「あれっ、いつものヨーグルトが無くなっている。好きだったのに」と、スーパーやコンビニの売り場で思うことは無いだろうか。

次から次へと商品は入れ替わり、“ヨーグルトと言えばコレ!”というような定番は無くなりつつある。

そこで、ものわかりの良い消費者は怒らない。似たようなものを選び、それで満足しようとする。あまり、こだわりが無い。

いや、こだわれないほど、新商品が次々に現れ、次々に消えていく。

メーカーは、次々に新商品を出さなければ、儲けることはできないと考えている。「消費者は飽きっぽい」という判断があるから。事実、すぐに新しいものに手を出したがる。

スーパーやコンビニも、新しいものは売りやすいから、どんどん仕入れて、目立つ場所に陳列する。勢いの無くなった商品は棚からはじき出され、消費者の前から消えていく。

“いつものアレ”が無くなった瞬間である。

毎日こんなことが繰り返されていれば、新しいものには敏感な消費者も、「こだわりを持つ」という点では、鈍感にならざるを得ない。

少々のこだわりが消えることには、眼をつむるしかないのである。

裏を返せば、すぐに新しいものに飛びつく消費者が、現在のような状況を作り出したとも言える。

自業自得。残念ながら、このサイクルは永遠に続く。

この状況を生き抜くには、ものを作り、送り出す側としては、それなりの体力が必要となる。体力が無ければ、潰れるしかない。

ならば、体力の無い小さなメーカー・個人商店は、どうすればいいのか。

消費者が「こだわり」を持てる商品を送り出すこと。

“いつものアレ”“これじゃなきゃダメ”と言われる商品。

棚から消えると、問い合わせが来るような商品。

代替品の無い商品。

小さなメーカー・個人商店は、これを目指さなければならない。

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佐藤きよあき このユーザーの他の記事を見る

1961年兵庫県生まれ。神戸学院大学法学部中退。1981年、広告デザイン会社にコピーライターとして勤務。93年、プランナー・コピーライターとして、フリーランスに。仕事を継続したまま、96年、木のおもちゃ制作を開始。ネット販売に着手。その後、「販売の現場」を知るために、5年間スーパーに勤務。これにより、「メーカー」「販売現場」「広告・販促」のすべてを経験。この経験を生かし、2003年より、中小企業・個人商店向けメールマガジン「繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座」を発行。関連する情報販売、コンサルティングを開始。メールマガジン他、ブログ9本「Marketing Eye」「ビジネス界隈・気づきの視線」「企画する脳細胞・ビジネスの視点」「まちづくり・村おこしの教科書」「行列のできる『MENU』の創り方」「中高年のための新規開業サポート」「独立・起業の成功法則」「販促の知恵袋」「スキルアップでビジネスぶっちぎり!」を執筆中。現在、繁盛戦略コンサルタントおよび中小企業経営研究会のビジネス・カウンセラーとして活動。著書に「0円からできる売れるお店の作り方(彩図社)」がある。

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