ここ数年、毎年のようにスケジュールが変わる就活。
就活生にとってはスケジュールの把握だけでも大変なのに、それはほんの序の口。
苛酷な戦いが待っています。

原作は直木賞受賞作『何者』

就活をテーマにした映画『何者』。
原作者は『桐島、部活やめるってよ』の作者でもある朝井リョウさん。
この『何者』で平成生まれとして初めて直木賞を受賞しました。

物語は就職活動中の5人の若者を中心に進みます。
主人公となるのは、佐藤健さん演じる二宮拓人。
拓人の同居人神谷光大郎を菅田将暉さん、光大郎の元カノ田名部瑞月を有村架純さん、
瑞月の友人小早川里香を二階堂ふみさん、里香の恋人の宮本隆良を岡田将生さんが演じます。

就活生たちのリアル

誰しも一度は書いたことのある履歴書。
履歴書を書くときに、特技や志望動機をどう書いたらいいのか悩んだ人もいるでしょう。
面接のシュミュレーションをして、自分のアピールできるポイントがないことに気付いてがっかりしたことのある人もいるでしょう。

お前が持ってるカードを強いカードに見せかけることはできるんじゃねえの

出典『何者』(新潮文庫) 48ページ

拓人はこんなことを言います。
「面接って、確かに自分が持っているカードを出していく作業みたいなもんだろうけど、どうせどんなカードでも裏返しで差し出すんだよ。いくらでも嘘はつけるわけだから。まあもちろん、嘘だってバレたらおしまいなんだけど」
まさにトランプのダウトのようだと彼は捉えています。

映画のみどころ。

物語の中でキーツールになっているのがツイッターです。
文庫本の冒頭では、登場人物たちのツイッタープロフィールが載せられています。
要所要所で登場人物たちがつぶやくツィート。
本音と建て前。
SNS社会ならではの人間関係の危うさ。
映画でどんな風に使われるのかが個人的なみどころです。

その他にもバンド活動をしていた光大郎が劇中で歌う楽曲を忘れらんねえよ(提供曲:「俺よ届け」「まだ知らない世界」)LAMP IN TERREN(提供曲:「pellucid」)が提供したり、中田ヤスタカさん、米津玄師さんがコラボして作り上げた劇中音楽などさまざまな要素が盛り込まれています。
映画は10月15日公開。
楽しみな映画です。

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