すべては黒塗り文書の凄さがブラックボックスと呼ばせた

舛添要一前知事のときから情報公開の在り方に関し、騒がれていた黒塗り文書の問題ですが、実は筆者もいただいていたので少し論じたいと思います。

都議たちの追求とマスコミが黒を白に変えた?

もともとこの黒塗り文書問題は、舛添前都知事の外遊に豪華な金額が計上されたことを追求するため、都議が情報公開を求めていたものです。これらの経緯は、公開請求した都議さんたちから発信されております。

この黒塗り文書は別に舛添都政になったから行われた訳ではなく、筆者が請求した石原都政では当然に行われていた行為だったことは知る必要があると思います。

本来なら出てこなければいけない豊洲市場の議事録等、訳のわからない論理で行方不明にされておりますが、まちがいなく当局は把握しております。この時点で「隠す」」のが都の常套手段でもあったからです。

昔の東京都の対応を思い出すと…

はるか昔、書士業の手伝いをしたことがある筆者ですが、昔はコンなことがありました。

12:50に都庁に到着し、担当部署に参ります。お昼休みということで、新聞を読んだり遊んでいる職員が大勢いる訳です。個人的には早く手続きを済ませてから帰りたかったのですが、なかなかそうはいきません。

13:00になったらどうでしょう?なんとそれまでしっかり休憩を取っていた職員さんたちは、各自の遊び道具をようやく片付け始めたではないですか?そうです。彼らは13:00を過ぎてから初めて片付けを行っていたのです。結局13:05までしっかり待たされて、それが当たり前のように手続きされて終了しましたが、この感覚には多く疑問を持っておりました(これは鈴木都政の時代)。

その体制が、青島知事になって少し変化しましたが、とにかくも、筆者の知る限り、未だに紙台帳管理しているシステムがあるのが都庁です。ない訳がありません。

筆者も黒塗り文書をいただいていた

当時公開請求を行って取得した無縁墳墓改葬許可證

出典筆者蔵

筆者も平成23年(2011)に東京都に対して情報公開請求をしておりました。今回新聞で報道された千葉さなの改葬、法要記事に起因する請求です。

こうして表紙が出てまいりましたが、では本部ではどうでしょう?

当時いただいた黒塗り記載

出典筆者蔵

のり弁ですね…

ちなみにこの記載内容ですが、埋葬者氏名、没年月日、埋葬年月日、性別、土葬、火葬の別が記載されておりますが、その全部が消されております。東京都としては上も消したかったようですが、上記の部分は過去に『東京都公報』に記載していたので、消したくても消せなかったようです。

おわかりのように、この帳簿には住所や生年月日、族籍等の記載はありません。なので個人を特定できるのは無理です。この情報公開請求も、東京都情報公開条例が施行される前にメモを取った方がいたことを筆者が理解していたからに過ぎません。

この一件は不服審査請求まで行いましたが、委員が基本的に御用学者さんたちで構成されていることを踏まえれば、不服審査が通ることがないのは自明の理でしょう。

果たして小池都政で変わるのか?

確か8月19日付の小池百合子東京都知事の記者報道で、情報公開を進める旨の発言がありました。果たして上記のようなのり弁が解消されるのか否か?まだ子孫の手を煩わせるのをためらっている書類もありますので、機会があったら再度申請しようかと検討中です。

果たしてこれから都政はよくなるのでしょうか?その小池知事の手腕に期待したいところです。

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在野の歴史研究家です。主に幕末維新の人物史を中心に研究活動を行っております。

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