子供を抱っこしたり、頭を撫でたりしながら話すと言うこと

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猫の親子。まるで以前の私とふたりの娘達のようで…。

ふたりの娘

我が家にはふたりの娘がいます。長女は今大学一年生。都内の美術大学へ通っています。小さい頃から絵を描くのが大好きだった娘は、親の言うことを素直にきく子供で、長い待ち時間がある時でも、白い紙と鉛筆があればずっと絵を描いて大人しくしてくれる、そんな子でした。初めての子、初めての育児だったにも関わらず、大変だったと言う印象があまりありませんでした。


次女は高校三年生、年子として生まれた下の娘の育児はつい一年ほど前にやってきた事のおさらいなので、あまり迷いや不安はありませんでしたが、長女が歩き始めた時期と重なり、赤ちゃんの頃は何時も私におんぶされている状態で、そのせいなのか夜泣きがひどく、昼間も私の姿が見えないとすぐに泣き始めるという、甘えん坊の手のかかる子でした。


手のかから無い長女は聞き分けが良く、きちんと話せばわかってくれたので、いつも大事なことは正面に座って目を見て話をしました。
そして、手のかかる次女は話しても無駄なので泣き止むまで抱っこして頭を撫でて落ち着くのを待ちました。



大好きな絵を描くのを我慢しながら親の勧める進学校に進んだ長女。入学した途端に大学の受験勉強を始める周囲との隔りを感じ、萎縮し、体調不良を訴え始めて…高校一年生の夏にとうとう勉強する事を止めました。突然のように起きた長女の変化にうろたえながら話せばわかると思い込んで説得するような話ばかりしました。
その私を睨み、追い込まれたような表情をするの娘に「じゃあ、お母さんは何をすればいいの?」と聞きました。

「 頭を撫でて 」

そう言われました。
辛かったのだと、不安だったのだとその時ようやく気づきました
自分を抑えてきた娘、初めての自己主張を肯定して欲しくて言った言葉。
頭を撫でながら「大丈夫だよ、良いんだよ…」と伝えること。
言葉だけではなくて感じたかった彼女に、私がして来なかったことでした。
遅い反抗期を終え、本当にやりたい事を目標にしてからは、迷いなく前を向き、無事に親元から巣立って行きました。


手のかかった次女。制服が可愛いことと、高校見学の時に見て、やりたくなった部活に入る為だけで選んだ高校へ進みました。夢中になった部活を引退すると、自分のやりたいことはこれしか無いからと「美容師になる」と言い、さっさとAOで専門学校を決めて来ました。大学受験をしないのはうちの子だけのようですが、好きな道を自分で選んだのですから、親は応援していくだけです。




手のかからなかった子も、手のかかった子も。子育てにかけた時間は同じだったなと、巣立っていく娘達を見ながら、そう思っています。



抱っこしたり、頭を撫でたりしながら話すということ。
この大切さを今になって実感しています。

「 子育てしながら親になる」

という、当たり前のことも…。


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医療関係の仕事をしています。二人の娘の母であり、公務員の妻であり、長男の嫁です。
小さなスマホの画面に悪戦苦闘しながら、記事を書いています。
書き方も良くわからないまま始めてしまったという、ある意味怖いもの知らずの初心者です。

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