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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
2016年9月22日(木)に更新された乳がんで闘病中のフリーアナウンサー小林麻央さんのブログでは、乳がんと食事に触れられていました。

小林麻央さんがアップした画像のフレンチトーストともに、「食事療法をしていた期間があった」とありますが、乳がんと食事にはどのような関係があるのでしょうか。

今回は「乳がんの食事療法」について、医師に解説をしていただきました。

乳がんの治療として食事療法は行われる?

一般的に、病院で受ける標準的な治療の一環として行われる食事療法というものはありません。

乳がんが発覚して、特に医師から食事内容の指導を受けるということは標準的な治療としてはないと思います。

乳がん予防に効果的と呼ばれる「コリン」

コリン

水溶性の栄養素で、脳や循環器の機能を正常に保ったり、細胞膜を作ったり補修するのに役立つとされる栄養素です。

予防に効果がある疾患

乳がんや高血圧などを予防するのではないかといわれていましたが、はっきりしたことはわかっていません。

コリンの1日の摂取量目安

アメリカでは女性は400-425㎎、男性は550㎎といわれているようですが日本では決まった値はありません。

コリンが含まれている食材

・卵
・大豆
・コーヒー
・レバー
・カリフラワー
・小麦胚芽

乳がん予防に効果的と呼ばれる「ビタミンD」

ビタミンDの効能

骨を丈夫にしたり、筋肉をつける効果も期待できるといわれていますよ

予防に効果がある疾患

ビタミンDの摂取は一部の乳がんの成長・転移抑制に役立つのではないかという報告があるようですね。

また、骨粗しょう症にも効果的といわれます。

ビタミンDの1日の摂取目安量

成人男性5マイクログラム、成人女性(18~70歳)が5マイクログラムといわれています。

ビタミンDが含まれている食材

・牛乳
・チーズなどの乳製品
・しらす干し
・いくら
・干しシイタケ

「幼少時期に大豆をたくさん摂った人は乳がんになりにくくなる」といった研究

米国における研究で子供の時に大豆をたくさん食べた人は、大人になって乳がんになりにくくなるという結果が出たことがあるようですね。

健康効果の高い大豆ですので、積極的に摂ることは良いことだと思います。

医師からのアドバイス

自然に近い療法、食事で治す、というのは非常に魅力的に聞こえますが、乳がんは切除可能なものであれば、手術をおこなって抗がん剤や放射線といった必要な標準的な治療を行うことが大切です。

乳がんは食事療法だけで治る病気ではありませんが、栄養バランスや補助的な効果を願って食材などを気にかける、ということであればおこなっても問題ないと思います。

(監修:Doctors Me 医師)

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