日本は地震や台風などの自然災害が多い国。
1995年1月の阪神大震災や2011年3月の東日本大震災、
そして今年の熊本地震や台風による被害もあり、今年は例年以上と言えるでしょう。

阪神大震災や熊本地震でもわかるように、普段ほとんど地震のない地域でも大地震が起こる可能性があるのです。
地震大国の日本で「ここは大丈夫!」という場所はない言っても大袈裟ではないのかもしれません。

「地震に備えるといってもどうしたらいいの?」

という人も多いですよね。
東日本大震災を経験した私が、経験した範囲内ではありますが、どんな被害があり、何に困ったのか、今も続けていることはどんなことかをお伝えしていきます。

地震の恐怖を目の当たりに!

阪神大震災発生時、私は主人の仕事の関係でドイツに住んでいました。
当時、日本人向けの衛星放送で日本のニュースなどを見ていましたが、
そのニュースが始まると同時に、音声のない被災地の映像だけがしばらく流れ、異常な状況に、「何があったの?これはどこ?」と、訳がわからないまま、画面を見入ってました。次第にそれが淡路島を震源とした大地震だったと知り、気になって眠れずずっとテレビを見ていました。
そのとき一番印象的だったのは、高速道路が横倒しになった映像。信じられない光景でした。

地震の恐ろしさを知りましたが、当地福島県は「揺れても大きな被害が出ない場所」という認識があり、地震に対する備えなど何もしていませんでした。
その後、中越地震などの大地震もありましたが、本当に他人事のようにしか考えていなかったんでしょうね。

そんなしっぺ返しだったのか、5年前、東日本大震災でその恐怖を味わったのです。
主人はドイツへ出張中、私は小学生だった娘を迎えに学校の駐車場にいる時でした。

目の前で地面が割れるのを見ました。プールの方からは破裂音が聞こえ、プールの水が校庭に流れてきました。収まらない揺れに泣き出す子どももいました。
しばらく校庭で待機した後、帰宅。
幸い我が家は海からはかなり遠く、山側で自宅も高台だったので津波被害はなく、地盤も硬かったので家屋の倒壊や損壊もなく、食器などが割れるくらいの被害で済みました。飼っている猫たちもみんな無事でした。テレビで地震の状況を確認しつつ、大きく揺れるたび、3匹の猫をキャリーバッグに入れ、家の外に出たり入ったりを繰り返していました。

その日の夕飯は、家にあるものでなんとか済ませましたが、夜遅く水道がストップ!
老朽化した水道管の破裂により、いわき市のほぼ全域で断水。
この断水が一番つらかったといってもいいかもしれません。

ライフラインへの影響と物資の不足、そして原発事故

いわき市での断水は、約1ヶ月間続きました。
震災直後に起きた福島第一原子力発電所による事故の影響で物資が届かなくなり、復旧工事をしたくても部品が入らない事態にも陥りました。
事故による放射能の心配から避難する人も多く、作業員が不足しているという話も耳に入ってきました。

いわきに残った市民のほとんどが、近くの浄水場へ水を汲みにいく毎日が続きました。
国からの間違った情報により、「いわきは危ない!」と思われてしまい、物流がストップ!スーパーやコンビニ、そしてガソリンスタンドも営業できない状況でした。
鉄道も被害を受け運休。避難するには車しかなかったが、ガソリンがないことによりどこにも避難できなかったのです。

お店はやってない、ガソリンもない、放射能の心配もあることから、自宅でジッとしている大多数の市民。いわき市はゴーストタウン化したと報じられたことも。

「34万人の市民が消えた」これはまったく事実と異なり、この報道に関して怒りの声をあげている市民もたくさんいました。この記事を探してみましたが、まとめの記事は出てくるものの、大元の記事は削除されてしまったようで見つけることができませんでした。

この時の無責任なメディアに対し、私も大きな怒りを覚えたのです。
「メディアの言うことを鵜呑みにしない」と思うようになったのは、このことがきっかけだったような気がします。

電気に頼りすぎる生活を改めよ!

最近では『オール電化』や『電気自動車』も珍しくなくなってきましたが、私たちは今のまま電気に依存していていいのでしょうか?

私のところにもよく「オール電化にしませんか?」「太陽光発電をつけませんか?」などと営業マンが訪問してきたり、電話がかかってきたりします。

『太陽光発電』などの自然エネルギーに対しては賛成派ではありますが、今すぐにどうこうするつもりはないのです。
というのも『またいつ大きな地震が来ないとも限らない』という考えがあるからです。

出典ciconyan2016

上の画像は私の自宅前の道路の様子です。
この地割れ、これ事態はたいしたことなく見えますが、実はこれ東日本大震災発生時にはなかったものです。
この地割れができたのは、その1ヵ月後にいわき市で発生した直下型の地震後でした。

3.11から1ヶ月経ち、市内の水道もほぼ全域復旧した矢先のことでした。
多くのいわき市民が「3.11より怖かった」と言うほどの地震。
いわき市にある井戸沢断層と湯ノ岳断層がほぼ同時に動いたこの直下型地震では、多くの家屋が倒壊・損壊し、道路は至る所で陥没や隆起し、まるでジェットコースターのように上下にうねってしまったところもありました。
5年経った今でも完全に直っていないところも多くあります。

住宅街から温泉が噴き出し、温泉街だった町では温泉が止まるなどの被害もありました。常磐炭坑の排気口から大量の温泉が噴き出し、ニュースでも取り上げられました。
今でも湯気が出ていたり、イオウ臭がしてくることもあります。

この地震の後、我が家とお隣との間にかなり大きな亀裂が入りました。東側から西側に地面が大きく動いたようで、西側の我が家の庭は一部盛り上がっている部分があります。そして上の画像の亀裂は、我が家の庭や住宅も下までつながっている可能性も考えられます。

出典ciconyan2016

上の画像の電柱をよく見てください。
ちょっとわかりづらいかもしれませんが、少し斜めになっています。
この電柱の付け根から先ほどの亀裂がつながっているのが見えるでしょうか?

地盤が硬かったことにより、自宅周辺の被害はこの程度で済みましたが、もし再び震災級の揺れに襲われたらと考えると不安です。

こんな状況の中、太陽光発電の設備をつけることは考えにくい。
我が家は一見、なんともないように見えますが、実際のところ2階の北側の部屋の窓は歪み、網戸がはまらない状況です。高額のお金を出して設置したのに、家ごと崩壊してしまったら元も子もないと思い、何度もくるセールスを断り続けているのです。


今も続けている災害対策

震災後、水の大切さを知った私は、トイレに水を入れたペットボトルを何本も置いてます。バスタブには常に水を溜めています。
お風呂はシャワーのみ。シャワーの水が温かくなる間、ただ流してしまうのはもったいないと思い、その水を溜めています。そしてそれを洗濯や掃除で使ったり、ペットボトルに入れてトイレに置いたりしています。
そのまま放置しておくと水も腐ってしまうので、トイレを流すときに使ってはまた入れるを繰り返し習慣にするようになりました。

出典ciconyan2016

2リットルのペットボトルが、1階のトイレだけで30本あります。
しかしタンクは8リットル。断水してしまったら、この水はほんの数日しか持ちません。震災当初は、使った紙は流さずナイロン袋に入れてゴミとして捨て、1回ごと流さずある程度まとめて流したりもしてました。

水は生活する上で非常に大事なもので、水のない生活がどんなに大変かを体験したのです。

食器も洗えない状況でしたので、紙コップや紙皿を使ったり、お皿にラップを敷いてその上に料理を乗せ、洗わなくでも済むようにしたりもしました。

飲み水はミネラルウォーターを常にストックしておき、料理に使う水はスーパーなどで無料で汲んでこれるアルカリイオン水をペットボトルに入れ、なくなったら補充。
お米は常に多めに買っておき、缶詰などの保存食はいざという時に賞味期限切れなんてことにならないよう、普段から食べるものを準備し、なくなったら補充するようにしています。

また万が一、外出中に災害に遭い車の中で避難しなければならなくなったと想定し、車の中には使い捨てカイロやジャンパー、アルミ製のブランケットなどを入れています。

まとめ

まだまだ伝えたいことはたくさんあるのですが、また次の機会にご紹介させていただきます。
この記事を書いている途中で宮城沖の地震があり、こちらも少し揺れました。

東日本大震災を経験後、私は個人のブログで1日ごとの地震記録を更新しています。
有感地震だけでなく、体で感じない地震もあちこちで発生しています。常に動いているのです。小さい規模の地震が増えてくると、さらに大きな地震が発生する傾向があることも掴みましたが、その場所の地形などによって発生するタイミングが違うので、完璧な予測はできません。

テレビなどでよく言う『何年以内に何%の確率で』という曖昧すぎる表現では、地震に対する意識を高める人は増えないでしょう。

どうすれば、多くの人に地震の本当の怖さを知ってもらい、意識を高めてもらえるのか?日々、頭を悩ませていますが、私がやっていることが少しでも役に立ち、一人でも多くの命を守ることができたらと願うばかりです。

この記事を書いたユーザー

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地元ニュースサイトのライター経験後、2016年6月よりフリーライターとして主に美容系・健康系の勉強しながら、キュレーション記事を書いている。自身のブログでは、地震・気象に関する情報や地元イベント情報などを掲載。4匹の猫と暮らし、シンガーソングライターとしても活動する主婦ライターです。

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