片づけの本質

今ブームの「片づけ」ですが、

物への執着を捨て、自分の思い通りの人生を歩むこと」

「人生に本当に必要なことが、『物を捨てる』ことにより見えてくる」

ということが大きなテーマではないでしょうか。


私は、「福沢諭吉」と「夏目漱石」の伝記を読み、共に人生のターニングポイントといえるところで、片づけをしていることに気が付きました。 


福沢諭吉の片づけはいつ?

福沢諭吉

絵 Yuko

 福沢諭吉は、兄が亡くなり、実家を継ぐことを母に断った時。

諭吉の家では、病気で亡くなった兄の葬儀費用を親類から借りていました。勉強のため、大阪へ出向いていた諭吉も家族の一大事、故郷の中津へ戻り、長男の葬儀を行います。

 しかし、勉強を続けるため、大阪へ戻ろうとした諭吉ですが、親類へ借金を返済しなければなりません。

そこで、亡くなった父(学者で古い絵画などを集めていた収集家でもあった)が所蔵していた絵や書物など、家中の物を古物商に買い取ってもらったのです。

 そのおかげで、福沢の家では、借金を親類に返すことができました。

夏目漱石の片づけはいつ?

夏目漱石

絵 Yuko


一方、夏目漱石はやはり、兄が亡くなり、英語を学ぶ決心をした時。 

漱石は英語を熱心に教えてくれた兄が病気で亡くなります。

 そこで、片づけをすることになります。

 自ら集めた大好きだった「漢文」の書物を全部売り払うのです。

 兄が得意だった英語。兄の生前、漱石は幾度となく兄に英語を教えてもらいました。兄が亡くなった今、それを本格的に学ぶ決意を固めるために片づけが必要だったのです。

 

片づけをしたらどうなったか?

「片づけ」の後、諭吉は、大阪に戻り、今まで以上に学問に精進し、指導者となります。漱石もまた英語に邁進し、教職に就くのです。

 その後の二人の活躍は、みなさんもご存じの通りです。

 つまり、2人の行ったことは、大量の物を手放す=片づけと私は考えます。

しかし、二人とも「兄を亡くす」という人生に於いて大きな不幸にも見舞われていることも見逃してはならないと思います。
 
 家族を亡くすという大きな出来事。それは、人生を大きく変えてしまう出来事でもあると思います。幸いにして、二人とも学問を続けることができましたが、もしかしたら、二人には違った道があったかもしれません。

 必要に迫られて片づけをした2人でしたが、結果として「片づけをしたから人生が変わった」と言えるのではないでしょうか。

Yuko

この記事を書いたユーザー

Yuko このユーザーの他の記事を見る

小学生のお姉ちゃんと保育園児の息子の二人の子どもを持つ母です。
 お姉ちゃん、弟、私と本が大好きで、私は仕事帰りに図書館へ通い、沢山の本を借りています。家族で好きな本は、面白い絵本です。お姉ちゃんは、魔女系の本(ファンタジー)が好きです。
 私の趣味は、読書に料理、絵や文章を書くことも大好きです。独身時代はオーストラリアやニュージーランドにワーキングホリデーで長期滞在をして、ラウンドなどしたりしました。

どうぞよろしくお願いします☆

得意ジャンル
  • 育児
  • 料理
  • 暮らし

権利侵害申告はこちら