「行ってらっしゃい」

さて、普段何気なく使っている「行ってらっしゃい」。

犬たちにとってこの言葉はとても悲しいものです。

そして、飼い主にとっての最後に愛犬へと送る
「行ってらっしゃい」もとても辛いものです。


愛犬との別れ際で送る言葉に涙が溢れます。


今回は、最初で最後の、
愛犬に言う言葉、「いってらっしゃい」のお話を紹介致します。

「お母さん」

ワンちゃんは、お母さんに問いかけます。


”お母さん、
何で、僕だけ尻尾が付いていたの?

お母さん、
何で僕だけ、手を付かないと歩けなかったの?

お母さん、
何で僕だけ、机でご飯食べられなかったの?

お母さん、
何で僕だけ、みんなとおしゃべりできなかったの?


お母さん、、、、
何で僕だけ、先に死んでしまうの?”

「よく聞きなさい。」

お母さんは、こう応えます。


”よく聞きなさい。


おしゃべりできなかったって、何言ってるの。

あなた、いつもしゃべってたじゃないの。

ご飯ちょうだい、お水ちょうだい、おやつちょうだい!って、
みんなに言ってたじゃないの。

みんな、あなたの言うこと、全部解っていたでしょう?



でも、お母さんに
「行ってらしゃい」はよく出来なかったね。。


お母さんが、「行ってきます」しても、
いつも行かないで!って行かないで!って言ってたね。


そういえば、
あなたはまだ自分で、「行ってきます」を言ったこと、ないんだね。


初めての「行ってきます」なんだね。。


お母さんも、「行ってきます」言いたくないなあ。。。


同じなんだね。


「行ってらっしゃい」って、こんなに辛いんだね。


何度も、行ってらっしゃいさせちゃって、ごめんね。




ほら、、身体辛いでしょう?

もう、目を閉じていいよ。。

お母さんも、そのうち行くから、待っててね。



向こうで会えたら、
「行ってきます」も「行ってらっしゃい」もなくなるからね。



「行ってらっしゃい」

最後の行ってらっしゃい。

一緒にいたいから、「行ってらっしゃい」は言いたくない言葉。

そして最後にお母さんが言った「行ってらっしゃい」は、
とても辛い気持ちを抑え込んだ、とてもとても優しい言葉でした。。


最後に言う、愛犬に「行ってらっしゃい」。



この言葉を言うことができるのは、
飼い主である、あなただけです。


どうか、今しかできないことを、大切にしてください。

どうか、愛犬に気持ちに、もっと寄り添ってあげてください。


そして、
虹の橋を渡って、また再会できた時に、
その絆を確認できるような、飼い主であってください。

この記事を書いたユーザー

ぶー子@ペットアドバイザー このユーザーの他の記事を見る

現在、動物看護師として動物病院で働きながら、ペットアドバイザーとして、
しつけの相談や健康相談などに乗っています。

【大学時代】
ペットショップに勤務。動物病院に勤務。
盲導犬のお世話等に携わる。

大学の授業の一環で、保健所、アジリティー大会、ドッグショー、家畜のお世話などに参加

【現在】
夜間まで診察している動物病院への勤務を経て、現在は個人病院に勤務。

しつけの相談、健康相談、ペットと飼い主さんが、
幸せに暮らしていけるために色々なアドバイスを行っています。

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  • 動物
  • 感動

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