火災時に人々が混乱している時を利用して、窃盗などの犯罪を働くことを日本では「火事場泥棒」と言うのはみなさんもご存知だと思います。地震などの災害時には、必ずと言っていいほど、こうした火事場泥棒が発生し、悲しみに沈む人たちを更に苦しめているという実態が明らかになっています。

他人が苦しんでいる時にわざわざ犯罪を犯そうとする人の気が知れませんが、こういう人たちはどこにでも存在します。災害時でなくても、病気で苦しんでいる人を助けもせずに、その人の持ち物を奪って走り去るという犯罪者も。

イギリスバークシャー州、ニューズベリーでもそんな痛ましい事件が起こりました。3児の母であるエマ・スキナーさんは、ニューズベリーの郵便局の外で発作を起こしました。蹲って苦しんでいた時、誰かがエマさんの婚約指輪と結婚指輪を指から抜き取って盗んだのです。

「見かけたら教えてください」地元のFacebookアカウントに訴えた

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発作で苦しんでいるエマさんを助けずに、目についた指輪を指から抜き取って盗むとは…。呆れた窃盗犯です。発作がおさまり、指輪が無くなっていることに気付いたエマさんは大変なショックを受けました。

そこで、Facebookにアカウントを持つニューベリーのコミュニティサイトに事情を説明し、「もし見かけたら教えてください」と呼びかけました。

思い出の大切な結婚指輪

出典 https://www.facebook.com

ダイヤがふんだんに散りばめられた素敵な結婚指輪は、ゴージャスさはもとより、エマさんにとっては一生大切にすべき宝物なのです。それを盗んだ犯人は、恐らくお金に替える目的でしょう。エマさんは、SNSで呼びかければ、ひょっとしたら地元のジュエリー中古ショップか質屋で誰かが見かけるかも知れないと思いました。

Facebookで訴えると、2000以上のシェアが集まりました。コメントにも「そんなことするなんて、本当に最低中の最低ね!」「見つかるといいわね」「ショックだし最悪。あなたの気持ち、痛いほどわかる」といった同情の声が多く寄せられています。

公共の場で発作を起こすことは、どんなに頼りない気分になることか…エマさんはきっと恐怖だったに違いありません。そんな状況でありながら救わずに指輪を奪って逃げた犯人を現在警察も追跡しているそう。イギリスは世界一CCTV(監視カメラ)が多い国なので、数日以内に犯人が捕まりエマさんのもとに指輪が戻ってくることを祈りたいですね。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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