大阪は、いまだ「カジノ構想」を引きずっている。

カジノができれば、人が集まり、その地域の経済は潤う。関連する分野はもとより、その波及効果も期待できる。

ラスベガスをはじめ、ゴールドコースト、マカオ、韓国などの事例を見れば、経済の落ち込んだ地域は、夢見てしまうだろう。

だが、安易に手を出せないでいるには、理由がある。

法律の壁だけが問題なのではない。光あるところには、必ず影ができる。金の集まるところには、悪人も集まる。

暴力団・犯罪者がうごめく、ダークサイドが生まれるのである。

このことが安易に想像できるから、「カジノ構想」は進まない。地域の人びとも当然反対する。

私は、ギャンブルそのものを否定するわけではない。自身でも、競馬・パチンコを楽しんでいた時期がある。ほどほどに遊べば、適当な息抜きにはなる。

だが、世の中にはのめり込む人が多い。破産するまでやったり、犯罪で得た金を軍資金にするやつまでいる。

だから、ギャンブルのイメージは良くないのである。実際、人間を堕落させている。

「楽しく遊ぶ」レベルを超える人間がいる以上、ギャンブルを勧めるわけにはいかない。よって、カジノは作るべきではない。

……という結論にはなるのだが、ちょっとひねくれた見方をしてみると……。

いまの世の中、いずれにせよ犯罪は増えている。カジノが無くても、ギャンブルにのめり込む人間は多い。

競馬やパチンコに行っていた人間が、カジノに変わるだけ。暴力団の運営する賭博場に行かなくなる可能性はある。

大きなカジノにそうした人間を集めておけば、監視しやすくなる。

これらは、カジノの“利点”だと言えるのではないか。

もし、カジノができても、現状の影の部分が広がらないのであれば、経済が活性化するというメリットがある分、作る価値が出てくるのかもしれない。

カジノの街は、影の部分を持ちながらも、人びとが押し寄せる観光地のように、活気をおびてくる。

はたして、これを是とするか否とするか。正しくはないが、間違いとも言い切れない。

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1961年兵庫県生まれ。神戸学院大学法学部中退。1981年、広告デザイン会社にコピーライターとして勤務。93年、プランナー・コピーライターとして、フリーランスに。仕事を継続したまま、96年、木のおもちゃ制作を開始。ネット販売に着手。その後、「販売の現場」を知るために、5年間スーパーに勤務。これにより、「メーカー」「販売現場」「広告・販促」のすべてを経験。この経験を生かし、2003年より、中小企業・個人商店向けメールマガジン「繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座」を発行。関連する情報販売、コンサルティングを開始。メールマガジン他、ブログ9本「Marketing Eye」「ビジネス界隈・気づきの視線」「企画する脳細胞・ビジネスの視点」「まちづくり・村おこしの教科書」「行列のできる『MENU』の創り方」「中高年のための新規開業サポート」「独立・起業の成功法則」「販促の知恵袋」「スキルアップでビジネスぶっちぎり!」を執筆中。現在、繁盛戦略コンサルタントおよび中小企業経営研究会のビジネス・カウンセラーとして活動。著書に「0円からできる売れるお店の作り方(彩図社)」がある。

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