おじいちゃんと犬

おじいちゃんと犬は、毎日仲良く、穏やかな日々を送っていました。

1日の始まり

毎朝、おじいちゃんを起こすのが犬にとってのお仕事。それが1人と1匹の1日の始まりでした。

散歩

そしていつも一緒に散歩に行きます。

待つ

途中、おじいちゃんが店の中に入れば、犬は大人しく店の前でおじいちゃんが出てくるのを座ってジッと待っています。

ご褒美

お利口に待っていた犬におじいちゃんはご褒美のおやつをやります。

頭痛

ある夜のこと、おじいちゃんは酷い頭痛を感じました。

救急車

救急車で運ばれていくおじいちゃんの後を、犬は必死で追いかけました。

病院

おじいちゃんは病院の中に運ばれて行きました。でも、犬は中には入れてもらえません。

待つ

犬はおじいちゃんが出てくるのを病院の外で何日も待ち続けていました。

二度と出てはこない

しかし、いくら待ってもおじいちゃんはもう二度と出てくることはありません。

あの日に

何故なら、おじいちゃんは救急車で運ばれたあの日に、既に亡くなっていたのです。

待ち続ける

でも、そんなことは犬には判りません。だから、おじいちゃんが出てくるのを病院の外でひたすら待っていました。

突然

ある日、突然、犬の顔が輝きます。

誰か

そしていきなり立ち上がり駆け出したのです。そう、犬は誰かをそこに見つけたのです。

見知らぬ女性

病院の出口から出てきたのは、まったく知らない女性でした。でも、犬はその女性のもとへ嬉しそうに駆け寄ります。

何故?

愛しそうに犬は女性に寄り添います。何故、見ず知らずの女性に犬がなついたのでしょうか?まるで犬はこの女性の事を待っていたような光景がそこに広がっていました。

動画

実際の動画をご覧ください。最後にその真相が明かされます。

出典 YouTube

答え

最後に真っ暗になり、一行の文字が出てきます。

”Become an organ donor” 

これがその答えでした。

意味は「臓器ドナー登録をしてください」

臓器移植のドナー登録のためのキャンペーン動画

実は、この物語はアルゼンチンの肝臓移植財団による、臓器移植のドナー登録をお願いするためのキャンペーン動画でした。

アメリカの広告会社『DDB Worldwide』によって制作されたこの動画は、わずか1年で1,000万回以上も再生され世界中で共有されました。

「臓器提供することであなたの大事な家族は今も生きている」、それを家族である愛犬の目線を通して表現したのでしょうね。

動画には「溢れる涙をどうやって止めればいいんだろう。」「まるでハチ公物語みたいだ。」とコメントが寄せられました。

出典 http://tsunayoshi.tokyo

Tsunayoshiより

日本でも臓器ドナーの登録が可能

日本でも臓器移植が行われています。臓器ドナー登録も様々な機関で呼びかけられています。

例えば、運転免許の取得時や更新時の窓口には、”臓器提供意思表示カード”というものが常に置かれています。また、運転免許所の裏には、脳死後の臓器提供をするかどうかという質問が書かれていて、○をつけ署名と日付を記入するようになっています。

出典My PC

日本の運転免許証の裏の臓器提供に関する項目

日本での臓器提供について

臓器提供は、脳死後あるいは心臓が停止した死後にできます。
2010年7月17日に改正臓器移植法が全面施行され、生前に書面で臓器を提供する意思を表示している場合に加え、ご本人の臓器提供の意思が不明な場合も、ご家族の承諾があれば臓器提供できるようになりました。これにより、15歳未満の方からの脳死後の臓器提供も可能になります。
自分が最期を迎えたときに、誰かの命を救うことができます。あなたの意思で救える命があります。
自分の意思を尊重するためにも、臓器移植について考え、家族と話し合い、「提供する」「提供しない」どちらかの意思を表示しておくことが大切です。
*提供しない意思については、15歳未満の方の意思表示も有効です。

出典 http://www.jotnw.or.jp

日本臓器移植ネットワーク ホームページより

最後に

今回の動画は、思わず、見入ってしまい、それなりの感動を覚えます。臓器提供についての理解が得やすいようによく考えられた短編映画だったと思います。

実際、ドナーになられた方の好みなどが臓器提供された人に反映されるとよく聞きます。ドナー提供者は臓器提供をされた人の中で生き続けているというのは、まんざら嘘ではなさそうです。

自分の体ではもう限界で生きられなくても、まだ正常に機能している臓器を、必要としている人に提供することで、その人の命が救われ、そしてまた自分もある意味救われるということを考えると、臓器提供をする意味はとても大きいものがあると感じます。

臓器提供の意思表示は、運転免許証のほかに、健康保険証の裏などにも記入する欄が設けられています。

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さくらまい このユーザーの他の記事を見る

最後まで読んでいただきありがとうございました。
日本生まれですが、米国に30年間住んでいた米国籍のライターです。2014年に家族で日本に移住してきました。どうぞよろしくお願いします。

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