結婚前に、実は自己破産をしてしまったという場合、その後に結婚をしたらどうなってしまうのでしょう。

お相手にも家族にも誰にも内緒にしたいかたも多いはずです。
でも、クレジットカードや銀行口座を作るとなったらお相手にバレてしまうのでしょうか。

また、住宅ローンは組めるのでしょうか。

できれば誰にも知られずに破産期間を通過したいですよね。
気になる「婚前の自己破産」の影響についてご紹介したいと思います。

自己破産のメリット、デメリット

まずは簡単に自己破産のメリット、デメリットを見てまいりましょう。

■メリット
・全ての債務の支払い義務が免除される。
・手続開始後は債権者は強制執行(給料差し押さえ等)ができなくなる。
・ある程度の財産は、手元に残すことができる。

■デメリット
・借入が今後約5~10年間できなくなる。
・免責決定を受けるまで、就けない職業がある。

自己破産は住民票や戸籍ではなく○○に記載される

結論から言うと、自己破産の履歴は住民票や戸籍には記載されません。

ホッとしましたか?
ところが、あるところにバッチリ記載、公表されてしまうのです。

自己破産をすると破産者の本籍地の市町村役場に通知が行きます。
そして、「破産者名簿」に記載されてしまいます。

ただし、破産者名簿は通常一般人が閲覧することは不可能ですので、役場に悪意を持った知り合いがいてそこからバラされるといったことがない限り、家族や友人に知られることはありません。

免責が決定し、復権すれば記載は抹消されます。
どちらにしても、7年~10年は新しい借入れはできないものと考えたほうが良さそうですね。

そして、やっかいなのはここからです。
なんと自己破産者は、国が毎日発行している公報紙「官報」に掲載されてしまいます。

こちらの官報がクセ者です。
政府公報センターなどで販売されており、一般書店では購入できませんが民間情報機関がこの官報に掲載された破産者情報を収集し、各金融機関及び信販会社へと提供されているのです。
いわゆる信用情報センターですね。

この情報をもとに、各金融機関は破産者への融資を見合わせたりしているわけです。

また、この情報を使ってヤミ金融業者から融資のお誘い電話がかかってくることもあるようです。

怖いですね。

住宅ローンはどうなるの?ここで結婚相手にバレない?

前述の通り、破産者はしばらくの間はローンは組めません。

でも、奥様が破産者の場合には住宅購入ローンの名義人が旦那さんだけであればほぼ問題なくローンが組めるようです。

ただし、同一世帯(同居している)場合には、信用情報の破産者との類似性が原因で旦那さんもローン審査が通らないなんてこともあるようです。

ここで過去の自己破産についてバレてしまいそうですね。

本来、金融機関はローンが通らない原因などは明らかにしないようですが、実際には審査が通らない本当の理由を教えてくれちゃうこともあるようです。

もう、破産については婚前に相手にすっかり話してしまったほうが良いような気がします。人生の大切なポイントで、いちいちハラハラドキドキは体に良くないですよね。

家族カードは作れる?使える?

自己破産をすると、現在使っているすべてのクレジットカードを申告する義務があります。
その後は一定期間、本人はクレジットカードを作ることができません。

でも、家族カードに使用は可能です。
奥様が過去に破産していても、旦那さんがすでに持っているクレジットカードの家族カードを発行して奥様に持たせるといった場合は、奥様もカードが使えます。

注意しなくてはいけないのは、クレジットカードを破産者の配偶者(この場合は旦那さん)名義で新たに作る時です。
つまり、奥様の破産歴が信用情報で旦那さんの情報に似てる!なんかおかしいぞ!とカード会社にバレれば、住宅ローン同様に審査が通らないということもあるわけです。

過去の破産歴で離婚されちゃう?

では、過去の自己破産歴を内緒にして結婚をした場合にはどうなるでしょう。

実は、今現在もひどい浪費をしているなどがなければ、過去の自己破産歴は離婚事由にはなりません。

そうは言っても、そんな大事なことを話してくれないまま結婚された相手にとっては、裏切られた気持ちでいっぱいになるでしょう。

その後は何かにつけ相手を疑いの目で見るしかなくなり、いつしか喧嘩が絶えず離婚といった事態を招くことも。

自己破産は伝えてから結婚するのがいちばん!

素敵な自分で結婚したい気持ちはわかります。

でもやはり、すべてを打ち明けてすべてを理解しあってこその結婚です。

きちんと理由を話して、これからはそんなことがないように頑張って行きたいという気持ちを話せば、お相手は逆にそんな苦労をしてきたあなたなら結婚して一緒にやって行けると思ってくれるかもしれません。

特に住宅購入など人生の大切な場面で、イヤなハラハラドキドキで楽しめなくなってしまわないように。
何でも話してから結婚したほうが良さそうですね。

すでに既婚者で過去の自己破産は内緒にすると決めているかたは、どうかバレないことをお祈りいたします。

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sakura このユーザーの他の記事を見る

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