『約束』ってどういうものでしょうか?

のんびり母がいつも思っていることがあります。

『約束』ってどういうものだろうか?

「宣言をして守るために努力するもの」というイメージを持っているのですが違うのでしょうか?
いまだに答えを見いだせないまま毎日を過ごしています。

なぜ、そんな話をするのか。とお思いですよね。
のんびり母とせっかち娘では「約束」の意味が違うようです。

『約束』は、これ以上叱られないためにするもの?

自閉症スペクトラムのせっかち娘は、叱られる行動を多々します。
もちろん小学1・2年生の時は悲惨極まりなく、年中のんびり母は謝罪に行っておりました。
現在小学3年生。以前と比べれば確実に大きなトラブルは減少しました。
主なところを言えば「他者へ迷惑をかけることが減ってきた」と感じます。
お友達のものを嫌がられてるのに借りたと言って持ってきたり、お友達を叩いたりして困らせたり、他所のお宅(知らない方のお宅も含む)にお手洗いを借りに行ったりというようなトラブルが減ってきました。
それは、せっかち娘やのんびり母たちの日々の小さな努力の賜物だと思います。

ここまでくるのに沢山叱って色々な約束をしてきました。
現実的には守られた約束はほとんどありませんが、全く無意味な訳でもなかったのだと最近は少し思えるようになってきました。

それにしても、せっかち娘はなぜ「約束」を守らないのでしょうか?
今まで一緒に過ごしてきた結果、これは本人の気持ちではないので予測の域を出ませんが、守るものとは受け止めておらず今叱られていることを終わらせるために「はい」と答えているように思います。

ですから、叱られるのが終わった時点で約束も終わるのでしょうね…

    叱られる
     ↓
「次からはきちんと時間を守ろうね、約束だよ」
「うん、ちゃんと守る」
     ↓
 いつも通りの対応に戻る
     ↓
  (多分)約束終了 ※頭からキレイにいなくなる様子

なんなんだろう、この子の約束って…と今だ解明できずにおります。
叱られた場合ではない約束は、基本的に数秒で忘れてます。
叱られた場合でも数分で忘れたかのようにテレビを見て笑っていたりします。
やはり叱られるのを終了するために「約束する」と言われているように感じます。

これって普通なのでしょうか?やはり自閉症だからなのでしょうか?

守れない『約束』で叱られる。でも変われない。

「明日は遅刻しないで学校に行く」
せっかち娘と既に何百回したであろうこの『約束』
現在のところ最高で続いたことがあるのは4日です。
動物園に行きたいと言っていたから「今週出来たら行こうね」とご褒美を
用意しても無理でした。
ご褒美の話も目先の興味には叶わないようです。
動物園よりも通学途中に会う散歩中の犬の方が優先されてしまう。
だから結局遅刻してご褒美はなくなるのです。

今まで多くの本やホームページで叱らずに教えていくことを読んで理解。
ですが、優しく諭しても調子に乗ってエスカレートしていくせっかち娘を見ていると
「この子には通用しないのではないか?」という疑念に駆られます。
そのようなこともあり、のんびり母はまた叱るしかありません。
泣けてくる程に効果が薄く、毎日叱っては約束し破られては叱るを繰り返す日々。

せっかち娘はその時は嫌でしょうし泣きますが数分後には忘れています。
本当に?と思われるかもしれませんが、私に叱られて号泣して「もう絶対にしない!」
と言って数分後には「テレビ見てもいい?」と聞けるぐらいですから。

次に叱られた時に思い出しますが、すぐに忘れるのでのんびり母もストレスを
感じずにはいられません。
のんびり母は叱ったことを忘れられませんし、そんな自分を責め続けているのです。
そしてせっかち娘を年中叱る係を務めている私もどこかで開放されたいと思っています。

虐待と愛のムチの違いをどう考えますか?

最近の世の中では『虐待』という言葉が飛び交っています。
事実、虐待や体罰は良くないと私も理解しています。

それでも、せっかち娘が何度もし続けている「約束」を守らず、誰かを叩いたり
傷つけた時には叩くことも怒鳴ることも実際のところしています。
それは虐待なのでしょうか?

私やのんびり母は悪いことをすれば叩かれる環境で育ちました。
それを今虐待だったか?と聞かれたら、間違いなく「違います」と答えます。
時々父に愚痴を溢したりはしますが、今では良かったとさえ思っています。
他人の痛みを知るには必要な痛みだったと思うのです。

「どのくらい叩かれたらどのくらい痛いのか」


叩かれたことがない人は分からないままだと思うのです。
叩かれたことで、痛みだけでなく恐怖心を知っています。
ですから感情だけで限度を超えてしまうなどということもありません。
どれだけの強さで叩けば死んでしまうかなんてこと当然理解できますから。

虐待を正当化するつもりは毛頭ありません。許されないことと思っています。
ですが、愛のムチは必要だと思っています。
では、何が違うのでしょうか?
これは個人の意見ですが、私は本気で子供のためにしているかだと思っています。
大人側が自分の思ったことができないからとか自分がイライラするからとか
そのような大人側の都合で叩くことは虐待だと思うのです。

世の中甘くありません。大人になっても沢山の苦労と隣り合わせです。
普通の子よりも生きにくいせっかち娘は、これからもっともっと理不尽なことに
出会うでしょうし、人一倍やりづらい世の中を生きていくのかもしれません。
今、いくら守り続けても彼女は私たちから離れなければならない日がきます。

ですから、人としてしてはならないことをした場合には私は叩くことがあります。
お友達を自分が不満だから叩いた、突き飛ばした、傷つくことを言った等、
いずれイジメや大事故にもなりかねない行動については、本人にも痛みを
教えることにしています。
その子にしたであろう痛みや恐怖を体感しなければ、理解しにくい子だからこそです。
特に身体や心の痛みが分からない子になってしまったら、犯罪を犯してしまうことに
なりかねないとも考えるからです。

これも世間では虐待と呼ばれてしまうのでしょうか?

誤解のないようにしておきますが、最初からこの選択はしていません。
何度も色々な方法で伝えても続いた行為なので、改善するために行っています。
いつも傍にいるのんびり母にやらせるとせっかち娘のストレスとなり反発する生活が
悪化するので、普段はいない私がその役目を担って叱り、のんびり母が慰めて反省
させるという形にすることで、怖さと優しさの両方を理解してもらう努力はしています。
つまり本来は父親が行うであろう役を務めているのです。

結果どうなのか?と言いますと、私は「怒ると怖いけど、普段は好き」と思われて
いるようで、普段はベタベタに甘えてくるので愛情ムチは伝わっているのでしょう。

常に逃げたり避けたりとなるならば、やはり個人感情が入っているかもしれませんね。
でも、人間ですから追い詰められればつい手を上げてしまうこともあるでしょう。
だからこそ、一人抱えにならないように気をつけてください。

虐待と愛のムチは別物です。

当然ですが、イライラするから叩いたことを愛のムチだとすり替えてはいけません。
全く違うものなのですから。

ですから、のんびり母のように誰かを頼ることは大人でもとても大切なことだと
思います。
人は一人では限界があるのですから、周りの人の協力を試みてください。
追い詰められてイライラが爆発してしまって虐待をしてしまわないように。

さて、そんな風に叱られているせっかち娘さんはと言いますと、
「暴力を振るった」などの話で学校から呼び出されることはほぼなくなりました。
おかげで私も最近は叩くことがない毎日を過ごせています。
叱り続けているのは変わりませんが、本人が怒られて済むことをするようになっただけ
成長なのでしょう。
あくまでもこのせっかち娘には伝わったのかな?と解釈しています。

大人も約束を守らなければならない

「ご褒美を掲げて子供に約束を守るように誘導する」
という教え方があります。

最初に書きましたが、せっかち娘には通用しない教育方法ですが…
この方法を私たちも時折試しているのですが、意外と当たり前に大切なことを
忘れている大人もいるようです。

「これが出来たら連れて行ってあげるね」
と言われたので子供が頑張って約束を守ったが「忙しいから今度ね」と
先送りしたという話を知人から時折聞きます。

このような行動について私は言いたいことがあります。

「約束を子供が守ったならば、
       大人も守りなさい!」


約束を守ることを教えるならば、こちらも実践しなれば意味がないですよね?
残念ながら、それを実践できる機会がまだ来ないのんびり母ですが、叶う時がきたら
笑顔で約束を果たすことでしょう。
確実に約束を守るため、可能なものしか私たち大人側も提示しないようにしています。

大人は知恵がある分ズルをしがちです。
子供と共に大人も成長するように心がけたいですね。




次回は、他の子より遅い分ここだけは優れているのでは?と勝手に感じている
「これだけはすごい~特殊能力!?~」について書いていきます。

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