皆さんはご存知でしょうか?
ペットブームの裏側に隠れた動物の殺処分の現状を。
年間30万匹以上のペットが、ガス室に入れられ窒息死させられたり、息絶えないまま焼却されてしまうのです。
飼い主とともに幸せな生活をしてきたのにある日突然、遺棄され、保健所に連れて行かれ、新しい飼い主が見つからないまま、苦しみながら死んでいくその姿を想像してください。

人間は何故そんなことをしてしまうのでしょうか?
ただブームに乗ってとか可愛いからとか、そんな理由でペットを飼う人間が増えたからでしょうか?

全国にはいくつもの動物愛護団体があります。
どこの団体もこの殺処分をなくそうと、必死に活動しています。
しかし『殺処分ゼロ』にするためには、そういった団体の力だけでは不可能です。
ではどうすればよいのでしょうか?

ペットを飼うときはまず保健所へ

保健所では、たくさんの犬や猫が保護されています。
愛護団体などでも、保健所から犬や猫を引き出し、自分たちで里親を探したりしていますが、その頭数がごくわずかです。
愛護団体の多くは、NPO法人やボランティア。一度に何頭もの動物を引き出し、世話をしていくためには多額のお金がかかるので、限度があるのです。
中には病気や怪我をした動物もいます。

ペットを飼ったことがある方はご存知だと思いますが、動物の医療費は非常に高いのです。一度の手術で、数万~数十万円かかることがあるのです。

我が家もここ20年近く、複数の猫がいます。
我が家の猫は保健所から引き出したのではありませんが、すべての猫が知人宅で生まれた子猫を引き取ったり近所で保護した猫です。
常に3~4匹いる状態が続いてますが、1匹でも増えれば食事代やトイレの砂、医療費なども増えてきます。歳を取ればその年齢に合わせた食事にしなければならりません。特売で売られている餌では、消化不良を起こしたり健康を害する可能性もあるからです。

本来であれば、私ももっと積極的に保護活動をしたいところですが、個人で行うには限界もあります。

ですから、これからペットを飼おうと思っている方は、まず普段の食事代などにどのくらいの費用がかかるのか?病気になったときにどのくらいの医療費がかかるのか?自分はそのペットを最期まで面倒を見れるのか?をよく考え、まずは保健所にいるコに会いにいってあげてください。

出典ciconyan2016

今年で18歳。生後3ヵ月頃、自宅前で保護したコ。

動物愛護団体の活動、ペットショップの新たな動き

私が住む地域でもいくつかの動物愛護団体があります。
その中で私も時々、支援させていただいている団体は、原発の避難区域に取り残された犬や猫のほか、市内の公園などの野良猫や飼育崩壊した家で飼われていた猫の保護と同時に、不妊去勢手術を行っています。常時100頭以上の犬や猫を保護しながら、里親会を定期的に開いていますが、その数はなかなか減りません。
スタッフもほとんどがボランティアです。

私も一度だけ、シェルターのお手伝いに行ったことがありますが、感染症などを防ぐため、徹底したお掃除をし、冷暖房もあり、その犬や猫に合わせた環境づくりをしています。

LYSTA代表の鈴木さんも、最初は保健所から動物を引き出し里親を探すことから始まったそうです。
そして今、里親募集型ふれあいサロンと飼い主のいない野良猫の不妊去勢手術室を作るため、スタッフたちで解体作業を行い準備しています。

ほかのところでも、ペット販売をしないペットショップが出来たりと、さまざまな動きが出てきています。

動物に関する法律を知る

『動物の愛護及び管理に関する法律』をご存知でしょうか?
動物の虐待のみならず、遺棄することも法律で罰せられるのです。

『愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、二年以下の懲役又は二百万円以下の罰金に処する』
『愛護動物を遺棄した者は、百万円以下の罰金に処する』

などの処罰があります。

「見つからなければいい」とか「昔からやってることだから」というのは許されないのです。人間の身勝手が元でペットを遺棄する、かわいそうだからと野良猫に餌を与える、
これが原因で、さらに野良猫や増えてしまい周辺住民にも迷惑をかけることになります。

また不妊去勢手術をしていない飼い猫を外に出したり多頭飼育することで、子猫を増やしてしまい、手が負えなくなり遺棄してしまうというのも問題です。

愛護団体では、里親希望の方がちゃんと責任を持って面倒を見てる人かどうか?自宅には脱走対策がされているか?など、飼い主としてふさわしいか審査をした上で、譲渡するというところも多いです。
ペットを飼うのは初めてという場合、食事の与え方、散歩する際のマナー、どういった予防接種を受けたらいいのか?なども教えてもらえます。わからないことは恥ずかしがらずなんでも聞いてみましょう。

最後に・・・

出典ciconyan2016

2011年5月自宅近所で保護したコ

人間の命も動物の命も、重さは同じです。
その命を、人間の勝手な都合で奪うことは許されることではありません。

動物たちには何の罪もない。
一度、家族として向かえたのなら、一生家族です。
その一生を見届けてください。

動物殺処分ゼロにするためには、人間ひとりひとりの意識を変えていかなければなりません。私の力はちっぽけなものですが、これからもさまざまなところで呼びかけをしていきたいと思います。

この記事を書いたユーザー

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地元ニュースサイトのライター経験後、2016年6月よりフリーライターとして主に美容系・健康系の勉強しながら、キュレーション記事を書いている。自身のブログでは、地震・気象に関する情報や地元イベント情報などを掲載。4匹の猫と暮らし、シンガーソングライターとしても活動する主婦ライターです。

得意ジャンル
  • 音楽
  • 動物
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  • 美容、健康

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