記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
2016年10月13日(木)のNHK朝に放送された「おはよう日本」内で、「防災植物」について特集が組まれておりました。

「防災植物」という言葉をはじめて聞く人も多いかと思いますが、実は災害時にあなたの命を救ってくれる救世主なのです。

今回は今話題に上がっている「防災植物」の種類や、豊富な栄養素、美味しい調理方法まで医師に解説をしていただきました。

防災植物とは

災害が発生した時に、非常食としての「食べられる野草」のことです。災害等で食物が不足した場合に備え、その存在に注目が集まっています。

防災植物が災害時の非常食として有効である理由

生命力が強い植物が多く、場所も田畑以外の様々なところに生えているので、災害時に栽培していた野菜等が収穫できないような事態になっても、野草は残っている可能性が高いです。

また、栄養素も豊富に含まれており、災害時には大切な食材になりえます。

防災植物として食べられる野草

オオバコ

<栄養素>
・フラボノイド
・アウクビン
・コリン

<効果・効能>
を沈める効果
・体内から余分な水分を排出する利尿作用
むくみの防止

ドクダミ

<栄養素>
・デカノイルアセトアルデヒド
・ラウリールアルデヒド
・クエルシトリン
・イソクエルシトリン

<効果・効能>
動脈硬化の予防
高血圧の予防
・化膿性の炎症を抑える

スギナ

<栄養素>
・葉緑素
・カルシウム
・マグネシウム
・カリウム
・ケイ素

<効果・効能>
・細胞の老化をおさえる
・むくみの防止
・利尿作用
・自律神経調整作用

ツユクサ

<栄養素>
・アントシアニン
・フラボノイド
・タンニン

<効果・効能>
・血糖上昇の抑制
・むくみの防止
・利尿作用
・デトックス作用
・解熱作用

カンゾウ

<栄養素>
・グリチルリチン
・リクイチン
・リクイチゲニン

<効果・効能>
・利尿作用
・鎮痛作用
・鎮咳作用
・胃の痙攣をおさえる
胃潰瘍に効く

防災植物を食べるときに注意する点

◎毒草を間違えて食してしまわないようにする
◎あくをしっかり抜く
◎アレルギーを起こす可能性がある
◎食後、吐き気、嘔吐をきたすことがある
◎頭痛、めまいなどを起こすものもある

防災植物を美味しくいただく調理法

油でカラッと揚げる

揚げることで、苦味などが抑えられ、野草の味を一番楽しめる調理法だと思います。また素材のもつ栄養素をあまり壊さずにそのまま食べられます。

あえ物として食べる

ゆでることで、栄養素の一部が抜けますが、低カロリーでおいしくいただける調理法です。

おひたしにする

こちらもゆでることで、栄養素の一部が抜けますが、カリウム等のミネラルも減少するので腎臓などの悪い方にはおすすめの調理法です。

ただし、塩分の濃すぎる味付けには注意が必要です。

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医師からのアドバイス

いつ起こるかわからない災害に備えて、野草に注目するといういい取り組みだと思います。

突然、野草を食べ始めるのもなかなか大変ではあるので、普段から野草に親しみ、機会を見つけて食材に取り入れてみるとよいですね。

(監修:Doctors Me 医師)

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