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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。

赤ちゃんのトイレトレーニングを始める時期について「幼稚園にあがるまでには」と考えたり、周囲の子と比較して焦ったり…。それぞれの家庭での事情や親御さんの気持ちもいろいろあるでしょう。

今回は、トイレトレーニングを始める時期や方法について、医師に話を聞いてきました。

トイレトレーニング開始時期、7つの目安

米国小児学会では、おむつ外してトイレトレーニングを開始する時期の、7つの目安をあげています。

1.一人で歩けて、椅子に座っていることができる
2.親の真似ができる
3.ものを決まった場所に置くことができる
4.「いや」など意思表示を伝えられる
5.パンツやズボンを自分で脱ぐことができる
6.トイレに関心がある
7.尿意や便意を伝えることができる

理想的なトレーニング開始時期とは?

開始時期の7つの目安を踏まえた上で、トイレトレーニングは何歳ごろから、どのように始めるのが理想的なのでしょうか?

成長に合わせ少しずつ段階を踏んでトイレトレーニングをすると、ゆっくりですが楽しく行うことができます。
おまるを見せたり、親がトイレで排泄をしていることを教えることからスタートするといいでしょう。

本格的なトイレトレーニングは、体の成長を待って2〜3ごろ歳から始めるのがいいかと思います。ただし、この時期に始めることにこだわらず、タイミングをみてもっと後から、例えばあたたかい時期になってから始めてもいいでしょう。

最終的に5歳ごろまでに日中トイレで排泄できるようになっていれば問題ないでしょう。

トイレトレーニング、ステップアップの例

トイレトレーニングは、少しずつステップアップして完成させると、ストレスも少なく楽しくできます。

1歳半〜2歳半ごろ
特に言葉での交流、トイレの必要性を理解していることが望ましいとしています。ベビーサインや言葉で意思疎通がとれるようになる1歳半〜2歳半ごろから、おまるを見せてみるのもいいでしょう。

2〜3歳ごろ
歩けることは、転倒・落下予防、トイレ後の手洗いにも必要ですね。他にも体の発達が必要で、膀胱が発達して尿をためることができるようになり、おしっこの間隔が2〜3時間あくようになることも重要な目安です。

3〜4歳ごろ
膀胱の発達とともに、脳の下垂体も発達して抗利尿ホルモン(バソプレッシン)が分泌されるようになります。朝までおしっこで起きない日が増えてきたら、夜のおむつ外しの目安にしましょう。


トイレトレーニング中は、おもらしをしたり、順調だったのに体調やタイミングで逆戻りをしたりと、様々なことがあるでしょう。しかしそれもプロセスだと考えて、焦らずゆっくりつきあってあげましょう。

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医師からのアドバイス

赤ちゃんはそれぞれみんな個性が違います。またこの時期は成長の個人差もまだ大きい時期です。「こうでなければ…」という気持ちが強いと疲れてしまいます。お子さんをしっかり観察して、「うちの子はうちの子」の気持ちで育児を続けてください。

(監修:Doctors Me 医師)

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