朝井リョウの直木賞受賞作品を佐藤健・有村架純・菅田将暉
二階堂ふみ・岡田将生・山田孝之という豪華六人のキャストで映画化。


原作にある大きな仕掛けを生かしつつ、焦燥感、絶望感、
自分への言い訳、虚勢、達成したという思い、無力感を
心をえぐるようにスクリーンに焼き付けた。

就職活動中の若者が主人公にはなっているが、ここに描かれるテーマは
閉塞感を感じるようになって久しい、今の世を生きる人すべてに通じる。

自分だけは違う、自分だけは抱えないという“痛さ”が描かれている。

監督に三浦大輔という選択にはちょっと意表を突かれた感じだが、
主人公の心の引っ掛かりの大本・根源にあるのが演劇であることから
絶妙なチョイスといっていい。
特に終盤のあっと驚く演出は、流石は舞台上にセット分割して
同時進行的に舞台をを進めていく〝ポツドールの三浦大輔!!!”を感じさせる。

見終わって、自分にも当てはまる部分があることに気がついて、怖くなり、
必死にそうではないだろうという言い訳をしている自分がいて、
この映画にやられた感で一杯になった。

この映画は98分の長さの映画だが、心にずしんと残る超重量級映画だ。

出典 YouTube

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