エミー賞とは

アメリカエンターテインメント界には、4つの大きな賞があります。

映画には「アカデミー賞」、音楽には「グラミー賞」、演劇・舞台には「トニー賞」、そしてもうひとつが、全米2億人が目にする最大のエンターテインメント、テレビ放送に与えられる賞「エミー賞」です。

これら4つの賞を全て受賞すると、最大の敬意をもって「ショービズ・グランドスラム」と呼ばれます。

ちなみに過去、このショービズ・グランドスラムを成し遂げたのはわずかに3人。世界中に愛された女優オードリ・ヘップバーン、ミュージカルの巨匠リチャード・ロジャース、大ヒット映画「ウエストサイド物語」(WEST SIDE STORY)でアニタ役を演じたリタ・モレノです。

出典 http://www.tv-asahi.co.jp

第68回目にしての快挙!!

2016年9月19日,エミー賞の授賞式がアメリカにて行われた。
この授賞式で,史上初となるダンスチームの受賞が発表された。
これが,小西北斗(HOK)さんの所属する「Quest Crew」である。

Quest Crewとは,2006年に結成されたダンスチーム。2009年にはMTVの人気ストリートダンスバトル番組「America's Best Dance Crew」シーズン3にて,見事優勝している。ちなみにこのシーズン3は同番組の中でも最も視聴率が高く,レベルが高かったと言われているそう。

そんな彼らが,史上初のダンスチーム受賞という快挙を成し遂げた。

日本ではまだ知られていない小西北斗(HOK)とは

横浜で生まれ、3歳でイギリスのオックスフォードへ引っ越す。
12歳で東京へ戻り、20歳でカリフォルニアへ留学。現在はロサンゼルスを拠点に世界各国で活躍中。

2006年
全米人気ダンス番組"So You Think You Can Dance"オーディションでトップ20に入るものの、学生ビザしか無いため出演権利を惜しくも剥奪される。Ryan Conferidoと共に現クルーのQUEST CREWを設立。

2007年
大学を卒業後、労働ビザを取得し全米人気ダンス番組"So You Think You Can Dance"男性ダンサートップ10に選ばれる。総合12位で惜しくも敗退。

2008年
"So You Think You Can Dance"で踊ったウェイド=ロブソン振り付け作品"Flower & Hummingbird"がエミー賞受賞。全米人気ダンス番組"America's Best Dance Crew"シーズン1オーディションでトップ10クルーに選ばれるものの、前番組との契約期間であったため出演権利を惜しくも剥奪される。アーティストビザ取得。

2010年
アメリカのメディアでの功績によりグリーンカード取得

2013年
LMFAOのRedFooと共にラスベガスのXSでショー出演中。世界各国でワークショップ開催、QUEST CREWでショー出演中。

出典 http://www.iamhok.com

どんな人物なの?

幼少期はイギリスで育ったというHOKさん。ダンスを始めたのは中学生の時だそうです。

今や日本を代表するダンサーであるTAKAHIRO(上野隆博)とは大学時代から交流があるそうで,2012年,日本ストリートダンス協会(以下,JSDA)が発行する会報誌「MORE Dance」の対談のなかで,TAKAHIROは「HOKはダンスの原動力となっている好奇心のキープ力が少年みたいに半端ない」と話していた。

当時,同紙で対談をしていたJSDA丹野氏も,「7年ほど会っていない期間があり,たまたまyoutubeでAmerica's Best Dance Crewを見たとき一瞬でHOKだと気が付いた。顔とかじゃなくて動きがなんかみたことあると思って。自分のスタイルを崩さず世界のエンターテインメントに挑戦して活躍している」と話している。

いつまでも好奇心を忘れず,自分の信念を持ち世界に挑戦する。まさに,継続した努力の先にあったのが今回のエミー賞受賞ということだろうか。

実はこの世界的ヒット曲に一役かっている

HOKさん,実は振付師としても活躍しています。

LMFAO全世界ヒット曲"Party Rock Anthem"の振り付けを担当。その後、2年間LMFAOの専属振り付け師、総合演出を担当し世界を廻っていたそうな。

"Party Rock Anthem"は音楽に疎い人でも一度は耳にしたことがあるのでは??

出典 YouTube

未来のダンサーに伝えたいこと

日本では近年,義務教育にダンスが取り入れられ,ダンス人口もかなり増えてきました。

将来はダンスで生計を立てたい!プロのダンサーになりたい!と願う子供たちが増える中,2012年,LAで行われたJSDAのインタビューの中で,

「日本人が海外でも活躍できるプロダンサーになるためには何が必要だと思いますか?」

という問いにHOKさんはこう答えています。

「ダンスの世界だけに限らずどの世界でも一緒だと思いますが、自分の好きな事だけやるのはアマチュア。時として自分の好きでない事も成し遂げるのがプロだと思います」

「常に“自分”というアイデンティティを持ち続けて下さい。そして夢を持つのは大変すばらしい事ですが、夢を見るだけで終わらせるのではなく、実際にどのようなステップを踏めば次ぎに行けるかを具体的に考え、成長していって下さい。

出典 http://ameblo.jp

世界での活躍を続けるHOKさん。
ダンサーになりたい!という夢を追う子供たちにとっても,目標となるダンサーなのでしょう。

この先どのような活躍を見せてくれるのか非常に楽しみですね。

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