あの頃
 90年代後半に高校生でした。ポケットベルやルーズソックスなどが流行り、先生たちはその流行りに乗る生徒を取り締まろうと必死になっていました。
 今までに無いものが出回り始めた、といっても当時は田舎で流行りだすのは約一年遅れでした。

「校則にダメって書いてないじゃん」という生徒の主張に「それもそうなんだよな」派と「ダメなものはダメ」派の先生で分かれていたかと思います。  
そんな後者の先生方に怒られた思い出と共に、懐かしい物を幾つか振り返ってみたいと思います。

プリクラ

 昨日の放課後に撮ったプリクラを休み時間に交換するのが楽しみでした。まだ地元で出回りだした頃でプリクラが珍しい物だった時代です。
 つい夢中になってしまいチャイムが鳴っても席につかなかったり、プリクラを机の上に出しっぱなしの子たちにイライラして先生(50代女性)が放った一言。
「プリグラはしまいなさい!!!」
 先生のブチギレっぷりが割と本気で、なんか聞き返せないし凄く笑ってはいけない雰囲気だったのを覚えています。間違えてますよなんて指摘するなど以ての外という感じでした。

出典ひさ

PHSと たまごっち

 どちらも持ち込み禁止にはなっていましたが暗黙の了解という感じでした。どうせ言ったって持って来るし授業中に使わなければ許してやるみたいな風潮。
 ある授業で確か小テストの最中だったと思います。静まり返った教室の何処かから小さな電子音が聞こえてきました。
 誰かのたまごっちが腹を空かせたのだろうと満場一致で思っていたのですが先生(ちょっと天然)が突然の激おこ。
「学校にPHSを持って来るな!」
 ざわつく教室。たまごっちじゃね?とヒソヒソ聞こえてくる声。
「誰だ!」
「名乗り出ろ!」
 もちろん誰も名乗り出ません。
 もしかすると自分のかもしれないと不安になりながらも先生が怒り狂ってるから鞄に手突っ込める空気じゃないんだもの。確認しただけなのに没収されたら嫌ですし。
だいたいにしてPHSじゃねえし。
「謝りに来るまで授業はしない!!」
 先生は出て行ったきり誰も謝りに行かなかったので授業は再開されませんでした。

この当時はPHS(携帯電話みたいなものです)を持っている割合がクラスの3分の2というところでした。携帯電話を持っている子はいませんでした。PHSの方が地下鉄に強いとか言われていた気がしますが、うちの地元に地下鉄なんか走ってないし。電車なんて一日に10本も走ってないくせに。

出典ひさ

今考えると

先生たちは何故あんなにもPHSの所持を否定したのか。たまごっちは玩具だから持っていたら怒られるのは解ります。学校は勉強をするところですから。
何か連絡を取り合われるとマズいことでもあったのかしらと邪推してしまいます。

先生はルーズソックスに敏感だった

 どうしてルーズソックスを没収したのか。没収したルーズソックスをどうしたのか。
 靴下ですよ。履いていた靴下を脱がして返してくれないってどうかしてますよ、今考えると。
 思えば靴下には口うるさかったですが、スカートの丈に何か言われた記憶は皆無です。女子校でした。
 放課後になると車で見回りまでしていました。(※ルーズッソックス狩りと呼ばれる行事。見つかると後日ぶん殴られる)

出典ひさ

番外編

当時ヴィジュアル系バンドが人気爆発中でした。
全然怒られてはいませんが我が恩師の迷言。授業中ではなく普通の会話でのことです。
「今ってブルジョア系すごい人気だよね」
そうなの?どの層から? これも今考えると凄い間違いだなと思います。じわじわくるという言葉は当時ありませんでした。
先生はさだまさしさん似のナイスガイでしたよ。元気かな。

この記事を書いたユーザー

ひさ このユーザーの他の記事を見る

ルポライターを経て自宅警備員をしています。

得意ジャンル
  • 音楽
  • ゲーム
  • 恋愛

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス