巷に溢れる『自己啓発本』それを信じ切ること自体に大きな落とし穴がある。

本屋に行くと、かなりの広いスペースを占領して『自己啓発本』が置かれている。

金持ちになりたくて、対人関係をよくしたくて、営業成績を伸ばしたくて。。。

色んな思いを胸にその本に手を伸ばす人がいる。

確かに、本の中に書かれていることは、普段とはちがった発想で物珍しく、刺激になるものもある。
それを手にした途端、自分は“成功へのバイブル”を手にしたかのような錯覚に陥って、
その本に書かれていることを全て信じきって、鵜呑みにしてはいないだろうか?

しかし、ちょっと待って欲しい。

本の中身はしっかり読むが、それを書いた筆者のプロフィールを全くチェックしていない、ということはないだろうか?

「私は、28歳で5億円の資産を手にしました」
「私は、30歳で社長になり、現在も現役でバリバリ働いています」
「がむしゃらに数字を追うだけではダメだ!」
「今の自分を変えたいあなたへ!」

など、本の帯に、興味をそそる一言がバンと大きく書いてある。

これって、ちょっとまえに流行った「幸せになれる○○」的な、何かに似てないだろうか。

おそらく、これらの本を手にする人は、向上心が強い人、もしくは、現状に問題があり、
壁を乗り越えたくて、藁をもすがる気持ちで読んでいる場合だってあると思う。

難しいことをいうようだが、とりあえず、読むまえに、筆者のプロフィールはしっかりチェックしよう。
“○○株式会社取締役社長”と書かれていれば、必ず、クモノスなどで、その会社をチェックしよう。

それを行った上で、「この人の話を聞いてみたい」と思える人の書いた本のみ読むといい。あくまで、参考として。

本を出すくらいだから、少なからず、その筆者達は、何らかの成功を収めてはいると思う。しかし、間違えないで欲しいのは、あくまで「その人の成功の仕方」であること。

その本を読んで、自分の頭で考えて、「この部分は自分に足りてなかったな」とか、
「これは真似したら、自分も良くなるかもしれない」という視点で読んで欲しい。

何より大切なのは、何かに触発されて、自分を振り返り、自分で考えること。

私がそう思ったのは、ある本を読んでいるときに
「仕事が出来る人は絶対に遅刻をしない」という文章だった。

しかし、私が知っている大抵の金持ちは、時間に遅れてやってくる。そして、笑顔で
「いや~、ごめん、ごめん」と色々言い訳をする。

時間ピッタリで生きているか?と言われると、全然そうではない。
むしろ、時間を気にせず、ゆったりしている人もいる。
時間にルーズな人は、土壇場でとんでもない力を発揮する事が多いことを私は知っている。
彼らは、ろくに準備もしてないけれど、アドリブでその場をどうにかする力を持っているからだ。これこそまさに『火事場の馬鹿力』と言える。

逆に、無遅刻無欠席の人は、イレギュラーな事が起こると、対応にたじろぐ、ということも知っている。想定外の出来事に弱いのだ。自分に自信がないから、早くから用意周到に準備をしている、とも取れる。

だから、『金持ちは絶対遅刻をしない』という論は、正しいとは限らないということになる。

こんなふうに、その本に書いてあること、全部が全部、正しいというわけではない。
難しいかもしれないが、自己啓発本は「ある人が成功したひとつの方法」として、参考程度に読むのが一番だと私は思っている。

最終的に、動くのは自分だし、自分にあったやり方で成功すれば、いいのではないか?と思う。

この記事を書いたユーザー

愛八 このユーザーの他の記事を見る

契約社員で7年働き、現在退職し、主婦。パソコン、簿記資格取得の為に、ビジネス専門学校へ通っています。

得意ジャンル
  • マネー
  • 社会問題
  • エンタメ
  • コラム

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス