コミック、小説はベストセラー!文豪ストレイドッグス。
4月クールに続き10月からの2ndシーズンも放映が決定した
「文豪ストレイドッグス」。
横浜を舞台に中島敦、太宰治や芥川龍之介を筆頭に国内外の文豪が
キャラクター化され、それぞれのキャラクターに起因する異能力を用いて戦う
朝霧カフカ原作春河35作画によるベストセラーコミック。

主人公は居場所を失い横浜をさまよっていた青年中島敦。
そんな彼を助けたのが太宰治と彼が所属する武装探偵社。
これに対抗するポートマフィアと海外から侵行してきた「組合=ギルド」。
この三つの組織が入り組んで対立する。

ポートマフィアには芥川龍之介がいて、かつての幹部時代の太宰と師弟関係に
あった設定になっている。実際には時代的、精神的師弟関係でみると芥川と太宰の
立ち位置は逆なので、そのあたりを知っている文芸ファンはニヤリとさせられる。

ポートマフィアには実際に太宰と好きな花での種類で取っ組み合いの喧嘩をした
中原中也がいて劇中でもいがみ合っている。
ポートマフィアの首魁森鴎外はいつもエリスという少女に翻弄されている。
登場人物は実在の人物なので、映画の中に様々形で登場しているのでまとめて
ご紹介してみよう。

残念ながら、主人公の中島敦は映画には出てこない。
舞台で野村萬斎が演じたことがあって、これがなかなか本人の雰囲気に近い。
太宰治でいうとおすすめは生田斗真主演・荒戸源次郎監督の「人間失格」が面白い。
もともとも太宰の自伝的小説といわれる原作だが、さらに一歩踏み込んだアレンジが
加わっていて、主人公を太宰治自身に寄せて描かれている。
太宰の師匠筋の井伏鱒二や中原中也(演じるのは森田剛)との喧嘩も描かれる。
超推理を展開し探偵社を支える江戸川乱歩はそのものずばり「RAMPO」。
ここでは竹中直人が演じている。
乱歩は映画と不思議な縁がある人で、この世に映画が誕生した年に生まれている。
ちなみにこれには若かりし頃の香川照之演じる金田一シリーズの横溝正史も登場。
他には与謝野晶子を深作欣二監督、吉永小百合主演「華の乱」で、福沢諭吉と宮沢賢治はそのものずばりの澤井信一郎監督、柴田恭兵主演「福沢諭吉」と大森一樹監督、緒方直人主演「わが心の銀河鉄道宮沢賢治物語」で見ることができる。
ポートマフィアのキリングマシーンとして登場し、のちに登場するのが泉鏡花。
劇中で唯一性別が変わっていて美少女キャラとして登場しているが、
面白いことに実相寺昭雄監督の「帝都物語」では歌舞伎界女形の第一人者坂東玉三郎が
演じている。その作風からどこか女性性を感じるのだろうか?

ポートマフィアの首魁は森鴎外だが、劇中の比重でいえば芥川龍之介が
中心人物といっていいだろう。
太宰の元部下で弟子筋にあり、敦や太宰と愛憎半ばした関係を築くキャラクターで、
実際にも文豪の代表格のような存在だが、以外にも映画で役者が演じることがなかった。
そんな中、石井岳龍監督「蜜のあわれ」で短い出番ながら高良健吾演じる芥川が登場。
その姿を見た芥川の実のお孫さんが“お祖父さんに会えた!”と絶賛した。
森鴎外は事実上の自伝小説「舞姫」を原作にした篠田正浩監督、
郷ひろみ主演の日独合作映画「舞姫」で見ることができ、もちろんエリスも登場する。

北米が拠点の異能力集団ギルドを率いているのがF・スコット・フィッツジェラルド。
もっとも知られた作品といえば何度も映画化された「グレート・ギャツビー」か?
彼はウディ・アレン監督の「ミッドナイト・イン・パリ」で主人公が迷いこんだ
20年代の世界の住人として登場。
妻ゼルダやヘミグウェイ、ピカソらに囲まれて夜な夜な狂宴を催している。
15年のロン・ハワード監督、クリス・ヘムズワース主演「白鯨との闘い」では
ベン・ウィショー演じるハーマン・メルヴィルが登場。
現在では世界10大小説の一つに数えられる「白鯨」のもととなる海難事故の
当事者の告白の聞き手になっている。
江戸川乱歩のペンネームの元ネタエドガー・アラン・ポー。
推理小説・探偵小説の生みの親と言われながらも存命中は不遇をかこったまま、
謎の死を遂げたが。
自身の作品になぞらえた猟奇殺人事件に巻き込まれたところからその謎の死までを巧みにつなげた「推理作家ポー最期の5日間」ではジョン・キューザックがポーを演じている。

出典 YouTube

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