを通じ、病原体の混じった分泌物を吸い込んでしまうことにより感染が成立するものです。

接触感染

感染者の皮膚や粘膜に触れたり、手すりやつり革などを共用することによって感染が成立するものです。

1歳未満の乳児が感染に要注意

RSウイルスは1歳未満の赤ちゃんが感染すると呼吸器症状などが重症化、また急変しやすく、入院などが必要になる場合もあります。

医師からのアドバイス

流行の状況や地域などの情報に対するアンテナを高くして、特に2歳前の乳幼児のいるご家庭では十分注意をしていただきたいと思います。

(監修:Doctors Me 医師)

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