私にはシングルマザーとして子育てと仕事を頑張っている友人がいます。彼女と知り合ったのはもう何年も前になりますが、ここ数年は音信不通の状態でした。仲間同士で久しぶりに集まったのをきっかけに再び連絡を取り合うようになったのですが、久し振りに会った彼女はシングルマザーになっていました。
近況報告で離婚したと言っていた彼女に、躊躇いながらも話を聞くと今までのことを話してくれました。

穏やかな表情で語ってくれた彼女の結婚生活と離婚に至るまでの話は、耳を疑うような内容でした。

彼女は結婚してから旦那さんから度々暴言を吐かれ、気に入らないことがあれば無視され、そのたびに泣きながら謝っていたそうです。

それでも上手くやろうと旦那さんの言うことを聞き、尽くしてきた彼女は待望の第一子を授かりました。しかし、もう少しで臨月という彼女にそれまでの結婚生活の中で最悪とも言える出来事が起きました。

些細な事で旦那さんが激怒したのです。
それは、たったそれだけで怒るの?と思わずにはいられないような出来事でした。
そして謝ってもなかなか許してもらえなかったそうです。

ストレスのせいか彼女はこの一件の後、予定より早く出産したそうです。そして一度は許してもらえたと思っていたのに、出産後に再び旦那さんから責められるようになったというのです。

子どもが生まれたばかりの不安定な精神状態で責められ続けた彼女は、辛くて笑えなくなったと言います。それでも旦那さんと仲良くやっていきたい、と考えた彼女はインターネットで探し出したカウンセラーのカウンセリングを受けました。

カウンセリングを受ける前、旦那さんとの関係を修復したいと思いつつも離婚した方がいいのではないか、という2つの考えの間で揺れていたと彼女は言います。
子どもが生まれたのに離婚を考えている、漠然とした罪悪感で一杯になっていたという彼女は、世界中の人に謝りたくなったそうです。

そんな心境でカウンセリングを受けた彼女に対して、そのカウンセラーはこう言ったそうです。

母子家庭って最高だと思うよ。大変は大変。凄く大変だと思うけど、ただ大変なだけ。旦那さんなんて、どんなにいい人でも他人なんだから、煙たいことがある。でも母子家庭は家に帰れば自分の好きな者しかいないんだよ。あなたと子どもで好きなことが色々できるんだよ。

カウンセラーのこの言葉に彼女は心底驚いたそうです。こんなこと言うカウンセラーが本当にいるの?私も驚きです。
しかし、色んな方から非難されそうなこの発言、彼女の肩の荷をスッと軽くしてくれたそうです。

「確かに、あの発言は非常識だと思うし大きな声では言えない。でも離婚した方がいいと心の底で思っていたのに、形にこだわって本当に大切なものが何なのか考えられていなかった自分の目を覚ましてくれた。あの時の自分に一番必要な言葉をあのカウンセラーはくれた。」

と彼女は言っていました。

このカウンセラーの発言や彼女に色々な意見を持つ方はいると思います。でも、彼女がどんな体験をしてきたのかは彼女自身にしか分かりません。
ただ、今の彼女は笑顔で子育てに仕事にと頑張っています。私はそんな彼女を心から応援しています。

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仕事と子育てに奮闘中です。臆病者で閉じこもりがちですが、子どもには色んなことを経験させてあげたいので、勇気をもって色んなことにチャレンジしていきたいと思ってます。

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