アイスクリーム売りのおじいちゃんは89才

出典 https://www.facebook.com

アメリカ、イリノイ州シカゴ。この大都市の片隅に静かに佇むLittle Villegeという街で、ひとりの年老いたアイスクリーム売りの男性がいました。

アイスクリームがたくさん詰まったずっしり重いカートを押す男性はサンチェス(Fidencio Sanchez)さん、89才です。サンチェスおじいちゃんは、この街で23年間も毎日アイスクリームを売って歩いています。

以前は夫婦でアイスクリームを売っていましたが、今年の夏に妻のEladiaさんが体調を崩してからは、ひとりで売りに出ていたそうです。

毎日早朝に起きて、夜8時まで働くんだ。

暑い日も、寒い日もカートを押して街を歩きまわるのは、本当に重労働。悪天候の日だって働かなくちゃいけないんだ。カートが道路にはまってしまって動けなくなることだってあるのさ。

出典 http://abc7chicago.com

スペイン語でサンチェスおじいちゃんは語ります。シカゴの冬は氷点下になる日が続き、極寒であることは良く知られています。また湖から吹く強風は、街を歩く人々の行く手を阻みます。それでも、毎日アイスクリームの行商を続けたサンチェスおじいちゃんでした。

おじいちゃんの姿を見た男性がSNSに投稿

出典 https://www.facebook.com

I respect this man to the fullest!
このおじいちゃんの人生最後まで精いっぱい生きる、その姿に敬意を表す!

この写真のたくさんの人々が感動し、500回もシェアされました。

実はサンチェスおじいちゃんは、2か月前にいったんリタイアしていました。

しかし、数週間前に娘さんが子供2人を残して亡くなります。突然孫2人の面倒を見なくてはならなくなったおじいちゃん夫婦。

生活費を稼ぐため自分にできることはアイスを売って歩くことしかない。

こうして、89才のおじいちゃんは再びカートを押して街にでることになったのです。

Facebookにおじいちゃんの写真を投稿した地元出身の男性、Joel Cervantes Maciasさんは、おじいちゃんを支援するためにクラウドファンディング gofundmeで寄付を募るページを立ち上げました。

4日間で世界中から3000万円を超える寄付が集まる

出典 https://www.gofundme.com

当初は30万円に設定されていたゴールでしたが、4日経過した今3300万円以上もの寄付が集まっています。

集まった寄付金は、2人の孫のこれからの生活費や教育費に充てられますが、おじいちゃんの故郷メキシコの教会や地元シカゴの教会にも寄付を送る予定だそうです。

「これからもアイスクリームを売りますか?」という質問には、「たぶんもう続けないと思うけれど、でもわからないよ。外の空気を吸うのは気持ち良いからね。」と答えていました。

Facebookには、「どこに行けばおじいちゃんからアイスが買えるの?」という質問が殺到していますが、サンチェスおじいちゃんには、少しのんびりと暮らしてもらいたいなと思います。

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公式プラチナライター。テキサス州在住。料理研究家でフリーランスのコラムニスト

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