記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
まだまだ暑い時期が続きますが、外から帰ってきてエアコンの効いた部屋に戻った時にくしゃみが出た時、ございませんか。

それはもしかしたら「寒暖差アレルギー」によって鼻炎が発症している可能性があります。

今回はこの「寒暖差アレルギー」とはいったいなんなのか、医師に解説をしていただきました。

寒暖差アレルギーとは

寒暖差アレルギーとは、医学的には血管運動性鼻炎といわれ、室内と屋外の温度差が大きい時期などにくしゃみや鼻水、鼻閉など主に鼻を中心とした症状を起こすものをいいます。

鼻粘膜への刺激によって自律神経に影響することが寒暖差アレルギーの原因ではないかと考えられていますが、はっきりしたことはまだわかっていません。

寒暖差アレルギーの症状

■くしゃみ

鼻水

鼻が詰まる

寒暖差アレルギーになりやすいタイプ

ストレスの多い生活を送っている

■夏の冷房、冬の暖房など、エアコンを使っている環境にいる

■タバコを吸う習慣がある

寒暖差アレルギーを発症しやすいシーン

■屋外と室内の出入り

■熱い刺激物を食べる

■タバコを吸う

■睡眠不足

■慢性的な疲れ

■スキー、冬の登山などで冷たい空気を吸う

寒暖差アレルギーの治療

【薬物治療】
花粉症や食べ物などのアレルギーと異なり、アレルギーの機序は関係していません。対症療法が主になります。

比較的よくつかわれるのは、抗ヒスタミン薬の内服およびステロイドの点鼻薬になるかと思います。

【手術】
なかなか薬物治療で効果が上がらない場合に、寒暖差アレルギーに対して行われることのある手術としては以下のようなものがあります。

■鼻粘膜切除術
鼻閉感を出す原因となる、鼻の中の腫脹している粘膜を切除する手術です。

■レーザー治療
鼻粘膜をレーザーで焼いて鼻詰まりを解消することを目指します。

■鼻粘膜電気凝固術
電気で鼻粘膜を焼いて症状を抑えることを目指すものです。鼻粘膜の表面だけを焼く場合と、粘膜に針を刺して鼻粘膜の内側を焼く方法などがあります。

■後鼻神経切断手術
鼻を走行している副交感神経を切断することによって鼻水やくしゃみを抑える手術です。

寒暖差アレルギーの予防・対策

1.生活リズムを整える
寝不足や過労時には寒暖差アレルギーの症状が出やすくなることがありますので、しっかり休息しましょう。

2.食事のバランスを整える
栄養バランスが良くないと、疲れが取れにくかったり、様々な体調不良が起こりやすくなると考えられます。

野菜や海藻などを豊富に取り入れた伝統的な日本食は、健康的な食事として知られていますね。

3.ストレスの解消法を見つける
こちらも心身の健康を保つために重要なことです。本人がストレス解消になると感じればどのようなものでもいいですが、運動などだとなおいいですね。

4.禁煙する
タバコの煙は鼻粘膜を刺激してしまい、様々な鼻の症状を悪化させやすくします。

≪この鼻水は一体何…風邪?それともアレルギー?≫
そのくしゃみや鼻水は【アレルギー性鼻炎】かも?診断してみよう!

医師からのアドバイス

寒暖差アレルギーは、花粉症やペットの毛などのアレルギーと異なり、特定の物質を避ければ症状が軽減するというものではなく、夏や冬場などは症状を出さないことは難しい場合もあると思います。

冬場、あたたかい室内から外に出るときは鼻までしっかりマスクをするといった心がけも症状を多少軽くしてくれる可能性があると思いますので、お試しになってはいかがでしょうか。

(監修:Doctors Me 医師)

この記事を書いたユーザー

Doctors Me(ドクターズミー) このユーザーの他の記事を見る

Doctors Me(ドクターズミー)は、医師、薬剤師、歯科医、栄養士、カウンセラー、獣医に相談できる、ヘルスケアQ&Aサービスです。医師をはじめとする専門家が解説する人気コラム、病気・症状の体験談等を配信中!

権利侵害申告はこちら