イタリアンレストランだけでなく、数年ほど前からはカジュアルなフレンチレストランでもよく見かけるようになった「グリッシーニ」。なんとなくは知っているけれど、具体的には……ですよね。

グリッシーニ」は、イタリア語だとGrissino(単)・Grissini(複)。細いスティック状で、カリカリとしたクラッカーのような食感のパンです。17世紀、イタリアのピエモンテ州トリノで誕生しました。

トリノでは「売っていないパン屋はな」ほどポピュラーで、一般家庭でもレストランでも必ず出されるのだとか。基本的に塩味です。スープやサラダに合わせたり、ディップやクリームチーズをつけて食べたり、生ハムを巻いて前菜にしたり、子供がおやつ代わりにそのまま食べたりもするそうです。

グリッシーニの起源

1679年、宮廷パン職人のアントニオ・ブルネッロ(Antonio Brunero)が考案したと言われています。もともとこの地方には、生地をグルグルと巻きながら細長い棒状にして焼いた「ルバタ」(Rubata)というパンが昔からあり、このあたりがグリッシーニのヒントになったのかも、という説もあります。

イタリア遠征の際、グリッシーニを大変気にいったナポレオンが、帰国後フランスで作らせようとしたところうまく行かず、トリノから定期便で取り寄せたという逸話が残っています。

グリッシーニを食べる時のマナー

「パン」なので「折って食べるのが正式」だそうです。生ハムを巻いたものも「折って食べる」のだとか。イタリアで出てくるグリッシーニは結構長いので、たしかに折って食べたほうが食べやすそうです。パンの場合、ちぎった面を自分に向けるのが一般的なので、グリッシーニも同様ですね。

とはいえ、レストランではグリッシーニとは別にパンはパンで出ます。ですので、感覚としては「おつまみ」や「つけあわせ」に近いかもしれません。

現地にお住いの方のブログ記事などを拝見すると、カジュアルなお店ではそこまでマナーに厳密ではなさそう。イタリアではパスタを食べる時にスプーンを使いませんので(例外もありますが)、最後に残ったパスタが取りにくい時はグリッシーニで集めて食べる、ということもあるそうです。

グリッシーニのレシピ

イタリアでは、プレーンなもの、オレガノやガーリック、ゴマやトマトペーストを混ぜて焼いたもの等々、いろいろ豊富に種類が取り揃えられているそうですが。日本ではさすがにそこまではいきません。パン屋で購入したり、通販で取り寄せるほかに、自宅で作ることもできます。

グリッシーニのレシピは大体、イースト菌を使って一次発酵させるものと、ベーキングパウダーを使って無発酵で作るものとに分かれるようです。

アレンジ色々☆基本のグリッシーニ レシピ・作り方

出典 http://recipe.rakuten.co.jp

ポリポリグリッシーニ レシピ・作り方

出典 http://recipe.rakuten.co.jp

細い細いといわれるグリッシーニですが、結構太さはマチマチ。日本で売っているものでも、銀座木村家のものなどは、コンビニで見かけるスティックパンに近い太さです。ですので、あまり太さは気にせず作ってもよいのではないでしょうか。

通販ならイタリア産グリッシーニ

出典 https://www.amazon.co.jp

さいごに

食の細いサヴォイア公爵が食べやすいように、と考え出されたパン、グリッシーニ。

夕飯のお供に、ちょっとしたおつまみに。バケットのようなフランスパンを出したり、カナッペのようなものをしっかり用意するほどではないのだけれど……という時にお手軽でぴったりです。生ハムを巻いてパルメザンチーズを振りかけてもおいしいですよ。

Buon appetito!
(召し上がれ)

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