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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
2016年9月21日(水)に放送された「マツコ&有吉の怒り新党」の一部で、「自己関連付け」のシーンについて特集されていました。

例えば自分が球場にご贔屓のチームを応援しに行くといつも負ける、旅行の時に自分が参加すると必ず雨、といった心理のことを指します。

今回はこの「自己関連付けの心理」について、精神科医に解説をしていただきました。

自己関連付け

普通に考えれば全く関連があるはずもないネガティブなことを、他の要素を考えずに自分に関連受けて考えてしまう心理のことをいいます。

例えば、自分が出かける予定を立てるとその日は雨になる、という雨男・雨女いった感覚も自己関連付けと呼べるでしょう。

自己関連付けによくある5つのシーン

■自分が見に行ったせいで、スポーツの試合に負けてしまった

■浮気をした交際相手と別れることになったのは、つまらない自分に否がある

■自分と関わる人は皆不幸になる

■自分が行ったせいであまり会が盛り上がらなかった

■誰かと連絡が途絶えてしまったのは自分が何か悪いことをしたせいだ

自己関連付けがひどい人の傾向

■自分に対する評価が低い

■落ち込むことが多い

■人から嫌われやすいタイプだと思う

■ほかの人が笑っていると、自分の悪口をいわれているのではないかと思う

■自分は他の人とは違って、変な見た目だと思う

「自己関連付け」がひどい場合に考えられる疾患

テレビの芸能人のニュースが自分に対して何らかのメッセージを送っているとか、パトカーが止まっていたら自分が尾行されている、といったように確信するといった自己関連付けがとても強い被害妄想が出てくるような場合があります。

この場合、その他の症状と合わせて統合失調症などと診断される場合もあります。

自己関連付けのセルフチェック項目

□人から「考えすぎだよ」といわれることが多い

□自分は運が悪い方だと思う

□人間関係を持つことは相手から嫌われそうで怖い

□明らかに自分以外の誰かがミスをした場合でも、自分のせいではないかと考えがち

□自分と一緒にいるひとはあまり楽しくないと思う

上記に3つ以上当てはまる方は「自己関連付け」の傾向が強いと考えられます。

自己関連付けを克服する考え方

◎自分に自信を持つ

◎自分の力でできることには限界があることを認識する

◎他人もミスをすることがあることを理解する

◎できるだけ殻に閉じこもらず、オープンに人と話す機会を持つ

◎実際にデータを取って調べてみる

(例えば、自分が雨男、雨女で外出のたびに雨が降り、一緒に行く人に迷惑をかけていると考えているようなケースでは、実際に自分が外出したうちどのくらいの頻度で雨が降っているのか、その季節や月は統計的にどのくらいの頻度で雨が降るのか、晴れの時はなかったか、といったことを考えたりメモにして書き出したりしてみるなど)

医師からのアドバイス

自己関連付けは、多かれ少なかれたくさんの方が経験があると思います。失敗して落ち込んでいるときに悪いことが重なったりすると、「ああ、これも私のせいだわ」と考えたりすること、皆さんもきっとあるでしょう。

ただ、ほとんどの場合それは一時的なものですから、早く気持ちを立て直して明るく過ごすやり方を見つけていきたいですね。

(監修:Doctors Me 医師)

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